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アルバニアインターナショナル の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2019/02/25

アルバニアという国がどこにあるか、素早く頭の中に描ける人はどれくらいいるのでしょうか?私は、さっぱり??でしたんで、興味を持って本書を手にしました。 世界地図を見ると、ギリシャの北に隣接している国でありそのほかに、マケドニア、コソボ、モンテネグロと国境を接している。アドリア海を挟...

アルバニアという国がどこにあるか、素早く頭の中に描ける人はどれくらいいるのでしょうか?私は、さっぱり??でしたんで、興味を持って本書を手にしました。 世界地図を見ると、ギリシャの北に隣接している国でありそのほかに、マケドニア、コソボ、モンテネグロと国境を接している。アドリア海を挟んだ西側にイタリアがある。人口約300万人、ほとんどがアルバニア人。 このアルバニアを中心とした歴史と諸外国とのつながりを解説してくれているのが本書。鎖国をしていた時期があったり、マザー・テレサがアルバニア人だったことがしれたり、新たな発見が多々あった。ただ、これからの人生でこの国と関わることがあるかどうかは不明だが、様々な国を知るときのアプローチの方法として、本書のスタイルを参考にしてみても面白い。

Posted byブクログ

2018/11/12

アルバニアってなんだっけ?と思うあなたに一読とはいわないけど、パラ見を勧める。イタリアはアドリア海のといめん。ギリシャの隣の国アルバニア。この本読むまで、この国の名前を意識することは無かった。また、ヨーロッパ旅行する機会があり、アルバニアに立ち寄る機会があれば、再読しようと思う。

Posted byブクログ

2019/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界各国との関係(というかこねた)を通じて、アルバニアの過去と今について記述するというスタイルなのを知ったのは、読み始めてからでしたwちょっとびっくしたw この形式のおかげで『鎖国』と一言で表現されてきたけれど、必ずしも正しくない表現だったのねってのはわかった(国際定期航空路が複数あったのを知って驚いた) まあ、半分間違って買ったような本書だけど、これを読まなければアルバニアのヒップホップグループのインタビューなんて読む機会は絶対に無かっただろうw

Posted byブクログ

2014/10/12

[ 内容 ] 日本で唯一アルバニア語を操る言語学者が、鎖国で知られるアルバニアと45ヵ国の間に起きた珍エピソード、こぼれ話をひたすら集めた結果、謎の国のベールを剥がした。 [ 目次 ] ヨーロッパ(アルメニア;イギリス ほか) アメリカ(アメリカ合衆国;カナダ ほか) アジア・...

[ 内容 ] 日本で唯一アルバニア語を操る言語学者が、鎖国で知られるアルバニアと45ヵ国の間に起きた珍エピソード、こぼれ話をひたすら集めた結果、謎の国のベールを剥がした。 [ 目次 ] ヨーロッパ(アルメニア;イギリス ほか) アメリカ(アメリカ合衆国;カナダ ほか) アジア・オセアニア(アフガニスタン;イスラエル ほか) アフリカ(エジプト;チャド ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2012/03/22

アルバニアについて細かくわかる。ただ、読むに当たって世界史の知識がそこそこ必要とされる気がする。あと、話がすぐ逸れる?ので、本流が掴みづらく感じた。 この二点が私にとっては厄介で、全体の半分くらいで読むのを止めてしまった。 だが、巻末のアルバニア資料はよくまとまってて読みやすかっ...

アルバニアについて細かくわかる。ただ、読むに当たって世界史の知識がそこそこ必要とされる気がする。あと、話がすぐ逸れる?ので、本流が掴みづらく感じた。 この二点が私にとっては厄介で、全体の半分くらいで読むのを止めてしまった。 だが、巻末のアルバニア資料はよくまとまってて読みやすかった。アルバニアの概要を知るなら、ここを読むだけで十分すぎるだろうと感じた。 おそらく世界史の素養のある人なら、すらすら読めて楽しいかと。 世界史を学んだら、もう一回読んでみようかと思う。

Posted byブクログ

2011/01/30

一般的にはめったに話題にのぼることのない国、しかし一部の奇書マニアから熱い視線を浴びている国、それがアルバニアだ。本書はその一部の熱狂的な支持に、火をつけた一冊でもある。タイトルの副題に「鎖国・無神論・ネズミ講だけじゃなかった国を知るための・・・」とあるが、それすら知らなかった人...

一般的にはめったに話題にのぼることのない国、しかし一部の奇書マニアから熱い視線を浴びている国、それがアルバニアだ。本書はその一部の熱狂的な支持に、火をつけた一冊でもある。タイトルの副題に「鎖国・無神論・ネズミ講だけじゃなかった国を知るための・・・」とあるが、それすら知らなかった人も多いのではないだろうか。 まず疑問なのは、この本の著者は、なぜアルバニアの本を書こうと思ったのかということである。確かに尋常ではない知識量の持ち主ではあるのだが、”あとがき”などを見ても、それほどアルバニアに強い思い入れがあるというわけでもなさそうだ。調べてみると、どうやら編集者の濱崎誉史朗という人が、黒幕のようである。 ◆アルバニアと「鎖国・無神論・ネズミ講」について(※濱崎氏のブログより引用) アルバニアを理解する上で重要なキーワードが「鎖国・無神論・ネズミ講」です。まず日本は近世、鎖国していましたが現代史において鎖国といえばアルバニアというのが常識。その次ぐらいに北朝鮮とかミャンマーが来ると思いますが、冷戦期において「ザ・鎖国」といえばアルバニアというのが定説です。 極東の島国が二百年ぐらい前に諸外国と交流を絶ったのと違い、アルバニアが国際社会から消息を絶ったのは1960、1970年代と極めて最近。従ってその時の立ち振る舞いは極めてキワモノ的で、かなりそそられます。しかもアルバニアの位置はというと、世界文明の発祥地であるギリシャとローマの間。アドリア海に面した東西の交通の要衝で、本来鎖国の真逆のコスモポリタン的な背景を持つ国。 なおかつヨーロッパのバルカン半島に位置しながら、ボスニアと同様、オスマントルコ配下にあったので、アルバニア人はイスラム教徒。更に更にイリュリア語という、周辺のスラブ系民族とは異なるインド・ヨーロッパ語族であり、バスク語の様な孤立言語ほどミステリアスではないが、かなり不明なルーツを持つアルバニア語を話す人達。 そんなイスラム教徒が大半を占める国でありながら、共産主義時代に世界初の無神論国家を宣言し、宗教を禁止したトンデモっぽい国。 また今はモルドバに首位の座を奪われましたが、欧州最貧国でも有名。白人なのに大貧困。そして資本主義、市場経済に全く慣れていないので、1997年には国民の半分以上がねずみ講ににひっかかってしまい、国家が崩壊の危機に瀕し、全土が無政府状態に! 一挙手一投足が矛盾・ギャップ・違和感だらけです。 via hamazakikaku.blog136.fc2.com 本書では、諸外国とのつながりを通して、アルバニアの輪郭を描いているところがポイントである。わからない国のことを、わからない国の事実で語られても、わからないの2乗になってしまう。諸外国との関係に着目することによって引かれた多数の補助線は、アルバニアをより身近なものに感じさせてくれる。 本書を読んでも、おそらくアルバニア行ってみたいとは思わないだろうし、旅行の際に持っていったとしても一切の役には立たないだろう。よくよく見ると、表紙に小さく「共産趣味」と書いてある。なるほど、これは趣味の本なのだ。”趣味としての共産主義”、面白すぎるっ!趣味の本なのだから、最初から最後までぶっ通しで読んでも、点が線になるようなこともない(と思う)。気になるところだけをTweetのように流しながら読んでいくのが、正しい読み方であろう。 ちなみに、本書のベースは大学の授業を元にして作られたものらしいのだが、国立大学の法人化で授業はなくなってしまったそうだ。それを趣味の本としてコンテンツにするなど、出版メディアもまだまだ捨てたものじゃない。”共産趣味”シリーズの続編も、非常に楽しみである。

Posted byブクログ

2009/10/04

ええと、まず、ごめんなさい。私、アルバニアという国については国名くらいしか知りませんでした。ネズミ講?鎖国?無神論?ナニソレ?国全体がネズミ講にかかったのってトルコじゃなかったけ??というレベルのアルバニア知識から読み始めたこの本。アルバニア本国の話はほんの少しで、世界45カ国と...

ええと、まず、ごめんなさい。私、アルバニアという国については国名くらいしか知りませんでした。ネズミ講?鎖国?無神論?ナニソレ?国全体がネズミ講にかかったのってトルコじゃなかったけ??というレベルのアルバニア知識から読み始めたこの本。アルバニア本国の話はほんの少しで、世界45カ国とアルバニアの様々な関係が語られてゆく。「共産趣味インターナショナルVol.1」というよくわからないシリーズ名に何故か引き寄せられました。 一見おふざけな見かけのくせに内容がガチだというのは社会評論社らしいところで、この本もおそらく日本で唯一のアルバニア語研究者である著者による実に熱意こもったアルバニア大全。共産政権時代にちょっとした鎖国政策をとっていたにも関わらず、世界各地と(もちろん日本とも)様々な繋がりをもっている様子が描かれてる。世界各地のアルバニア情報をどうやってここまでかきあつめたのやら、とタメイキをつきたくなるほどの情報量。事前知識の無い上に縁もゆかりもない国の話の話をずっと語られてさぞ退屈になるかと思いきや、著者の溢れんばかりの熱意のおかげからか一気読み。最近の話題ではアルバニア人が多数派となっているコソボ共和国の独立関係や旧ユーゴ連邦諸国との微妙な関係など、世界情勢に絡む話も多く、いい感じに視野を広げさせてくれる。ただ、あまり「共産趣味」って感じではないし、出来ることならアルバニア観光ガイド的な付録も欲しかった(←行くつもりか!?) それにしても未だマル経系の本を積極的に出してる社会評論社から「共産主義はどの国でも成功したことのない国家体制だよ」(p107)と書かれた本が出るとは、編集者・濱崎誉史郎氏はほんとフリーダムなお方だ。この本では装幀からラッパーへのインタビューまで担当されているようです。「共産趣味インターナショナルVol2」も期待してます。

Posted byブクログ