新傾聴ボランティアのすすめ の商品レビュー

ホールファミリーケア協会【編】

2018/08/16

新傾聴ボランティアのすすめ―聞くことでできる社会貢献。ホールファミリーケア協会の編集。傾聴することの価値、傾聴の素晴らしさを再認識させられました。確かに私もおしゃべりでお話し好きなところがあるけれど、自分の話を一方的にする機会は限られるし、自分の話を聞いてもらえるだけでも気持ちがいいもの。こういったボランティアなら気軽に始められると思える人も多いのではないでしょうか。私は人の話を黙って傾聴するが苦手。口を挟んで相手の話を遮ってしまったり、話の腰を折ったり。傾聴力を高めたいです。

2017/08/12

傾聴ボランティアについての、概要とそのすすめ。傾聴ボランティアを実際に行っている人の体験談が多いのが特徴。
興味があってそれに参加したい、という人の背中を押してくれる一冊。ただ、カウンセリングなどより専門的な内容について興味がある人間には物足りなさもある一冊。

ただ「話を聞く」ということの大切さを書いている、という意味では興味深い。「話の聞くこと」を理屈ではなく、行動として理解するための手法として、傾聴について学ぶ、という手法はあり得るかも知れない。
また、それがシニア層の社会参加手法の一つとして考えられていることも興味深かった。

社協がさまざまな形で講習・啓蒙を行っていることも再認識。ゆりかごから墓場まで、の業界なので、積極的に関わることでさまざまな利点はあるんだろうな、とも感じた一冊だった。

2012/01/30

本書わを手にした目的
共感、同感、同情の用語定義を調べるため

オススメな人
人の話の聴き方をかんたんに一通り学習したい人

学べる内容
傾聴ボランティアって？
慶長を簡単に学習

オススメな章
二章 傾聴の仕方

必要時間
三十分

2011/05/02

老人と話す事の意味。聞くでは、なく聴く事の意味。聴いた事に対して、違うんじゃないの。ではなく、否定もしない。肯定もしないで、聴く事の意味。等々が書かれていました。難しいが、訓練したいデスね。

2011/04/01

傷ついたり行き詰っている人が前へ進むのに、アドバイスや自分の知恵を貸してあげる、というのとは違う、ボランティアの精神をもってできる活動である「傾聴」の具体的な方法が書かれています。お年寄りを対象として書かれたものですが、私は老若を問わずapplyできると思います。
傾聴を通じて、自己成長や自己を豊かにすることもできるとあり、まことにもってその通りだと思うのですが、この域に至るのは、私には大変に難しいと感じられました。人は聴くより、話したいという欲求が大きく、それを克服できるには、聴き手が十分に穏やかである必要があります。資質が大きく左右するところかと思いますが、チャレンジしてみる価値は大きいように思います。身近な誰かを本当に幸せにしたいと思うならご一読を。

2011/04/17

ミヒャエル・エンデの『モモ』みたいになりたい。『人を動かす』でも、「人の話を聞くこと」が推奨されていたし。

傾聴は人と関わりあうための技術。
よい人間関係は相手を受容し、相手の立場を想像するところから始まる。それが共感であり、傾聴の出発点だ。
自分を忘れて、目の前の人に共感する。相手の存在とその心のありように敬意を払いながら関わっていく、双方向のコミュニケーション方法が傾聴だ。

2009/10/07

ＮＰＯ法人ホールファミリーケア協会による高齢者を対象とした傾聴ボランティアについて、その内容や傾聴のスキル・心構え・注意点、ボランティアの始め方まで、概要が理解しやすい。
事例や具体的な課題等も示されており、活動するにも参考になりそう。
傾聴ボランティアの意義や高齢者のみを対象としていることも現実的な取り組みとして理解できるが、高齢者以外や他の団体等の傾聴ボランティアの情報もあるとよいと感じた。
09-77