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サムライガード(4) の商品レビュー

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大蝦夷学園に潜む陰謀が明らかに

いやぁ、面白かった。『大蝦夷学園編』が完結を迎えるのだが、何が面白いってカタリーナ。前巻では少しウザイところもあったカタリーナが上手くハマって独り歩きし出した感じで、バワフル極まりない愛香ラヴ光線を撒き散らしては、前半は愛香、後半はターニャ、最後はこの2人から同時ダブル制裁を受け...

いやぁ、面白かった。『大蝦夷学園編』が完結を迎えるのだが、何が面白いってカタリーナ。前巻では少しウザイところもあったカタリーナが上手くハマって独り歩きし出した感じで、バワフル極まりない愛香ラヴ光線を撒き散らしては、前半は愛香、後半はターニャ、最後はこの2人から同時ダブル制裁を受け続けるのだが、それでも全く懲りない根性が段々天晴れに思えてくるから不思議。帰国するらしいカタリーナの、絶妙に間違える日本語で再び笑わせてくれることを期待したい。作者もかなりお気に入りなようで、清海に愛香、果ては毬藻にまで「カタリーナ語」を喋らせたくらいだから、いずれ再登場もあるのではと思う。 今回は少しずつ明らかになっていく「大蝦夷学園に潜む拳銃密輸の陰謀とその真相」が本遍なのだが、これがホントに少しずつでまわりくどいのは最早お約束なので、本シリーズでは登場人物達の会話がメインで本遍がサブくらいの感覚が必要だろう。どんでん返し的なトリックも起伏もさほど無ければ「もしかしたらこの人が黒幕かも」との予想も大きく外れない展開については説明しない。ただ、たったの1週間で大蝦夷学園から江戸に戻って来るのなら「なぜに北海道まで行ったの」という気は多少してくる。清海なりに何か得るものはあったようだし、大蝦夷学園で知り合った人達の中には今後の展開に絡んできそうな人もいるので、これを上手に繋げて欲しいと思う。実際、暁波麗などは絡んでほしい人物であり、それを示唆するセリフもあったりする。 本巻で一応の区切りがついたので今後の展開は全く見えないのだが、逆に清海達が(そうそう江戸にも居られないハズなので)どこへ行くのか、どうなるのか、といった観点で楽しみは膨らんでくるのである。余談だが、毬藻が実は結構お茶目だったり、愛香に「マジ?」な趣味があったりといった小ネタが仕込まれている。

DSK

2011/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらず視点のころころ変わる文章、会話も同じようなネタで何度も回す。 おまけにオチも見え見え。流石にもう次はいいや。

Posted byブクログ