サブプライムから世界恐慌へ の商品レビュー
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サブプライムから世界恐慌へ 著者は東京大学卒、経済学研究科博士課程修了、東京大学名誉教授 ニューヨーク大学、ニュースクールフォーソシアルリサーチ客員教授 ロンドン大学、マニトバ大学、タマサート大学、ヨーク大学、シドニー大学、上海財経大学 等の客員教授などを歴任された伊藤誠さん。 全157P 第一章:サブプライム金融恐慌とは 21P 第二章:世界恐慌への拡大 28P 第三章:100年に1度の危機 28P 第四章:金融恐慌の政治経済学 44P 第五章:世界のゆくえ 29P おわりに-日本の経済社会の進路- 17P サブプライムローン問題が起こった原因は、 サブプライム層へのローン貸付 →住宅購入希望者の増大 →住宅価格の高騰 →住宅価格バブルの崩壊 →返済不能者の増大 →金融機関の負債大 →投資銀行の負債大 →世界恐慌へ →メーカーの売上が落ちる 本書では、新自由主義による 国際化、民営化、規制緩和の政策がサブプライム問題により崩壊したことを指摘し、 新しい仕組みを考えていかなければならないとしている。 製造業の知財戦略についての話や、 今回の新自由主義崩壊の話を基にして、今後日本企業はどうあるべきかを考えるきっかけになった。 過去、1929年に発生したアメリカ発の世界恐慌は、 第二次世界大戦で景気回復した。 ということなので、戦争が景気に与える効果について興味を持った。
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