死神を葬れ の商品レビュー
表紙の感じがハーラン・コーベンのマーロン・ボライター・シリーズ(画:高口里純)の雰囲気に似ていて手に取ったのだが、面白かったなぁ。久々にめくるページが止まらない作品だった。作者が現役の研修医ってとこもポイント高い。話の中の医療現場が現実なのか虚構なのか、そこでも楽しめるし、何しろ...
表紙の感じがハーラン・コーベンのマーロン・ボライター・シリーズ(画:高口里純)の雰囲気に似ていて手に取ったのだが、面白かったなぁ。久々にめくるページが止まらない作品だった。作者が現役の研修医ってとこもポイント高い。話の中の医療現場が現実なのか虚構なのか、そこでも楽しめるし、何しろ証人保護システムの中になる人間が果たして医者になれるのか、と言う面でも、十分納得させられてしまうし。「タフ」ってのはこう言う奴を言うんだな。タフだからこそ、マフィアにも目をつけられるって訳で。
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マイクル・コナリーに“私を吹き飛ばした”と言わしめた作品。 とにかくテンポがいい。オフビートなリズムにのって冒頭から疾走しまくっている。USAドラマの一人称による軽快なナレーションを聞いているようで、実に小気味いい。ところどころ登場する医学用語も、「ER」で得た“にわか知識”のせ...
マイクル・コナリーに“私を吹き飛ばした”と言わしめた作品。 とにかくテンポがいい。オフビートなリズムにのって冒頭から疾走しまくっている。USAドラマの一人称による軽快なナレーションを聞いているようで、実に小気味いい。ところどころ登場する医学用語も、「ER」で得た“にわか知識”のせいか全く苦にならず、病院を舞台とした設定上、絶妙のスパイスとなって効いてくる。 詳しいストーリーは明かせないが、平凡に思えた入り口の向こうには、とんでもない世界が拡がっている。好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品ではあるが、『メアリ-ケイト』と並んで、良質のバカミスに入るのだろう。
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主人公は研修医、過酷さに興奮剤を摂取して何とか毎日をしのいでいるけれど、その過去は…!? 序盤…というか最後まで主人公の語りで現在と過去のやんちゃ話が入り乱れ…そのまま最後に過去との決着となります。 注釈とか医学の薀蓄なんか面倒で飛ばしまくったけど読んだほうが良いかも。伏線ある...
主人公は研修医、過酷さに興奮剤を摂取して何とか毎日をしのいでいるけれど、その過去は…!? 序盤…というか最後まで主人公の語りで現在と過去のやんちゃ話が入り乱れ…そのまま最後に過去との決着となります。 注釈とか医学の薀蓄なんか面倒で飛ばしまくったけど読んだほうが良いかも。伏線あるかも…注釈に…。 時々語られるシニカル(?)なジョークにあまりついていけズ。絶賛されてるけど、私にはいろいろ合わなかっただけ、たぶん。 痛グロい最後の数ページはじっくり読めなかった。「以前は●●●、今は医者」というネタを最大に生かすためにあの方法をとっただろうけど、それでもやっぱりそこまでしなくても他の方法あるや~んっ! 映画でも観たくないよ、その場面は
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内容が面白かったというより、訳者があたりだった感じがします。 これでもし他の方が訳してたら冗長な内容になっていたような、そんな内容でした。 過去と現在をいったりきたりするしましたが、過去編のユダヤ人の葛藤やら、彼女がルーマニア人であることの意味が無学なためにぴんと来ませんでした。...
内容が面白かったというより、訳者があたりだった感じがします。 これでもし他の方が訳してたら冗長な内容になっていたような、そんな内容でした。 過去と現在をいったりきたりするしましたが、過去編のユダヤ人の葛藤やら、彼女がルーマニア人であることの意味が無学なためにぴんと来ませんでした。たぶん、そのあたりを分かっていると面白いのだと思います。 ラスト、本当にラストはびっくり(というか痛い)の一言。 手元に置いておきたいような、でも図書館でもいいような。 第二作を執筆中とか映画化するとか言われていますが、今後には期待です
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まだ読んでいないので評価は3つ星で。アマゾンのレビューでの「初期の舞城のような感じ」(舞城に関しては、私はスピード感というよりはドライブ感と言いたい!)や「ハーラン・コーベンの帯」にすっかり惹かれています。「ソウル・コレクター」の次はこれですかね。
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タイトル買い。 CSIとか海外ドラマっぽいふんいきが良い。 何というか、ERにヴァンダレイが出たらこんなキャラかなみたいな。 好み。たぶん読み返す。
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なんとなく手に取って大当たり。笑ってビビってハラハラしながら最後まで一気読みした。キテレツで部分的にグロいんだけど(特にクライマックス)、読後感爽快。 全編見所なんで、端的に内容説明するのが難しい(笑)
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元マフィアのヒットマン。今じゃ大病院の研修医。 そんなピーターの過去を知る男が入院してきたことから始まる悲喜劇。 まず冒頭のつかみが強力。絡んできたチンピラを叩きのめす際に医学的見解を提示するあたりでやられてしまった。 先に進むに従い、期待を裏切らず、物語は加速度を増していく。 ...
元マフィアのヒットマン。今じゃ大病院の研修医。 そんなピーターの過去を知る男が入院してきたことから始まる悲喜劇。 まず冒頭のつかみが強力。絡んできたチンピラを叩きのめす際に医学的見解を提示するあたりでやられてしまった。 先に進むに従い、期待を裏切らず、物語は加速度を増していく。 やがて語られるピーターの過去と交錯して現在の混乱が描かれる。過去はシリアスに。今はブラックに。そのバランスがなんとも巧くて、過去にも今にもドキドキしてしまう。 そして二つが出会うラスト。まさかの武器が登場する。今までこんな武器を作った(或いは使った)ケースはないんじゃないかな。 それほど強烈で、ひとつ間違えるとバカミスまっしぐらなんだけど、ここへ到る物語がなんだか説得力を与えているような…。 よくできた娯楽小説だと思う。 続編も製作中らしいのでそちらも楽しみだ。
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これは面白かった! 主人公のピーターがそれこそ「最初からクライマックスだぜ!」的な主人公ですね(意味不明)。 文章は一人称で読みやすいものの、最初は入り乱れる現在の物語と過去の物語に少し戸惑う。 過去の物語が盛り上がったと思ったら、現在の物語に戻り、現在が盛り上がったら過去に…...
これは面白かった! 主人公のピーターがそれこそ「最初からクライマックスだぜ!」的な主人公ですね(意味不明)。 文章は一人称で読みやすいものの、最初は入り乱れる現在の物語と過去の物語に少し戸惑う。 過去の物語が盛り上がったと思ったら、現在の物語に戻り、現在が盛り上がったら過去に…。 慣れるまでは、そのテンションの落差がストレスになったけど、最後にはそれがこの物語を面白くさせる最大の要因であるように感じた。 ただ、最後まで慣れなかったのは、随時入れられる脚注。これは個人の好みの問題だと思うけど、私は読み進めるリズムがそこで狂わされるように感じて、少し邪魔だった。 でも物語は本当に面白い。 実際に医学部を卒業し、検死局に勤めた経歴を持つ作者さんだけあって、リアルな描写でぐいぐい引き込まれた。 …ただ、456-457ページの描写だけはあまりにグロテスクすぎて読み飛ばしてしまった…。 次作も執筆中とのことですが、ピーターがどんな形で現れるのか、楽しみに待ちたいと思います。
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もう映像化が決まってるとか… それも納得なほどに面白かった。ちょっと病院内での話でも過去の話でもグロい描写が多いけど。 個人的にはガイ・リッチーか、タランティーノでお願いしたい! でも、ディカプリオってのはどうだろう…?もっと精悍な人が良いな♪
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