日本の女帝の物語 の商品レビュー
日本の古代には、推古天皇、斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙天皇と6人の女帝がいた。その後は江戸時代になるまで女帝は登場しない。 それにしても、橋本氏の博学はすごいな。 この方も高校の大先輩。素晴らしい。
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[ 内容 ] 飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。 だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。 「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。...
[ 内容 ] 飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。 だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。 「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。 当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。 この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。 [ 目次 ] 第1章 「女帝」とはなんなのか?(「女帝」とはなんなのか?;「中継ぎの女帝」の背後にあるもの) 第2章 「皇」の一字(もう一人の天智天皇の娘;「皇」の一字) 第3章 聖武天皇の娘とその母(聖武天皇の母と妻;孝謙天皇とその母) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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たぶん権力の日本人・院政の日本人のダイジェスト版。権力&院政の日本人は何せその膨大な情報量と絡み合い具合から私の貧弱な脳みそではさっぱり頭に入らないぐらいなので、このぐらいがちょうどいい。エッセンスが抽出されてるのかどうかはわかりませんが・・・。
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奈良は女性の天皇の時代だった… それは中継ぎという言葉にはそぐわない、実力のある女帝の時代。 若い男子は天皇にはふさわしくないという理由が時々言われていたが、一人前の女性なら何の問題もない様子だったこと。 天皇の娘であることが一番大事で、強力な条件だった。 持統天皇は誰よりも強力...
奈良は女性の天皇の時代だった… それは中継ぎという言葉にはそぐわない、実力のある女帝の時代。 若い男子は天皇にはふさわしくないという理由が時々言われていたが、一人前の女性なら何の問題もない様子だったこと。 天皇の娘であることが一番大事で、強力な条件だった。 持統天皇は誰よりも強力で、いわば会社を夫と共にたたき上げた中小企業の社長夫人といった調子でわかりやすい。 個性豊かな女性達、それぞれの態度や治世の違いが軽やかに述べられています。
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