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打ち水大作戦のデザイン の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2010/08/23

「打ち水大作戦」のソーシャルデザインの舞台裏をまとめた本。 すごい体制や綿密な組織があるわけでもないのに、日本全国で何十万人もが参加し、彼ら彼女らが協働して正午に一斉打ち水を行い、実際に周囲の気温を1度下げている。 こんな取組みが2003年からもう8年も続いている。 江戸時...

「打ち水大作戦」のソーシャルデザインの舞台裏をまとめた本。 すごい体制や綿密な組織があるわけでもないのに、日本全国で何十万人もが参加し、彼ら彼女らが協働して正午に一斉打ち水を行い、実際に周囲の気温を1度下げている。 こんな取組みが2003年からもう8年も続いている。 江戸時代の文化であった打ち水を現代にデザインした池田氏。 池田氏曰く、デザインとは、「見えない神秘を見える化すること」だそうだ。 この本には「イベント」とか「キャンペーン」といった言葉が一切使われていない。 なぜなら、誰もが「あ、打ち水の時間だ!」といって、表に出ては顔を見合わせ、お互いの安否を確認し、一緒に打ち水をする。そんな日常の「できごと」となることが、このソーシャルデザインの目的だからだ。

Posted byブクログ

2011/02/14

2003年にスタートし、今や全国的に(一部海外にも)広がった「打ち水」のガイダンス・ブック。 その発展の歩み、ユニークなツールの数々、少ない予算ながらパンチの効いたプロモーション、参加者のメッセージなどが、A5判144ページにギッシリとつまっている。そこにかかわる人々の思い、悩み...

2003年にスタートし、今や全国的に(一部海外にも)広がった「打ち水」のガイダンス・ブック。 その発展の歩み、ユニークなツールの数々、少ない予算ながらパンチの効いたプロモーション、参加者のメッセージなどが、A5判144ページにギッシリとつまっている。そこにかかわる人々の思い、悩み、行動力、達成感などが、誌面を通じてジンワリと伝わってくる。そして“ノリ”の大切さをあらためて気づかせてくれる。 この本自体も、いわば“ノリ”で作られており、見せ方&読ませ方も楽しい。愛・地球博や秋葉原の「打ち水」作戦に、メジャーデビュー前の「Perfume」も参加していたというプチ発見などもちりばめられており、あっという間に“ノリ”で読めてしまう。 打ち水大作戦への参加意欲を高めるためにも、6~7月頃の読書がお薦め。

Posted byブクログ