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鋼鉄の白兎騎士団(9) の商品レビュー

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本格的な大規模戦闘も意外な展開に

最強、あるいは最凶のコンビが表紙である。何しろ一番隊と二番隊(後の二番隊と五番隊)の隊長様である。特定な属性持ちの御仁ならば「あぁ……ぶ、ぶって……ぶってくださいいいぃぃっ!」と懇願の叫びをあげそうな2人である。ということでアルゴラ&ヨーコが遊撃小隊、特にガブリエラとどのように絡...

最強、あるいは最凶のコンビが表紙である。何しろ一番隊と二番隊(後の二番隊と五番隊)の隊長様である。特定な属性持ちの御仁ならば「あぁ……ぶ、ぶって……ぶってくださいいいぃぃっ!」と懇願の叫びをあげそうな2人である。ということでアルゴラ&ヨーコが遊撃小隊、特にガブリエラとどのように絡むかの期待が膨らむ第9巻だが、途中からヨーコが別行動となり、アルゴラも(一部例外はあるものの)意外にも指揮官として真っ当な言動を見せるため、むしろ大規模な作戦行動の方が目立った内容だった(もっとも、戦いの主戦を張った訳ではないが)。完全武装な重装鎧姿という戦乙女っぷりが凛々しい。『ガブリエラ戦役』への布石というか予兆をひしひしと感じるのだが、これまで遊撃小隊とこれに関わった一部の人々くらいしか知り得なかったガブリエラの奇想奇天烈な知恵と作戦が番隊の猛者達に知れ渡っていく過程が面白かった。逆にアルゴラの行動パターンにも負けないところがあって、これに驚くガブリエラと平然としている一番隊の面々との違いも面白い。こうしたやり取りを経て上官の心意気を学ぶガブリエラだが、同時にアルゴラやヨーコも、戦術だけでなく政治や外交にまで広く策略を巡らせるガブリエラの知恵巧者振りを知るに至る。今回の顛末を最後に知るレフレンシアも、改めてガブリエラの能力を今後の展望にどう組み込むかの思いを馳せていく流れに、いよいよ機が熟していく、その前兆を感じる展開である。残るはドゥイエンヌの離脱(前巻にその伏線アリ)と番隊の再編成くらいで『ガブリエラ戦役』への設定的条件は揃うので、次巻でこの辺りのエピソードが綴られるものと思われる。ますます楽しくなってきたシリーズである。余談だが、P.301の挿絵で見られるヨーコ満面の笑みが異常に可愛くて、そのギャップに少し萌える。レオノーラも何気に“自然士”として活躍している。

DSK

2014/04/10

ガブリンの奇策は相変わらず冴えていて、最後のレオノーラの能力はチート気味だった。白兎騎士団は磐石の強さですね。

Posted byブクログ

2012/10/04

ル・アンヘル攻防戦 いつもに増して,軍事的戦略がメインの話. どちらかというと戦略的撤退を取るのだけど,その戦略がいつも通りガブリエラ発案なわけで…. 特に仕上げが敵側からすると酷いw.

Posted byブクログ

2012/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一仕事終わり、休暇をもらった小隊のみんなは温泉場へ  しかし、そこには新たな任務を持った使者が待っていた。 遂に集団戦。  遊撃小隊も配下となり、戦場へ。   のっぴきなら無い状況になり、殿を務めることに。  そしてオマケでガブリエラの作戦遂行。  ここでまた新たなキャラ追加。    楽しくサラッと読めました。   最近、いろいろ多作なので、話が薄くないかい。

Posted byブクログ