人生を変える万有「引用」力 の商品レビュー
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<要点> 見るもの聞くもの全てが引用可能だと思って接することで驚くこと多くのことを吸収できる。 ・物事の認識はパターン化されている。自分の言動も引用から成り立っている。 ・世の中の引用の系譜=つながりを見ることで知識はより定着する。 ・権威や広く知られていることを引用することで信頼度が増す。 <感想・取り入れたい点> ・自分の信条に対して、様々な偉人や著者が言っていると引用すると説得力と深さが増す ・引用の威力は言葉の意味だけでなく、誰の言葉かも重要。有名人の引用ストックを増やす ・古い偉人のコメントは今の人にはささらないかも。間に現代の人を挟むと良いかも ・自分という木は1つ。そこに他の木を持ってきて豊かな森を作る ・他から持ってきた木は定着させる。引用する対象にある時期なりきって一体化することが必要 <評価・おすすめ度> ・主には様々なテーマについての引用集 ・知りたかった引用の重要性等の記述はプロローグとエピローグにまとまっていたので、ある意味そこだけ読めばOKだと感じた。
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文字通り古代からの文献や偉人たちの言葉を「引用」したもの。 これをもって「引用力」が上がるかは疑問だけど、「引用」するための語彙が増えることは確か。
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引用力。この言葉は斎藤孝がもっとも大切にしてきている概念の一つではないだろうか。 著者自身膨大な量の書物を読みその中から数多くの言葉を引用し、自らの血肉とすることによってこうした大学教授および人気作家として成功しているので著者の引用への思いは並大抵ではないと思われる。 ところでこの本自体はそれこそ齋藤メソッド、著者の他の数多くの作品からの引用であるような作品だと感じた。 伝えたいことはやはり一貫していて、3色ボールペンに始まり、恋愛論、身体論、生死感、コミュニケーション術と言った齋藤孝の定番メニューとも言えるような内容で出来上がっている。 しかし齋藤孝のすごいところはこうして同じことを書いているにもかかわらず、それこそ引用してくる元が多彩で本を読むごとに『どれだけ本や他の何かから知識や言葉を吸収しているのだ』と絶望感にも似た驚きを感じさせられる。 この作品で僕自身初めて知ったステンダールや沖正弘、ターシャ・テューダー、竹内敏晴、星野豊弘といった人物には心惹かれた。こうして1冊読むごとにアンテナが広がる感じも齋藤孝の作品の素晴らしいところだろう。 自己啓発本としてはかなり面白いと思う。
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