ロンドンで日本語を教えたら の商品レビュー
2009年初版と約10年前の本で実際のエピソードには1990年代のものもあり、特に目新しさはないけれど、ロンドンのパブリックスクールの空気感などがリアルによく伝わってきた。 間近に見た映画『リトルランボーズ』に出てきたコモンルームって上級生の特権なんだな、という発見もあって面白か...
2009年初版と約10年前の本で実際のエピソードには1990年代のものもあり、特に目新しさはないけれど、ロンドンのパブリックスクールの空気感などがリアルによく伝わってきた。 間近に見た映画『リトルランボーズ』に出てきたコモンルームって上級生の特権なんだな、という発見もあって面白かった。 第1章に「これから世界に伍していくには、英語を学ぶ以前に、まぶ学ばなければいけないことがある。英語がわからなければ通訳をつければすむことで、それより重要なのは相手の趣旨をとらえて、それに反論したり意見を捕捉したり臨機応変に対応できて、かつ自分のしっかりした意見を日本語で発表できることだと思う。」という箇所がある。 わたしも常々、日本語をきちんと学んで自己を形成しないといくら英語が出来ても意味がないよな〜と考えていたので、著者のように海外をよく知る人もそう思っているんだなと安心した。
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