我ら糖尿人、元気なのには理由がある。 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
糖質制限ダイエットの話 「酒が飲んでいいのなら、おれ、できる」というのが面白い 食費は1.5倍になる 対談本で、宮元が万歳・称揚 江部が一歩引いた形で答えている 活字も大きいのでサクサク読める 宮元、甘い罠の作者の知り合いで 糖質制限について聞いてから始める 32 賢位に居(こ)す 51 寿司は最悪、コメの飯に砂糖 58 集団検診の空腹時血糖値ではかなり進んだ糖尿病しか見つからない 67 インスリンは肥満ホルモン、アジア系はすい臓が力尽きて糖尿病、欧米では超肥満体に 70 清涼飲料水は即座に血糖を上げる 75 インスリンの悪循環 78 血行が悪くなるから、傷の直りが遅い 91 脳はブドウ糖しか利用できない、のウソ 107 痔ろうの治療、15分とペニシリン 143 パニック障害、唄を歌う(トンネル突入がイヤ、江部) 161 女性は皮下脂肪と水で母子ともに二ヶ月もつが、チンパンジーはもっとはやく餓死する 177 インスリンはがん化した細胞を増やす 192 久山町の悲劇、食事制限したのに全国上回ると糖尿病患者 217 お酒が飲める人は持続率が良好である
Posted by
(2014/1/17読了)社会全体を俯瞰する箇所もあるのだけど、宮元輝先生の痔ろうのエピソードのインパクトが強くてだな(笑) エッセイカテゴリにしてみました。
Posted by
-2012/11/15 指摘されれば当たり前のこと。糖分を摂取しなければ血糖値は上がらない。急激な血糖値上昇が血管を傷つける。目から鱗の指南書。
Posted by
作家の宮本輝氏は糖尿病であり、自ら体験したことについて糖質制限療法の提唱者である江部康二先生と対談をしています。 宮本氏は、43歳のときから糖尿病の診断を受けて医師の指示通りに治療を行ないました。カロリー制限治療では優等生だったそうです。 神戸の震災後にシルクロードを旅してから糖...
作家の宮本輝氏は糖尿病であり、自ら体験したことについて糖質制限療法の提唱者である江部康二先生と対談をしています。 宮本氏は、43歳のときから糖尿病の診断を受けて医師の指示通りに治療を行ないました。カロリー制限治療では優等生だったそうです。 神戸の震災後にシルクロードを旅してから糖尿病を悪化させてしまったそうです。 そのときに友人から糖質制限食のことを教えられ、自ら実践したところ2ヶ月で体重が減少して糖尿病の指標であるヘモグロビンA1c値が低下したことから、この治療法に入れ込んでいます。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11503085470.html
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
糖質制限食について、実際に糖尿病が治った二人の対談。 食事でとる物質のうち、血糖値を上げるのはほぼ糖質なので、糖質を摂らなければ糖尿病にはならない。
Posted by
私の食生活の中心を占めている炭水化物や糖質(米、麺類、パン類)を制限することで現代病を治すことが出来るという考え方にはショックを受けました。 しかし人類が進化してきた歴史を長いスパンでみると、炭水化物を食べるようになったのはごく最近の数百年(満足に食べれるようになったのは10...
私の食生活の中心を占めている炭水化物や糖質(米、麺類、パン類)を制限することで現代病を治すことが出来るという考え方にはショックを受けました。 しかし人類が進化してきた歴史を長いスパンでみると、炭水化物を食べるようになったのはごく最近の数百年(満足に食べれるようになったのは100年程度か)ということを考えると、人間の身体は糖質分を効率よく使うようには設計されていないという考え方(p3、150)も納得させられました。 理解はできたものの、主食を制限する生活にいきなり変えるのは私は難しいと思いますが、主食の量を減らして、おかずの量を増やす、夕食は粗食にするという考え方は中年を迎えた私にとっては有益なアドバイスだと思いました。 また脳にとってブドウ糖が良いというのも事実ではない(p93)ということも初めて知りました。 以下は気になったポイントです。 ・元来、人間の体は、米・麦などの穀物類、いもやかぼちゃ等のでんぷん類、砂糖や果物等の糖類を摂取するようには出来ていない(p3) ・筋肉中のグリコーゲンが保持されているということは、脂肪酸とケトン体がうまく使えているから筋肉のグリコーゲンを使わない、乳酸がたまらないということ(p45) ・糖質制限食をすると、減量効果が凄い、カロリーが同じでも糖質制限食のほうが痩せる(p47) ・糖質制限食が減量に効果がある理由は、1)インスリンの追加分泌なし、2)脂肪が燃え続ける(ブドウ糖を使わず脂肪酸、ケトン体を使うように体が変化)、3)呼気や尿中に排出されるケトン体がカロリーを持っている、である(p48) ・健康診断で計測する血糖値は空腹時のみである、初期の糖尿病を発見するには食後血糖値を調べる必要がある、健康診断で異常値を示した場合は手遅れ?p59) ・かつては飢餓があったので、中性脂肪は役に立った(p73) ・蒸留酒(ウィスキー、焼酎、ウオッカ、ジン等)は発酵液を蒸発させるので、糖質が含まれいので糖質制限食時にも飲酒可能(p86) ・日常的な活動では、脂肪酸・ケトン体をガソリンのように使い、緊急事態で筋肉が激しく収縮したときはブドウ糖を使うのが人体の基本設計である、これは最近判明した(p90) ・脳がブドウ糖しか使用できないというのは間違いで、脂肪酸の代謝産物であるケトン体をいくらでも利用可能(p93) ・体重50キロの人にはグリコーゲンは250グラム(1000キロカロリー)しか蓄積されていない、基本はケトン体や脂肪酸を使う(p95) ・アメリカでは医者の給料が日本の2倍で、勤務時間は半分であるのが実情(p113) ・殆どの医師は、糖尿病患者から尿中にケトン体がでると悪いと思う、通常のカロリー制限食であれば重態である(血糖値が高い)が、糖質制限食では血糖値も正常であり、ケトン体が多くても問題ない(p123) ・現在はお棺の中にドライアイスを入れる量が昔と比べて少なくなった、その理由は防腐剤がたくさん体中にあるから?(p139) ・沖縄の発酵食品の色や味が変わってしまったことで、化学塩と天然塩では大変な違いがあることが判明した(p141) ・最古の人類登場が400万年前とすると、399万年間はずっと狩猟・採集の生活であり糖質はほとんど摂取していない、人類の進化は殆どは399万年間につくられたと見るべき(p150) ・基本的にガン細胞はブドウ糖を取り込む、例外として前立腺がんがあるが、がんの8~9割はPETで判明する(p170) ・イヌイットは20世紀初頭までは糖質制限食であったが、それ以降は欧米型の生活が入ってきて長寿にはなったが”がん”の発症率も増加した(p173) ・インスリンが大量に出ていると、がん細胞の増殖を異常に促進してしまう(p177) ・明治時代の生活では多くの糖質の量を摂取しているが、それは運動量が今の10倍以上であったから(p185) ・糖質制限食とは、なるべく主食を抜く、イモ類なども避けるが一方で、肉・魚などのたんぱく質、脂肪の多い食品はOKで調理法(炒め物、揚げ物)に制限なし、蒸留酒はOK(p208) ・スタンダード糖質制限食とは、1度の食事のみ主食を摂取、夜は避けて昼食がお奨めである(p217)
Posted by
糖尿病は糖質制限食で改善するとのこと。 糖質制限食とは、糖質の塊である主食(米やパンや麺など)を食べるのを制限するそうだ。 主食を食べないというのは信じられなかったが、それについて詳しく書いてあった。 血糖値を上げるのは糖質だけであり、これを食べなければ血糖値は上がらないとのこと...
糖尿病は糖質制限食で改善するとのこと。 糖質制限食とは、糖質の塊である主食(米やパンや麺など)を食べるのを制限するそうだ。 主食を食べないというのは信じられなかったが、それについて詳しく書いてあった。 血糖値を上げるのは糖質だけであり、これを食べなければ血糖値は上がらないとのこと。 玄米食を実践している私にとっては衝撃的だったが、精製された穀物や砂糖が最も危険で、玄米などはゆるやかに血糖値が上がるので、糖尿病でないなら玄米食でも問題なさそうではある。 血糖値が急激に上昇することをグルコース・スパイクと呼び、これは糖尿病だけでなく、ガンやアルツハイマーなどの原因にもなっているらしい。 また、血糖値が高いと血流が悪くなり、肌がかさかさになったり、抜け毛が多くなったりもするようだ。 糖尿病の人もそうでない人も読んでみる価値はあると思います。
Posted by
現代人の食生活について、考えさせられる。でも、炭水化物を含む糖質を取らない食生活なんて考えられない。。。 とりあえず、夕飯の白米はなくても良いけど。
Posted by
糖尿のメカニズムから始まる会話は、 統合失調症などこころのメカニズムにも及ぶ。 精神病院に来て、精神病になった人はない。 病気になって飲み薬や注射を打つのは、 感染症でなければ、 自分が口にいれた精製糖質が原因、かもしれない。 落語にもある。 まんじゅうこわい。
Posted by
糖尿人のボクには目から鱗の本だった。 あまりひどくないので軽い薬と運動療法で酒とビールは飲むけど食事は少なめにすればいいとおもっていた。 カロリーよりも「糖質制限」が大事らしく、ごはん、パン、麺類そして大好きなビールはダメらしい。 一日3食は無理だけど少しやってみようかな~ こ...
糖尿人のボクには目から鱗の本だった。 あまりひどくないので軽い薬と運動療法で酒とビールは飲むけど食事は少なめにすればいいとおもっていた。 カロリーよりも「糖質制限」が大事らしく、ごはん、パン、麺類そして大好きなビールはダメらしい。 一日3食は無理だけど少しやってみようかな~ この対談でも言っているように日本の医者はOECD平均で17万人も足りないそうだ。 1983年に当時の厚生省が「医療費亡国論」を唱えて以後、国を挙げて医療費削減政策が実施されたそうだ。 特に小泉首相が医療制度を改悪して急速に医療崩壊が進んだらしい。 財政再建のための医療費削減は弱者切捨てだ!!
Posted by
- 1
- 2