「怖い絵」で読む世界の歴史 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初のころは、すごく陰惨な絵だったりして刺激的だった。昔の絵だから、迫力みたいなのとかリアルさはあまりなく、人形みたいなんだけど、良く見ると首がない、みたいな。「ワールシュタット」というのは「死体の町」という意味だと書いてありふーん、と思った。 あと、インカ帝国の皇帝アタワルパのところが印象的だった。
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報道写真で切り取った世界の歴史と考えればわかりやすい。写真がない時代だから絵のわけで。時代も国もバラバラなので、どこから読んでもかまわない。 先ごろ、沢木耕太郎がロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」が実は演習中に足を滑らせた兵士を撮ったものとの見解を示したが、真偽はさておき、...
報道写真で切り取った世界の歴史と考えればわかりやすい。写真がない時代だから絵のわけで。時代も国もバラバラなので、どこから読んでもかまわない。 先ごろ、沢木耕太郎がロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」が実は演習中に足を滑らせた兵士を撮ったものとの見解を示したが、真偽はさておき、彼の写真がスペイン内戦を見事に切り取った一枚として世界の目をスペインに振り向かせたのは事実だ。 この本も誇張や伝聞をもとに描かれた絵もあるだろうが、こんなことがあったのか、当時はこんなことが考えられていたのか、と興味深く眺められる。長い文章を読むよりわかりやすい。 4ページでひとつの絵とその時代背景と影響などが解説してあるので、深く考えることなく、雑誌や新聞のコラムを読んでいるような感じだ。 ちょっと違うかもしれないが、明治期の新聞錦絵みたいなものかな… 表紙の絵は十字軍が捉えたイスラム軍捕虜を処刑する場面の絵。 その他、ジャンヌダルクの処刑の絵とか、モンゴル軍の襲来の絵とか、アヘン戦争とか、ナポレオンとか、アステカ文明の絵とか、ローマ帝国だったり、ロシア革命やフランス革命だったり、ヒトラー、バイキング、秀吉などなど、あっちいったりこっちいったりで多岐に渡る。 ほとんどの絵が戦争や紛争の絵だから、人類の歴史ってほんと戦争の歴史なんだなと思う。
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うーん、ものたりない。 この本での「怖い絵」というのは、美術的価値のある絵画というより、世界史の図説に載っているような、名もない人が残したような素朴なもの(歴史的には価値あるものなのかもしれませんが)。なので、絵について深くつっこむようなことはなく、絵の役割は挿絵程度。文章も教科...
うーん、ものたりない。 この本での「怖い絵」というのは、美術的価値のある絵画というより、世界史の図説に載っているような、名もない人が残したような素朴なもの(歴史的には価値あるものなのかもしれませんが)。なので、絵について深くつっこむようなことはなく、絵の役割は挿絵程度。文章も教科書のように史実を並べたようなもので、もう一歩踏み込んで欲しいところでさっさと次のテーマに移ってしまう感じ。「怖い絵」ということで中野京子さんのような深いものを期待していたので、残念。途中で読むのやめてしまいました。
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古代文明から近現代まで幅広く取り上げられており、一つが3、4ページほどでまとめられているので読みやすい。 時代ごとに纏まっていたら、尚いっそう良かったかもしれない。
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教科書の図説で見た絵。 「何でこんなシュールなんだろう」 って思ってた謎が全て解けた。これは読むべき。
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