ジェミーと走る夏 の商品レビュー
黒人の少女と白人の少女の友情。 周囲の大人の偏見など跳ね返してしまう。 最後は周囲を巻き込んだハッピーエンド。 日本ではここまで極端な人種差別はない。 根深さを知った。 ただ、二人の女の子の友情物語としても共感を持って読めた。
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「外国の本っておもしろい! ~子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック」の「1. 外国のくらし」で紹介されていた10冊のうちの1冊。
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読んで良かった。出会いで泣いて、危うさに立ち向かう姿に泣いて、 自助とか協調とか前進する姿に泣いて、ラストはね、もうね、嗚咽ですよ。 読んで良かった。跋渉。8月のスローガンにする。
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久しぶりに読んだYA(ヤングアダルト)。 ここまでドキドキしながら読んだYAは久しぶり 白人の女の子・キャスの目線で描かれていて、 キャスと一緒に戸惑い、進み、恥じる。 のめりこんで、のめりこんで、 読み終えた頃には「ああ、チョコレートミルクに会えないなぁ」 と少...
久しぶりに読んだYA(ヤングアダルト)。 ここまでドキドキしながら読んだYAは久しぶり 白人の女の子・キャスの目線で描かれていて、 キャスと一緒に戸惑い、進み、恥じる。 のめりこんで、のめりこんで、 読み終えた頃には「ああ、チョコレートミルクに会えないなぁ」 と少しがっかりする。 良作だったなぁ、としみじみ思います。 ************************ 白人の女の子・キャスのお父さんは、 「隣に黒人が引っ越してくるから」と隣家の間に 大きなフェンスをたてる。 キャスは、隣の家の女の子・ジェミーとフェンス越しに仲良くなる。 「走ることが好き」が共通点な二人は仲良くなり 一緒の時間を過ごすことになる。 しかし、キャス・ジェミーの親は互いをよく思っておらず うまくいかない。 ある日、キャスの妹の急病をきっかけに和解する。 最後は「あぁいいなぁ…」とためいきをつけます。 前半が前半だっただけに、ラストは平和でなごみます。
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キャスの家の隣に越してきたのは黒人の一家。同い年のジェミーという女の子がいて、キャスは友だちになりたい。でも、キャスの父さんは黒人が大嫌いで、隣家とのあいだにがんじょうな塀を築いてしまう。それでも走ることを通じて仲よくなるジェミーとキャス。そしてある日……。 それぞれの歴史や、偏...
キャスの家の隣に越してきたのは黒人の一家。同い年のジェミーという女の子がいて、キャスは友だちになりたい。でも、キャスの父さんは黒人が大嫌いで、隣家とのあいだにがんじょうな塀を築いてしまう。それでも走ることを通じて仲よくなるジェミーとキャス。そしてある日……。 それぞれの歴史や、偏見や、現実の貧しさから根深く居座る差別。それが具体的にも精神的にも「壁」となって立ちはだかる。 そこに小さな風穴をあけるのは、「走る」という行為であり、またジェミーとキャスのふたりが交互に読み合う『ジェーン・エア』の物語でもあった。しっかりと描かれ、さわやかに読みきれる、とても良質な物語。
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