銀行の法律知識 の商品レビュー
2014年6月5日読了。銀行が固有業務・付随業務を営むに当たり関連する銀行法・金融取引法などの条文を、架空の銀行の法務部長と担当者のやり取りの形式で確認していく本。金融ビッグバンなどの金融改革により銀行関連の法律は自由化されており銀行の業務範囲も広がり収益が多様化した、というイメ...
2014年6月5日読了。銀行が固有業務・付随業務を営むに当たり関連する銀行法・金融取引法などの条文を、架空の銀行の法務部長と担当者のやり取りの形式で確認していく本。金融ビッグバンなどの金融改革により銀行関連の法律は自由化されており銀行の業務範囲も広がり収益が多様化した、というイメージはあるがその実銀行は業務遂行に当たり各種の法律でガッチガチに縛られており、銀行員は法律を頭に叩き込み、必ず法務部門のチェックを受けないと恐ろしくて新規事業などとてもできない、ということがよく分かった。銀行が子会社化できる事業・利益相反にならない取引・プリンシプルルールの解釈の難しさ、など。まあ銀行に無制限の権限を与えるわけにはいかないのは当然なのだろうが。
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銀行法務の肝を学べる 銀行法務の肝を要領よくポイントを絞って解説している良書。 法務部長と行員の会話形式の構成なので、ストーリー性があり 法律関係の本にもかかわらず気兼ねなく読み進めることができる。 内容も、預金業務(盗難通帳の払い戻し)、金融商品販売業務、為替業務、与信業務...
銀行法務の肝を学べる 銀行法務の肝を要領よくポイントを絞って解説している良書。 法務部長と行員の会話形式の構成なので、ストーリー性があり 法律関係の本にもかかわらず気兼ねなく読み進めることができる。 内容も、預金業務(盗難通帳の払い戻し)、金融商品販売業務、為替業務、与信業務、債権保全回収業務、その他付随業務を網羅しており、トピックスを抑えている。 入門書として最適な一冊だ。 特に気になる内容が為替業務。 為替業務は銀行だけが行うことができる業務のひとつ。 最近、送金移動業者として携帯キャリアが登録するなどして規制緩和がすすんでいるものの、基本的に銀行しか為替業務を行うことができない。 しかし、海外では銀行以外の業者も行っているらしい。 特に世界的に有名なのが、paypal社という会社。 ・・・僕も使っている。 オンライン英会話の月謝がpaypal社を通して支払われているはずだ。 これは銀行法上許されることなのか? という問いに、同社のウエブサイトは海外のサーバーを使っており、日本語の翻訳サイトはあるものの、日本の居住者向け勧誘を行っていないから、という理由でグレーながらも日本において利用できる状況であるみたいだ。 なんだか、いかがわしい無修正サイトが海外サーバーであるからOKみたいなに感じられる。(笑) とはいっても、海外サーバー+決済はクレジットカードで行われるので送金業務とは言いがたいという見解らしい。 まあ、グレーゾーンであるには変わりないので、急に使用できなくなるとかは困りますけどね。
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多分わかりやすい本。 ただし、一つ一つの用語がわかっていれば。 あれ、わかりにくいかも。 法律の理屈をわかりやすく解説しているので、中に出てくる用語を調べながらじっくり読めばかなり勉強になる。 結局はこの本一冊だとだめなのかも。用語集が必要か。 前半はわかりやすいと思ったのに。
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