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ココデナイドコカ の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2015/08/05

タイトルの印象から、『対岸の彼女』みたいな虚無感に悩まされる主婦やOLの話を想定してた。 案外主人公はそうでもなく、周囲に利用されて出し抜かれながらも、ちゃんと自分の恋愛をする女性だった。 恋愛小説って結婚が永遠のテーマみたいに書かれることが多いけど、女の幸せって何なんだろう?...

タイトルの印象から、『対岸の彼女』みたいな虚無感に悩まされる主婦やOLの話を想定してた。 案外主人公はそうでもなく、周囲に利用されて出し抜かれながらも、ちゃんと自分の恋愛をする女性だった。 恋愛小説って結婚が永遠のテーマみたいに書かれることが多いけど、女の幸せって何なんだろう??

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2011/12/29

密閉容器 結婚詐欺にあう むらさき 源氏物語の講座で出会う 代用品 事情通 偽妻 当て馬 嘘恋人 数字屋 幸福 とりあえず感想書くのめんどくさい さらーっとながしたかんじ

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2011/11/12

短編集。すらすらと読めた。一歩引いたような視点から書いてあるので、 それが情景を浮き上がらせているような。 女のどろどろした部分がリアル。 密閉容器・当て馬・幸福がよかったかな。それ以外も、タイトルがよかった。 これからも読んでみたいけど、身に刺さる言葉も多いので、耐えられるとき...

短編集。すらすらと読めた。一歩引いたような視点から書いてあるので、 それが情景を浮き上がらせているような。 女のどろどろした部分がリアル。 密閉容器・当て馬・幸福がよかったかな。それ以外も、タイトルがよかった。 これからも読んでみたいけど、身に刺さる言葉も多いので、耐えられるときに読もうと思う。

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2011/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好き嫌いはさておくと、さらりとした作りの中に皮肉混じりの柔らかいとげがあり、中々刺激的。 女性ならではの女性の心のうちを描き出しているように感じた。 正直なところ、ニガテな女性ばかりで気持ちわるかった。 ひとりよがりで、The女。ねたーっとからみつく負のオーラ。 薄気味悪さがなんともイヤーな気持ちになる。

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2010/11/23

こんな恐ろしい女の人達がこの世界のどこかで暮らしているのかしら?読みやすいし短編だけれど、眠る前に読む本には適していないかなと思います。

Posted byブクログ

2010/05/25

んんんんん(´ー`;)  合作短編集で1作の短編から惹かれた島村洋子さん(→その感想はこっち  )、とりあえず図書館に1冊あった本を読んでみました。これも短編集、 「密閉容器」奔放な妹、過干渉な母の犠牲になったと思ってる女 着物販売の男にも騙され。 「むらさき」妊娠してしまっ...

んんんんん(´ー`;)  合作短編集で1作の短編から惹かれた島村洋子さん(→その感想はこっち  )、とりあえず図書館に1冊あった本を読んでみました。これも短編集、 「密閉容器」奔放な妹、過干渉な母の犠牲になったと思ってる女 着物販売の男にも騙され。 「むらさき」妊娠してしまった愛人側と 病気で子宮をとる手術が決まったうえに愛人が妊娠したからと離婚を切り出された妻側両方mix。。。タイトルは源氏物語絡み。子が持てなかった紫の上になぞらえて。 「代用品」ほんとはこれがよかったけど仕方なくコレで我慢してる、、という思考回路ばっかりの女と別れた男。見合いの男とは自分が代用品にされるところで。 「事情通」情報通として仕事をする女。凡才の旧友とその息子が注目され。鬼運だけでのしあがる旧友「泳げるようになったから、もう浮き輪はいらない」この比喩はグサリと残った。 「偽妻」モデルハウスに住み週末は見学客がくる家。ホステスの愛人。二股をかけていた男が、実は利用されてるのは自分のほうかと気付くラストは面白い。てか女はやっぱ怖い。 「当て馬」ドッグショーで当て馬出場したウィンピーの飼い主。見初められて結婚した相手は破産、最悪の離婚後に商売は盛りかえし、友人だった女が妻として再婚。。。 「嘘恋人」チャットレディで大金を貯めた女。質屋の女が誘われた詐欺。人の淋しさを食い物にして儲けた金は、財布にも心にも大きな穴をあける消え方を。。 「数字屋」携帯の縁起番号を取引する女。アイドルに憧れる高校生キャバ嬢。携帯を持たせてくれて、写真をとる男。金と引き換えに若さを売る代償。 「幸福」知人に一人娘を預けていた間に娘は事故死。その後夫婦も壊れ、実家の洋品店を手伝う女。嫌味な老婆の幸せ自慢、通夜の席で真実が。 最初に惹かれた作品とはずいぶん毛色が違って……ひと言でいうと「被害者のオンナ」話。重い、、。オンナならとくに、いつ自分にも起こっても不思議でない不幸を見せられたり、自分のなかのやな部分を登場人物に重ねたり、まあ、軽く楽しくは読めないわ。。「むらさき」 や 「幸福」なんか、おなじ設定で浅田次郎さんあたりにかかれば大感動のお涙美談にもなりそうだけれど。救われねーーーー!!!(艸д+。;)なまま終わる。。それがまたリアルだけども。。。女流作家ならではの文章だと思う。心に残った棘は大きいんだけど、何度も手に取ると消耗してしまいそうな作品。女性の恋愛を描く作者さんのようですが、たぶん報われない系が多そうだな。。

Posted byブクログ

2017/12/12

短編集。ちょっと不幸な人にまつわる物語群。『密閉容器』は詐欺に遭うより身内に苦しめられる不幸が身につまされる。『むらさき』は不妊の妻と妊娠した愛人の、お互いそうとは知らずに知り合ってしまい、どうなるのか分からない展開、『代用品』はラストの台詞を狂気に感じさせる習性がホラー的。9編...

短編集。ちょっと不幸な人にまつわる物語群。『密閉容器』は詐欺に遭うより身内に苦しめられる不幸が身につまされる。『むらさき』は不妊の妻と妊娠した愛人の、お互いそうとは知らずに知り合ってしまい、どうなるのか分からない展開、『代用品』はラストの台詞を狂気に感じさせる習性がホラー的。9編どれもオチがいい感じ。

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2009/10/04

どの物語にも共通する冷めた目線がとても好き。 「騙された!許せない!」ではなく、「ほんとうは気付いていた」と流せるところが。 こういうスタンスの人間になりたい。

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2009/10/04

色んな不幸せを背負い込んだ女にまつわる短編集。 決して読んだあとスッキリ、とか感動、とか、 もやもや、とかそういうはっきりとしたものはない。 でも「絶対こんな女にはならないように気を付けよう」、 「こんな女友達には気を付けよう」と思える ある意味反面教師本。 短編集だけど、1つ...

色んな不幸せを背負い込んだ女にまつわる短編集。 決して読んだあとスッキリ、とか感動、とか、 もやもや、とかそういうはっきりとしたものはない。 でも「絶対こんな女にはならないように気を付けよう」、 「こんな女友達には気を付けよう」と思える ある意味反面教師本。 短編集だけど、1つ1つからくりというか オチがしっかりしてる。 『当て馬』とか『代用品』とかは特に。

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2009/10/07

女性を主人公にした短編集が9作品掲載されてます。どれもが読んで甘くない、ちょっと悲しくなるような、せつない気持ちにさせます。 「紫」は源氏物語を軸に相対する2人の女性を描き、なかなか興味深いものがありました。

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