夏の子供 の商品レビュー
書き下ろしに、泣いたり萌えたり、もうたいへん。 久留米に出会えて、良かったなあ魚住。ちゃんと泣けて良かった。大切なことに気付けて、本当に良かった。 あとは、私の待ち望んだものが366ページに詰まっていて、とても嬉しいです。がっつく久留米にもだもだする。 文庫版の、例の珠玉の一行...
書き下ろしに、泣いたり萌えたり、もうたいへん。 久留米に出会えて、良かったなあ魚住。ちゃんと泣けて良かった。大切なことに気付けて、本当に良かった。 あとは、私の待ち望んだものが366ページに詰まっていて、とても嬉しいです。がっつく久留米にもだもだする。 文庫版の、例の珠玉の一行が、こちらでは省かれています。こういう差異って賛否両論ありそうですが、これに関しては私は大讃美です。 そんなこと、もう言わなくたって、みんな知ってるんだよ。 そんな気持ちになりました。 あの一行に救われた読者が、今度は笑顔で同じ言葉を言う側に回れる。 そんな感じ。とてもいい。 ・・・私の予想では「さち」なんですが、皆さまのご意見はどうなのでしょう。
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夏の塩を読み終わった後で、なんでこっちも一緒に買わなかったんだ!ともの凄く後悔しました。 白いハードカバーに茶屋町さんのイラストが綺麗で、これがBL!?と思って買ってしまった本です。 魚住くんの成長ストーリーということで、ストーリーはゆっくり進みます。 急に好きになって、両思い...
夏の塩を読み終わった後で、なんでこっちも一緒に買わなかったんだ!ともの凄く後悔しました。 白いハードカバーに茶屋町さんのイラストが綺麗で、これがBL!?と思って買ってしまった本です。 魚住くんの成長ストーリーということで、ストーリーはゆっくり進みます。 急に好きになって、両思い!とかそんなのではなく、回りの人の不幸せと幸せの話と、ジェンダー論、生と死の話、性別の話とかをごっちゃにして詰め合わせた様な、そんなエピソードと一緒に話が進みます。 登場人物が、また異質。攻めキャラの元彼女と、インド人の血をひく隣人サリームとか、内容と相まって文学的です。 こんな本があるのか!と思う一方、JUNEで連載されたもの、と聞いてやっぱりJUNEすげぇなぁ、とか思います。 ありがちともいえるBLっぽい主人公、攻めに対して、暗いし、重いし、アレ?BL?的な話があったりとか、進展も遅いのでイマドキのBL小説読み慣れてて、軽いの好き!って人には向かないかもしれませんが、私はこれを読みたかったんだ!と思いました。作文的な。
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【あらすじ】 大切な人を事故で失った魚住真澄は死を意識し、自分にとって久留米充がどれほど特別な存在かを知る。出逢いと別れをくり返し、人は生きていく。自分の居場所を探しながら。誰かの幸福を願いながら。大切な人を得た時、世界が広がる―。 【感想】 魚住くんシリーズ下巻。さすが榎田...
【あらすじ】 大切な人を事故で失った魚住真澄は死を意識し、自分にとって久留米充がどれほど特別な存在かを知る。出逢いと別れをくり返し、人は生きていく。自分の居場所を探しながら。誰かの幸福を願いながら。大切な人を得た時、世界が広がる―。 【感想】 魚住くんシリーズ下巻。さすが榎田さんです。
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「おれはきみに会えるんだね。すごいね」 人が傷つきながら生きていくこと、人と関わること、死と向き合うこと、泣くことができること、信じられる人がいること、解り合えなくても支えてあげることはできることの大切さ、素晴らしさを教えてくれるお話。 不幸をたくさん経験してきた魚住が、苦し...
「おれはきみに会えるんだね。すごいね」 人が傷つきながら生きていくこと、人と関わること、死と向き合うこと、泣くことができること、信じられる人がいること、解り合えなくても支えてあげることはできることの大切さ、素晴らしさを教えてくれるお話。 不幸をたくさん経験してきた魚住が、苦しみながらも懸命に生きていく姿を母親になった気分で読んでました。ほんとうによかったね、うおずみぃぃ(涙) 何度も何度も読み返したい、一生傍らに置いておきたい本です。
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夏の塩の下巻です。 やっぱり期待を裏切らない面白さでした。 漸くくっついた二人ですが、久留米がちょっとだけ優しくなって魚住が更に可愛くなりました。 むしろもうちょっと続編希望。
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「夏の塩」と同時に発売になった、魚住くんシリーズの豪華版です。 魚住くんシリーズは、文庫も持っていますが・・・・ まさか、ここにきて僅かでも書き下ろしが拝見できるとは夢にも思っていなかったので、見る価値はあります。 もう一度全部読み返し感慨に耽り、また・・・・もし、また何らかの形...
「夏の塩」と同時に発売になった、魚住くんシリーズの豪華版です。 魚住くんシリーズは、文庫も持っていますが・・・・ まさか、ここにきて僅かでも書き下ろしが拝見できるとは夢にも思っていなかったので、見る価値はあります。 もう一度全部読み返し感慨に耽り、また・・・・もし、また何らかの形でこのシリーズの総集編が出たとしても、僅かな書き下ろしのために私は魚住くんを購入してしまうだろう~と、改めて思ったのでした。
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ーー人間は生きながら、ちょっとずつ死んでいるのよ。 みんなが進むべき道を見つけてくれて本当によかった。なんだか魚住も久留米もマリちゃんも響子もサリームも濱田さんもみんなみんなずっと生き続けている感じ。私の中で、っていうありきたりなことじゃなくてまたぽっと彼らの物語がどっかから生...
ーー人間は生きながら、ちょっとずつ死んでいるのよ。 みんなが進むべき道を見つけてくれて本当によかった。なんだか魚住も久留米もマリちゃんも響子もサリームも濱田さんもみんなみんなずっと生き続けている感じ。私の中で、っていうありきたりなことじゃなくてまたぽっと彼らの物語がどっかから生まれてきそう。須和先生の作品読んだ後に近い感覚を覚えました。 あとこの本(特に夏の子供)を読んで榎田尤利は本当に学のある人じゃないか、と思いました。別に学歴差別とかじゃなくて社会に対して一定の問題意識があってそれを勉強してきた人じゃないかな、って感じた。なんだか会社内での話とか女の子の大学院の話にまつわる言い回しが皮肉的。多分今書いてるのも読者層とニーズをよく考えた上でああなってるんじゃないかな。結果当たってるし本当に頭のいい人だと思う。あくまで推測だけど。
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このシリーズを読むと、いつも泣きそうになる。 どうにもならない人生の不条理や、生と死、相反する心と体の痛みや切なさがひどく胸に刺さるから。 でもきっと、この作品を知っているのと知らないのとでは人生の豊かさが変わってくるんじゃないかな、と思う。 痛いことも苦しいことも、きっと知って...
このシリーズを読むと、いつも泣きそうになる。 どうにもならない人生の不条理や、生と死、相反する心と体の痛みや切なさがひどく胸に刺さるから。 でもきっと、この作品を知っているのと知らないのとでは人生の豊かさが変わってくるんじゃないかな、と思う。 痛いことも苦しいことも、きっと知っていなくてはいけない。 いつまでも逃げ続けてはいられないのだと、あたしは魚住に教わったのかもしれない。 少しでも強くあれと、自分に言い聞かせたい時に読む本です。
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