ステフィとネッリの物語 全4巻 の商品レビュー
これは久々にはまった大好きなシリーズで、読んでいるときは早く読み終わりたくて次の巻が読みたくて、最後の4冊目になったら、あぁ、もう終わってしまうのか、終わりたくないなとページをめくるのがやや憂鬱になりながら読みました。 第二次世界大戦中、ユダヤ人の小さな姉妹がオーストリアから...
これは久々にはまった大好きなシリーズで、読んでいるときは早く読み終わりたくて次の巻が読みたくて、最後の4冊目になったら、あぁ、もう終わってしまうのか、終わりたくないなとページをめくるのがやや憂鬱になりながら読みました。 第二次世界大戦中、ユダヤ人の小さな姉妹がオーストリアからスウェーデンのヨーテボリ付近の島へ疎開して、姉妹ばらばらに引き取られながら言葉の壁やアイデンティ、宗教のこと、収容所で連絡のつかなくなってしまった父母のことや学校のこと、進路のこと、そして恋のことを悩みながら成長し、自身の道を歩んで行く姿に時には涙し、時には一緒に喜び、彼女たちと一緒に青春時代を辿れたような錯覚にすら陥ります。 この本に出逢えたことに感謝です。
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1海の島 2睡蓮の池 3海の深み 4大海の光 ウィーンの豊かなユダヤ人家庭で育ったステフィとネッリ。 ナチスの台頭によりスエーデンの家庭に里子として別々に 引き取られる。 姉妹の成長に第二次世界大戦がどれほどの影響を与えたか、 戦争によってこんなにも運命が変えられていいのか、 つ...
1海の島 2睡蓮の池 3海の深み 4大海の光 ウィーンの豊かなユダヤ人家庭で育ったステフィとネッリ。 ナチスの台頭によりスエーデンの家庭に里子として別々に 引き取られる。 姉妹の成長に第二次世界大戦がどれほどの影響を与えたか、 戦争によってこんなにも運命が変えられていいのか、 つくづく考えさせられる。 すぐれた文学の前には、大人も子供も関係ない。
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