都築道夫の読ホリデイ 下 の商品レビュー
時代のせいなのか、サイコ・サスペンスが実に多い。でも、翻訳ミステリはこの頃はまだ読まれていたことがよく分かる。そして突然、訪れた「9・11」。奥さんの死。連載は静かに終わる。小森収氏の解説によると、最後の方は、体調のせいなのか、連載を続けるのがやっとだったのですね。そんな中、急に...
時代のせいなのか、サイコ・サスペンスが実に多い。でも、翻訳ミステリはこの頃はまだ読まれていたことがよく分かる。そして突然、訪れた「9・11」。奥さんの死。連載は静かに終わる。小森収氏の解説によると、最後の方は、体調のせいなのか、連載を続けるのがやっとだったのですね。そんな中、急に西村京太郎の作品を取り上げていたのには、雑誌で初めて読んだときも、そして今回も奇異に感じました。「風の殺意・おわら風の盆」。気になりつつ未だ読んでいません。
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1998年から2002年まで書き続けられた、都筑道夫センセーによる最後の書評&エッセイ集。 毎月、数冊の本の紹介と身辺雑記が書かれている。 都筑センセーの映画や小説に対する考え方が良く分かるものになっている。 個人的には、古典的な本格ミステリに対してセンセーがあまり高い評価をし...
1998年から2002年まで書き続けられた、都筑道夫センセーによる最後の書評&エッセイ集。 毎月、数冊の本の紹介と身辺雑記が書かれている。 都筑センセーの映画や小説に対する考え方が良く分かるものになっている。 個人的には、古典的な本格ミステリに対してセンセーがあまり高い評価をしていないところが驚きだったかな。 やっぱり、そこの留まっていてはいけないということなのかなぁ。
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