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裁くのは俺だ の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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殺された親友ジャック…

殺された親友ジャックのために、犯人を捜しだす。そして裁くのは俺だ!私立探偵マイク・ハマー衝撃のデビュー作。この時代のアメリカのペーパーバックヒーローといえばボロボロになっても怯まずやっちゃうんだよな。燃えます!

文庫OFF

2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この手にありがちなそういう表現は 割と控えめとなります。 だけれどもそれがまたいいんだよね。 時代を感じるとともに あとはご想像にお任せ、という感じで。 大事な親友を何者かの手で 殺されてしまったマイク。 その憎き相手を何とかして 懲らしめてやろうと彼は決意するのです。 ただ割と犯人は分かりやすいです。 そしてとんでもないことまで しでかしていやがるのです。 まさかと思うでしょう。 まさかじゃなくて、本当に、やるよ?

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2022/02/17

何事も今よりシンプルだった時代。男が男らしさを追い求められた時代の、お約束の一冊。殺された親友ジャックのために、犯人を捜す。ボロボロになっても怯まず逃げずに。そして裁くのは俺だ。私立探偵マイクハマー衝撃のデビュー作。この時代のペーパーバックヒーローはこうだった。いつ読んでも燃える...

何事も今よりシンプルだった時代。男が男らしさを追い求められた時代の、お約束の一冊。殺された親友ジャックのために、犯人を捜す。ボロボロになっても怯まず逃げずに。そして裁くのは俺だ。私立探偵マイクハマー衝撃のデビュー作。この時代のペーパーバックヒーローはこうだった。いつ読んでも燃える!

Posted byブクログ

2018/12/25

スピレイン、これしか読んでない。翻訳されたのはすべて詰んでるんだけど。。。やっぱ、ちょっと違う気がするんだよねぇ。

Posted byブクログ

2017/01/07

1947年発表、ミッキー・スピレインの処女作にして、以降ハードボイルド談議の場では必ず遡上に載せられることとなる、或る意味記念碑的問題作。一読後、妙に感心したのはスピレインが必死になって謎解きを押さえたミステリを創作しようと苦心していることだった。その動機も犯人像もリアリティに欠...

1947年発表、ミッキー・スピレインの処女作にして、以降ハードボイルド談議の場では必ず遡上に載せられることとなる、或る意味記念碑的問題作。一読後、妙に感心したのはスピレインが必死になって謎解きを押さえたミステリを創作しようと苦心していることだった。その動機も犯人像もリアリティに欠けるのは致し方ないとしても、主人公が憐れなまでに真犯人の正体を突き止めようと考えるシーンが随所にあることに驚く。結局は推理力が及ばずに、「糞野郎」の腹に弾丸を撃ち込むことを誓いつつ眠るというオチがついてはいるのだが。 今更ながら読んでみれば、出来の悪いパロディという以外に評価のしようがないのだが、戦後の高揚期、強いアメリカを象徴するひとつのシンボルとして、圧倒的多数派であった白人層の渇きを潤していたのだろう。ベストセラー作家でありながらも「高慢な批評家」らに無視され続けたスピレインの自嘲に同情は出来ないが、肥大化しねじ曲げられているとはいえ、初期ハードボイルドの根幹にスピレインが志向した暴力と色欲が淀み続けていたことは間違いない。さらに現代ノワールの凄まじい暴力性に比べれば、スピレインの世界など「お子様」レベルでしかないだろう。だが、大きく違うのは現代社会への批判/警鐘であり、身勝手な自己陶酔型の人物が幾ら私闘を繰り広げようとも、無為なる復讐の後に残るのは虚無感のみである。カタルシスも得られないまま、卑小な世界観はそのまま閉じられていくのだ。

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2012/05/28

最後までブレない俺様っぷりはタイトル通り。やや読みづらい翻訳だったのでミステリーの筋はちょっとわかりにくかったかも。

Posted byブクログ

2016/03/26

親友のジャックを無残に殺された私立探偵マイク・ハマーは、復讐を誓った。君を殺した奴は必ず、俺の手であげてやる。 君と同じように下腹に45口径の弾を叩き込まれて死ぬんだ。 そいつが誰であろうとだ。 ハードボイルド・ミステリーとしては古典作品。 持ち前の行動力で犯人を突き止めて...

親友のジャックを無残に殺された私立探偵マイク・ハマーは、復讐を誓った。君を殺した奴は必ず、俺の手であげてやる。 君と同じように下腹に45口径の弾を叩き込まれて死ぬんだ。 そいつが誰であろうとだ。 ハードボイルド・ミステリーとしては古典作品。 持ち前の行動力で犯人を突き止めてゆく探偵マイク・ハマーの活躍を、一人称の勢いのある文体で描く。 初めて読んだのはもう20年以上前、ミステリーが好きだった頃だが、犯人もプロットも完全に忘れていた。 実家の本棚にあったのを、たまたま手に取って読み始めたら止まらなくなった。

Posted byブクログ