お嬢様はヴァンパイア(2) の商品レビュー

キンバリー・レイ(著者),岩田佳代子(訳者)

2015/07/10

お嬢様バンパイアシリーズ2作目。
バンパイアのみだけでなくオオカミ人間の紹介まで手を広げ、どうにか仕事が軌道になり始めたリル。
ある日突然事務所にリルを逮捕に警察官が押しかけてきた。リルが逢った新聞記者が八つ裂きにされ、残された証拠の数々からリルが犯人とされたらしかった。コウモリに返信してどうにか逃げ出したリルは、バウンティングハンターのタイの元に逃げ込む。そして真犯人を捜すべく二人（？）で捜査することになった。
相変わらずの自己中バンパイア家族にオオカミ人間の集団、さらにはチワワ人間とキャラは盛りだくさん。出てくる人類代表のマンディやロイドも引けを取らない。
コメディとして読む分にはおもしろいが、ミステリーとしては犯人があまりにも唐突すぎ、できがよいとはいえない。