1,800円以上の注文で送料無料

「ふるさと」の発想 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2009/10/04

地元の知事が書いたと言うことで、やっぱり県民としては読まなくてはという使命感はありましたが、内容は期待していたわけではありません(すみません!西川知事m(__)m)。ところが!これは本当にいい本でした。福井県民必読どころか、都市部の人も是非一読を。この内容をテレビなどもっともっと...

地元の知事が書いたと言うことで、やっぱり県民としては読まなくてはという使命感はありましたが、内容は期待していたわけではありません(すみません!西川知事m(__)m)。ところが!これは本当にいい本でした。福井県民必読どころか、都市部の人も是非一読を。この内容をテレビなどもっともっとアピールしてほしいものです。全国の知事では、今はマスコミ受けする知事の発言が目立ちますが、それだけでなくこの本のような内容を取り上げていくべきではないでしょうか? 北陸地方の天気予報が都会では、ときには新潟の天気予報で代用されているところは、まさにこの本の通りのことを以前から思っていました。都会の人が福井県に行くのに新潟の予報で代用できるのか?直線距離にして500km離れているのは、東京と鳥取の距離に匹敵しますとのこと。こうした意識が実は問題だと言うことです。 この本を読んでいる時に全国学力テストの結果が発表されました。福井はいいところです(^^)。

Posted byブクログ

2018/10/14

現役福井県知事(秘書が書いて、本人は手を入れているだけと思うが)が、「地方の現場」を生々しくレポートした本。 現代における「地方の生活」を描写する第1章が印象的。地方の財政逼迫の原因は、プラザ合意以降の内需拡大策として地方単独の公共投資が増えたにもかかわらず、小泉政権で逆に地方交...

現役福井県知事(秘書が書いて、本人は手を入れているだけと思うが)が、「地方の現場」を生々しくレポートした本。 現代における「地方の生活」を描写する第1章が印象的。地方の財政逼迫の原因は、プラザ合意以降の内需拡大策として地方単独の公共投資が増えたにもかかわらず、小泉政権で逆に地方交付税が減少したことにある、と著者は訴える。また、人材供給など多くの面で都市は地方に依存しているにもかかわらず、都市と地方の税収配分はアンバランスであると主張する。このあたりはよくわかる。 ただ後半の「ふるさとという発想」の部分は、よくある各論、アイデアが羅列されているだけで、あまりインパクトを感じなかった。

Posted byブクログ