世界の10大オーケストラ の商品レビュー
クラシック初心者が、どのオーケストラを聴けばいいのかなみたいな観点で、本書を読むと少し失望するかも。(私がそう) そもそも、この十のオーケストラはかなり恣意的に選ばれている。特にカラヤンとの関係がポイントになっている。 どの章もその成り立ち、歴史を語るのに重きが置かれている...
クラシック初心者が、どのオーケストラを聴けばいいのかなみたいな観点で、本書を読むと少し失望するかも。(私がそう) そもそも、この十のオーケストラはかなり恣意的に選ばれている。特にカラヤンとの関係がポイントになっている。 どの章もその成り立ち、歴史を語るのに重きが置かれている。さながら世界史の現代史のお勉強をしているよう。 それでも名指揮者の人間臭いところや裏話的なところ、知られざる一面が分かってそれなりに楽しめました。
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下記10楽団を、カラヤンとの関わりを規準に、設立から現在に至る、各楽団の成り立ち、方向性、演奏史などを鳥瞰している。 ①シュターツカペレ・ベルリン ②NYフィル ③レニングラード・フィル ④ベルリン・フィル ⑤ロイヤル・コンセルトヘボウ ⑥チェコ・フィル ⑦イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団 ⑧フィルハーモニア管弦楽団 ⑨パリ管弦楽団 ⑩ウィーン・フィル 世界の楽団には、歴史(戦争との関わり)やドラマ(指揮者の仲・タイミング)があるんだと学ばせてくれた1冊です。 それにしても、小澤征爾はラッキーな指揮者ですね。笑
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シュターツカペレベルリン、ニューヨーク、ウィーン、レニングラード、ベルリンフィル、ロイヤルコンセルトヘボウ、チェコ、イスラエル、フィルハーモニア、パリ。 の10のオーケストラを紹介している。 指揮者の変遷の一覧表がある。 10大を選んだ理由は、カラヤンを起点としているとのこと。 若干納得がいかないところもあるが、自分では実際に聞いたところもない。 CDなどで聞いたのもすべてではない。 とにかくCDを、一度、全部のオーケストラについて聞いてみようと思いました。
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[ 内容 ] 長い歴史を誇るウィーン・フィルですら一八四二年の創立だから二百年に満たない。 つまりベートーヴェン(一七七〇‐一八二七)の時代には存在しなかったわけだ。 かように近代になって誕生した「オーケストラ」は、きわめて政治的な存在であり、戦争や革命といった歴史的大事件に翻弄されやすい。 「カラヤン」をキーワードに十の都市の十の楽団を選び、その歴史を、指揮者、経営者そして国家の視点で綴った、誰もが知る楽団の、知られざる物語。 [ 目次 ] 第1章 シュターツカペレ・ベルリン 第2章 ニューヨーク・フィルハーモニック 第3章 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 第4章 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団) 第5章 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 第6章 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 第7章 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 第8章 イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団 第9章 フィルハーモニア管弦楽団 第10章 パリ管弦楽団 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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世界の10大オーケストラと行っても、その選択は「有名な」「上手な」という観点だけではなく、この本のテーマの一つであるカラヤンに関係するオーケストラが選ばれている。この選択は悪くはない。例えば、ロンドン響はないが、フィルハーモニアはある。普通に実力を考えれば、ロンドン響だろう。しか...
世界の10大オーケストラと行っても、その選択は「有名な」「上手な」という観点だけではなく、この本のテーマの一つであるカラヤンに関係するオーケストラが選ばれている。この選択は悪くはない。例えば、ロンドン響はないが、フィルハーモニアはある。普通に実力を考えれば、ロンドン響だろう。しかし、エピソードを考えるとフィルハーモニアのほうがおもしろい。この本が主に描く第二次世界大戦前後のころは、オーケストラ力学という意味ではかなりおもしろかった時代だろう。現代はそれに比べれば平和だ。エピソードはいろいろとおもしろく、それなりに楽しく読めるが基本的には二次情報で、大きな発見はない。クラシック好きの薀蓄という感じもある。
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1、シュターツカペレ・ベルリン 2、ニューヨーク・フィルハーモニック 3、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 4、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 5、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 6、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 7、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 8、イ...
1、シュターツカペレ・ベルリン 2、ニューヨーク・フィルハーモニック 3、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 4、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 5、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 6、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 7、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 8、イスラエル・フィルハーモニック管弦楽団 9、フィルハーモニア管弦楽団 10、パリ管弦楽団 とても簡潔にまた詳細に、さらに指揮者のエピソードも淡々と述べられていて、面白かったです。全体的にカラヤンを軸としているので、その辺が公平ではないと思いますが、へぇ〜、とか、ほう〜、とか感心する場面がたくさんあります。
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淡々と?オーケストラの歴史を書いているだけなので,参考にはなるけれど,面白みがない。 どのオーケストラについても1990年頃で話が終わっているため「?」と思うが,それ以降についてはエピローグという形で書かれている。 同じ指揮者の名前があちらこちらに出ていて,名指揮者は引っ張りだこ...
淡々と?オーケストラの歴史を書いているだけなので,参考にはなるけれど,面白みがない。 どのオーケストラについても1990年頃で話が終わっているため「?」と思うが,それ以降についてはエピローグという形で書かれている。 同じ指揮者の名前があちらこちらに出ていて,名指揮者は引っ張りだこだったということは分かる。 私のような素人向けではないかも・・・。
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