武士道エイティーン の商品レビュー

誉田哲也【著】

2016/02/27

高校生活最後の総体でついに剣を交わす香織と早苗。万全のコンディションでは無いながらも、思い残す事のないよう全力で戦う早苗と、早苗の異変に気づきつつも決して手を緩める事をしない香織。そして遂に雌雄は決する。高校3年から卒業後、そして、彼女たちと関わった人たちの物語も織り込んだ最終巻。桐谷玄明師範と吉野先生との邂逅等、今までの物語の中で様々な伏線が張られているコトに気づかされるこの三巻目。面白かったなぁ。。。読み終わった後に、「あ〜、終ってしまった。。」というある種の虚脱感。また、こういう読書感の本を読みたいな。剣道は武道かスポーツか？？両方の側面から物語が紡がれていて、なかなか面白いテーマの本でした。まる。。

2016/02/19

シリーズラスト。いよいよクライマックスで、盛り上がって読めた。
途中にはさまれていたほかの人物のサイドストーリーは、なくてもよかったかなとは思った。
でも、ホロホロさせられて、すごくいいお話だった。

2015/11/29

これまでの続編のつもりで読んだら少し意表を突かれた。
もしかしたら、これも作者の作戦か？
様々なことがつながっていることが浮かび上がってくる。
どこまで最初から想定して書かれたものかが気になる。

2015/11/24

楽しかった。
シックスティーンのときには、なんだかなぁ。。。と思っていた磯山の男らしさも、今では素敵に見える。
そんな磯山が、いつかは小さい子に柔道を教えたいなどと、かわいらしい夢を持っていて、なんだか感激。
この本に出てくる先生がみんな心に武士道を持っていて、とても素敵でした。
早速続きを読みたいと思います。

2015/11/01

　今回は、主人公が毎回変わる初めての短編集。
今までいろいろ疑問に思ってきたことや、主人公になった人達の過去などが分かって良かった。
　でも、これでは香織と早苗の結末がはっきりしてなくて寂しい。
　ジェネレーションが発売されているので、そちらの結末に期待します。

2015/09/08

女子高校生二人が剣道に打ち込む話の続編。
これまで二人の語り口で進んでいたが、その周囲の人達の語りも入り、厚みを持たせた感じがする。
剣道への色々な考え方や、取り組み方にふれ、知らない世界だが、熱中する理由がわかる気がする。
主人公二人も高校剣道を通じ、自分の進むべき道を決め、歩みだすところは自分のムスメもこんな風に成長してほしいと思ってしまう。
続編が出たようなので読むのが楽しみです。

2015/07/29

武士道3部作。いやー、これは本当に面白かった。非常に気持ちよく読める作品。これで完結かと思うと非常に寂しい。いやいや、これ続編いけるでしょう。「武士道ナインティーン」熱望します。

2015/07/03

完結の部としては物足りない、香織と早苗の話しが読みたいと思っていたが吉野先生のサイドストーリーでなるほど、とすべて明るくなった感じだった。
相手をいかさなければ。

そして最後に田原美緒のエピソードでしっかりと熱くて爽やかなな青春物に。
でもただの青春物ではない。

2015/03/07

それぞれの目標を持って頑張っていく
登場人物に好感が持てます( ´艸｀)

今回は、番外編も入っているので
ちょっと戸惑ったけど
百道浜決戦にもっていく話の流れが
良くってワクワク
内容は別として（＾_＾）；

2015/02/23

今回は香織と早苗を取り巻く人達の物語もあり、人となりなどが垣間見え、深みを増してより楽しめた。緑子の話は妹思いだと感じ、感動。桐谷先生の物語は時代背景等が絡み、重い話だとしみじみ。吉野先生の武士道の原点は、過去の決闘にあるんだと頷いてしまう。美緒が良き先輩を持ったことで、今の剣道に繋がったと思う。インターハイは息が止まるほど圧巻だった。奇しくも、二人が出会った事でお互いが成長したこと、良きライバルであり盟友を持てたと感じる。このような仲間を持つのは大きな財産だと思う。その後の二人に期待が高まる、読後感。