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砂漠の青い瞳 の商品レビュー

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2016/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

図書館に予約して、わざわざ他の図書館から取り寄せていただいた本、第二弾です。他の図書館からお借りしているため、延長帯出ができません。明日、返却期限が迫り、ぎりぎりで読了できました。 全体を通しての感想は、うーん、ヒーローが強引すぎる。ヒーローは砂漠のシークで、従兄が妊娠中の愛妻を裏切って、他の女性と浮気していると誤解します。そもそもはそれが事の発端。 その女性モリーというのは、実は従兄の異父妹で、事情があるため、その事実をまだ公にしていなかっただけ。異父とはいえ兄妹だから、仲が良いのは当たり前なのですが、それをシークは完全に誤解します。 正直、この辺りがやや不自然といえるほどの思い込みの激しさでモリーを「淫らな悪女」と決めつけ、挙げ句には強引に誘拐してしまう。ヒーローは「従兄夫婦のため」と思っているけれど、あまりにも独善的な行動です。 なのに、後半になって、モリーの潔白が証明されると、また人が変わったように優しくなる。これも少し不自然な気がします。このお話はすべてがシークの「誤解」と「思い込み」の上に成り立っているわけですが、私としては、やや無理があるように思える展開です。 普通、人がここまで単純に思いこんで、だからといって誘拐までするかな?  と。 ヒーローがどこかでヒロインに惹かれていたからというようなことも匂わせていますが、まだひとめ惚れしたから攫ったという理由の方が動機としては自然ではないでしょうか。 ただ、面白いのは面白かったです。

Posted byブクログ