忘れられない脳 の商品レビュー

ジルプライス,バートデービス【著】,橋本碩也【訳】

2023/07/20

確かこの記憶系の人は
脳がパンクするといわれていた気がするんだよな…
その先ってどうなるんだろう…
(ただ彼女の場合は特化だから多分ないとは思う)

悲しきかな、人生に変化があったとしても
やはり記憶の基本は変わらないんだなと思いました。
むしろつらい記憶は人以上、いや何十倍も
何百倍も苦しいんだろうなと思いました。

ある記憶に関してのやつがおっかなかったです。
されど、たかがなことでも人は
破壊衝動を起こしてしまうのですから…

2018/03/10

図書館で借りた本。1965年生まれのユダヤ系アメリカ人のジル・プライスという女性の自叙伝。8歳頃から現在まで過去の記憶を忘却できずに記憶している。しかし暗記物は苦手らしく勉強ができた人ではない。極普通の知能を持った人が日常生活や世間で起きた出来事などをずっと覚えています。という内容。脳についての専門的な本ではなかったのでちょっと期待はずれかな。

2013/10/28

女ののど自慢風に、
我が人生、紆余曲折ありました、映画スタッフの娘に生まれ、弟の割礼に母と共に涙を流す。父の仕事の関係で、カリフォルニアに行くことに、私ゃ故郷を離れたかありません、子供心に思ったものの、子供の細腕何ができたか、転校した先馴染めずに、肥満と言われ心折れ、日記書きつつ、仕事をし、ネットで知った男性と、めでたく結婚。あたしもついに幸せよ、と思ったところで夫が病死…それでも生きています。それでは歌っていただきましょう。
ジル・プライスで「忘れられない脳」

2013/05/17

　認知症関連に分類してしまいましたが、実際は忘れたくても忘れられない女性の半生の記録です。
　我々一般的な記憶力の持ち主は覚えたいことは何度も繰り返して記憶を強化しますが、それでも忘れてしまい失望することがあります。超記憶症候群の彼女は物心ついてからの日々に何が起こったか、そのときどう感じたかを覚えようという努力なく覚えている。そして、問題は思い出そうとしないのにちょっとしたヒントで関連した記憶がよみがえってしまうことである。それが楽しい思い出であろうと、つらい記憶であろうと。
　4人確認されている超記憶症候群のなかでこれは彼女だけに起こっているようである（他の3人は暴走する記憶に苦しめられはしなかった）。
　本来巨大化した人間の脳にはそれぐらいのことはしまっておける記憶力が備わっているのだが、食べ物を手に入れて生きて行くためには邪魔だったのでしょうか。生存競争に集中できなかった？ちょっとしたことではよみがえらないように、記憶にロックをかけた遺伝子が淘汰をくぐり抜けたのでしょうか。
　この本はあくまでもこの女性の半生であって、超記憶症候群の解説書ではありません。原著論文を読んでみても良いかも。

2013/03/28

エピソード記憶が異常に発達していて思い出を一切忘れられないことに苦しめられてる人の自伝。過去を忘れられなさ過ぎると未来に対して消極的な性格になるというのが興味深かった。

2011/11/11

「超記憶症症候群」を発症してあらゆる些細なことを忘れることができなくなった女性の苦難の「回想録」。目的に応じて要点を本にまとめることはできるみたい。

2010/10/03

　自分の過去を、まるで「昨日のことのように」思い出せる記憶力の持ち主の話。

　けれどその人はテストの点は悪く、暗記はできず、日常生活を送っていても、突如過去の辛い記憶を思い出してしまい、そのときの感情に振り回されそうになってしまう。
「忘れることの出来ない」ということにより、普通の「忘れてしまえることでどんな効果・利点があるか」を分かりやすく示してくれる。

　それでも当人は「そんな自分が好きだ」と言う事が、とても心強い。

2010/09/15

・ザ・ベストハウス123
　『茂木健一郎vs世界のびっくり記憶脳！驚異の記憶超人たち壮絶人生スペシャル』
2010年9月15日（水）21:00～　フジテレビ系列にて放送

世界に4人しかいない超記憶症候群の1人その他一般人は、辛い感情も全て残り自らの記憶をコントロールできない。教育関係者は人間の「忘れる」という能力がいかに大事かを説明した。

「忘却」が訪れるから、人間は生きてゆける。辛いことも、悲しいことも、いつの間にか忘れてしまうから救われるのだ。けれどもし、日常のどんな些細なことも永遠に忘れられずに記憶に振り回される人生を送らねばならないとしたら…。これは、そんな数奇な人生を余儀なくされたジル・プライスの真実の物語。

2011/09/20

いやな思い出を忘れられないとか失敗を頭の中でごまかせないというのはいやだなぁ忘れられない脳を持つという人はこの人がはじめてではない　この本の中にもかいてあるけれど以前にも驚異的な記憶力を持つ人の話はあるそれぞれ　覚えているところと忘れてしまうところが別々なのが面白い

2009/11/07

もし、忘却のない人生を送らねばならないとしたら
あなたは、どうしますか?

”超記憶症候群”第1号症例となった女性の苦難のメモワール

私の記憶は・・・・
意志とは関係なく一年中頭の中で上映されている。
記憶が暴れまわるままに、私は否応なしにその瞬間、
その瞬間へと連れていかれることになるのだ。(本文より)

「忘却」が訪れるから、人間は生きてゆける。
辛いことも、悲しいことも、
いつの間にか忘れてしまうから救われるのだ。けれどもし、
日常のどんな些細なことも永遠に忘れられずに
記憶に振り回される人生を送らねばならないとしたら・・・。
これは、そんな数奇な人生を余儀なくされた
ジル・プライスの真実の物語。