はじまりの歌をさがす旅 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
曽祖父の遺産を巡る旅というだけでワクワクする。そこに音楽があるならなおさら。 隼人にとってはとんだミステリーツアー、しかも過酷な砂漠でのサバイバルというわけだが、みんな何かを隠していてなかなかどう転ぶかわからない。 そして、無事? 旅が終わった後にも幾波乱もあり、盛りだくさんな内容だったが、肝心のアボリジニ関連の部分が難しい。政治が絡んだ途端に胡散臭くなるからだ。 誰を信用していいのか、着地点はどこなのかだんだん怪しくなりながらの大団円。
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赤い砂漠がみえるようだった。 解説では冒険小説とされていたが、ファンタジーやらサスペンスチックなところやら、人種問題やら色々詰め込まれていて凄かった。 神話や歌の中で生活している世界もあるんやなぁ、と。
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後半のストーリーの広がり方に特徴がある作家だなぁと改めて思った。そこまで広がるか、と思ってついていけない部分もあったけれど、民族特有の歌とか、それを大切にして大昔から受け継いできた人たちからしたら、歌の力って強大なのかな、と。 興味深くて面白かった。
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主人公はミュージシャン志望のサラリーマン。ある日見知らぬ黒人女性からオーストラリアに移住していた曾祖父が死んだこと、遺産を相続するためには『ザ・ゲーム』に参加しなければならないことを知らされる。 やがてアボリジニの伝承「ソングライン」に魅せられた主人公は、『ザ・ゲーム』の参加を決...
主人公はミュージシャン志望のサラリーマン。ある日見知らぬ黒人女性からオーストラリアに移住していた曾祖父が死んだこと、遺産を相続するためには『ザ・ゲーム』に参加しなければならないことを知らされる。 やがてアボリジニの伝承「ソングライン」に魅せられた主人公は、『ザ・ゲーム』の参加を決意する・・・。 筆力は相変わらず健在。ただ「夏のロケット」や「リスクテイカー」と比較してしまうと若干落ちるか。 あとがきに書かれているが、作者自身がミュージシャンであるため、少々歌の力に引きずられてしまった感がある。 もっと細部を書き込んで、ストーリー的には前半部分だけで終わらせた方が面白かったかも。
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まだ一回しか読んでいないが、砂漠で放り出されるあたりからついていけなくなって、結局ストーリーが入ってこなかった。 川端裕人作品は、最終的に面白いので、いつかじっくり再読したいと思います。
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テーマはおもしろい。読み始めは自分もオーストラリアでアボリジニの足跡を辿る旅に出たくなった。でもなぁ、最後はなんかむりやりドタバタというか、収集がつけにくくなってしまった感じ。最近「自分の言葉を残す」ということの意味を考えていた時期でもあって、このブクログを始めようという動機づけ...
テーマはおもしろい。読み始めは自分もオーストラリアでアボリジニの足跡を辿る旅に出たくなった。でもなぁ、最後はなんかむりやりドタバタというか、収集がつけにくくなってしまった感じ。最近「自分の言葉を残す」ということの意味を考えていた時期でもあって、このブクログを始めようという動機づけにはなった。
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行ったことのないオーストラリアを旅し、会ったことのないアボリジニと会うことができた。 歌って何か初めて考えたかも。 途中から加速してきて一気に読めた。 ボリューム的にも十分満足できるくらい詰まってた。
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この人の作品もいっぱい読んでおります。性善説の人で読後感が非常に良い作家です。 主人公が少年のほうが良いかんじの作品になっていると思います。 多分作者が凄く良いヤツで、書いてると無茶苦茶良いヤツになっちゃうから、それで主人公が少しガキっぽくなっちゃうんじゃないかな?と思っておりま...
この人の作品もいっぱい読んでおります。性善説の人で読後感が非常に良い作家です。 主人公が少年のほうが良いかんじの作品になっていると思います。 多分作者が凄く良いヤツで、書いてると無茶苦茶良いヤツになっちゃうから、それで主人公が少しガキっぽくなっちゃうんじゃないかな?と思っております。 今回も主人公は凄く良いヤツです。 この作品は若いサラリーマン(元ストリートミュージシャン)が、自分の曽祖父の足跡をオーストラリアで辿る、っていう話です。 曽祖父はオーストラリアでアボリジニと暮らし、そのうちアボリジニの英雄となった人で、その子孫(主人公の親戚ですね)と一緒にオーストラリアの砂漠を旅します。 その際に、大地に残っている歌を、さまざまなエピソードと一緒に探していって、その果てには…、というストーリーです。 旅で何で歌?とも思うのですが、知らない国を旅していくと、いろいろな歌が入ってきます。 耳に入ってくるだけではなく、身体に入ってくるというかんじです。 知らない言葉のリズムもそうですし、街の騒音、夜の虫の声、空気の流れる音、いろいろな音がリズムになって入ってきます。 それだけじゃなくて、旅をしている間の自分のエピソードも、なんとなく一つの音楽として身体に入ってきます。 ストーリーではこういうかんじではないですが、なんとなく良く分かるようなかんじがします。 作品自体は、最後がなんとなくタルくなってしまいましたが、途中の旅のシーンは、非常に楽しめました。 なんか、オーストラリアにも行ってみたくなりました。 ソングラインをたどる旅は、おっさんにはハード過ぎますが…。
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ドラクエを並行してやっていたからか、 妙にマッチして砂漠の「ソングライン」を 楽しく読めた。 面白かった。
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川端さんの小説に外れはありません。 この小説もぐいぐい引き込まれました。 朝の電車でもう少しで乗り越すところでした。 アボリジニに関係する話。 『ソングライン』という書籍を読みたくなった。
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