道誉と正成 の商品レビュー
道誉と正成…だけど、正成の印象はあんまり強くないかも。 2人の主人公という手法で内容が薄く感じる。どちらか1人でよかったんじゃないかな…。(個人的には道誉) むりやり接点を設けているように感じた。 また、この時代の核となる足利尊氏がチョイ役なので、流れがアッサリして掴みにくい。...
道誉と正成…だけど、正成の印象はあんまり強くないかも。 2人の主人公という手法で内容が薄く感じる。どちらか1人でよかったんじゃないかな…。(個人的には道誉) むりやり接点を設けているように感じた。 また、この時代の核となる足利尊氏がチョイ役なので、流れがアッサリして掴みにくい。 ただでさえややこしい南北朝時代…太平記など読んだことのない人には何が何だかわからないのでは…。 いいなと思ったのは、畿内や日本海気候の特徴的な性格について描かれていること。 関東出身の足利尊氏がメインに据えられるとこの視点はなかなかないかも。 よく晴れよく開け、朝廷よりも幕府の影響下にある関東、朝廷の影響が大きく複雑な環境にあり、故に商いにも通じる畿内…、 この東西日本の陰陽とも言えるような差が面白いのも歴史の魅力だなあ。 安部龍太郎さんは風土からキャラクターを描いてくれるところが好き。
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私本太平記など、他とは、また、違う佐々木道誉、楠木正成の魅力が充分に表現されています。 特に佐々木道誉は、何を思い行動していたのか。後醍醐帝は、何故失敗したのか。南北朝について、また違う見方が出来て、大変面白かった。
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名前だけ知ってる楠木正成と、名前も知らなかった鈴木道誉の、敵味方と一言で言い切れない関係で、話が進んでいきますが、毎回一進一退な内容で、面白いけどスッキリしない感じです。
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評価しがたい。 南北朝時代は、歴史自体が難しいし、天皇も複数出てきてよくわからないまま終わってしまった。 一冊でまとめきるのが難しい内容だと思う。 ただ、楠正成と佐々木道誉が目指す方向は似ているのに、一時は仲間となったが袂を分かつことになった悲しさは表現できていと思う。 足利...
評価しがたい。 南北朝時代は、歴史自体が難しいし、天皇も複数出てきてよくわからないまま終わってしまった。 一冊でまとめきるのが難しい内容だと思う。 ただ、楠正成と佐々木道誉が目指す方向は似ているのに、一時は仲間となったが袂を分かつことになった悲しさは表現できていと思う。 足利尊氏、義直兄弟はサブキャラになるわけだが、魅力は薄く、直義はとても嫌な人物に描かれている。
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楠正成って誰だっけ。この本を読んでなんとなくわかったのは 北朝/幕府連合を南朝がやっつけようとした中心人物らしい。幕府をやっつけようとしたことを後年の幕末の志士が再評価して有名になったのかなという気がする。
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正成の捉え方が山岳ゲリラ戦の達人だけでなく、海の民としても書かれているところが新鮮だった。直義が思いっきり悪役だった。個人的には好きなのだが。
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ここで描かれている大塔宮は、あまりにも私の肌にあわなさすぎる・・・。なんだろうあの独善的な気持ち悪さは。
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佐々木道誉と楠正成 院宣をめぐる瀬戸内海での攻防戦が、手に汗を握ります。 面白い。 流通を重視し、商いによって力を得ようとするところは、基本的には、北方太平記と同じ解釈でしょう。 大塔宮の生死を不明なままにするところが味噌でしょうか。 ただ、生きていたとなると、後の歴史が変...
佐々木道誉と楠正成 院宣をめぐる瀬戸内海での攻防戦が、手に汗を握ります。 面白い。 流通を重視し、商いによって力を得ようとするところは、基本的には、北方太平記と同じ解釈でしょう。 大塔宮の生死を不明なままにするところが味噌でしょうか。 ただ、生きていたとなると、後の歴史が変わりますが。 しかし、尊氏との絡みが異様に少ないのは疑問です。 尊氏と道誉は、強い結びつきがあったと思うんですけどね。
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