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靴を売るシンデレラ の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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2023/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感動した。勇気をもらった。自分に自信を持って生きる大事さを学んだ。できれば10代の時に読みたかった。

Posted byブクログ

2023/06/18

如何にもアメリカらしい、ハリウッド映画を思わせるような、ユーモアと波乱に満ちた展開。 でも、それだけではないところに、この作品の良さがあると思いました。 グラッドストン靴店で働く、靴の販売に長けた16歳の高校生、「ジェナ・ボーラー」と、そこの老・女社長、「マデライン・グラッドス...

如何にもアメリカらしい、ハリウッド映画を思わせるような、ユーモアと波乱に満ちた展開。 でも、それだけではないところに、この作品の良さがあると思いました。 グラッドストン靴店で働く、靴の販売に長けた16歳の高校生、「ジェナ・ボーラー」と、そこの老・女社長、「マデライン・グラッドストン」の、キャデラックを手懐けながらの長いドライブの旅は、新感覚のお仕事ロード小説となっておりますが、それ以上に印象に残ったのは、ジェナの愛すべき人柄でした。 アメリカのティーンエイジャーは、明るくポジティブなひとつのイメージを持っていたが、どこの国も、家族について悩み苦しんでいることには共通点があり、その内容は、父のアルコール中毒に、両親の離婚による、母の過酷な労働状況、ジェナに甘えたい妹に、アルツハイマー病のおばあちゃんと、日本人が共感できるもので、それに対して、必死で向き合いながらも、時に、「なぜ?」が胸中に湧き起こる感覚を否定できなかったジェナ。 必死で向き合うのは、それだけ家族の事を愛しているからだと思い、その優しさに読んでいる私も胸が熱くなるが、それだけでは駄目なことに、ジェナは今回の旅を通して、気付き、学び、そして実行に移す過程には大味な感じではない、納得できるものがあり、物語の素晴らしさを感じました。 また、個人的には、人間の足(足首から先の部分)には、26本の骨、19の筋肉、33の関節、107の靱帯があることを知り、自分の足に最適な靴を選ぶことが、如何に大切なのかを実感したことも印象的で、自分一人で試し履きするだけだと、判断が難しいんですよね。 そんな時、ジェナみたいな、物でなく人間を見てくれる接客をしてくれる靴店があれば、私もぜひ行きたいです。

Posted byブクログ

2021/09/16

図書館のティーンコーナーで目に止まり、タイトルと表紙絵に惹かれて借りた本。 原題は「Rules of the road」で、読んでみると、当然だけど原題がしっくりくる内容でした。 16歳のティーンエイジャーの女の子が主人公の一夏の物語。この設定このストーリーで16歳?と思って...

図書館のティーンコーナーで目に止まり、タイトルと表紙絵に惹かれて借りた本。 原題は「Rules of the road」で、読んでみると、当然だけど原題がしっくりくる内容でした。 16歳のティーンエイジャーの女の子が主人公の一夏の物語。この設定このストーリーで16歳?と思ってしまうけれど、アメリカのティーンは精神的に大人な子が多いのだろう。 設定はともかく、主人公が頑張って周囲の大人と渡り合って成長していくストーリーは読んでいて爽快で、若いっていいなぁと久しぶりに思いました。 そして、こんな靴屋さんの店員さんがいたら買いに行きたい! あと、「世の中にはうそで固めた態度が多すぎる。だからこそ、本物は輝くのだろう。」というフレーズが印象に残りました。子供の幼稚園の保護者の世界がまさにこんな感じでした。

Posted byブクログ

2021/02/11

嬉しいことばかりじゃないけれど、それでも人生は生きるに値する。そんな希望をくれる、見せてくれる物語でした。 主人公ジェンナの、逃げてきたものに向き合い、毅然と立ち向かう姿に、自分もそうありたいと思わされました。 現代のシンデレラとともに、刺激的な一夏のチャレンジと成長を味わいたい...

嬉しいことばかりじゃないけれど、それでも人生は生きるに値する。そんな希望をくれる、見せてくれる物語でした。 主人公ジェンナの、逃げてきたものに向き合い、毅然と立ち向かう姿に、自分もそうありたいと思わされました。 現代のシンデレラとともに、刺激的な一夏のチャレンジと成長を味わいたい人におすすめ。

Posted byブクログ

2020/12/23

見た目はパッとしない16歳の女の子。でも靴を売ることには誇りを持っていた。 社長の運転手をすることになり、ものの見方が大きく変わる。

Posted byブクログ

2019/11/18

主人公のジェナは16歳。 身長は179センチだけどバスケ部のレギュラーからは外されたうえに、金髪のゴージャスな妹に比べてビジュアルもパッとしない。けれど、靴屋のアルバイトとしての誇りと売り上げはピカイチだ。 そんなジェナが、バイト先の靴チェーン店の経営危機を知り、夏休みの間社長の...

主人公のジェナは16歳。 身長は179センチだけどバスケ部のレギュラーからは外されたうえに、金髪のゴージャスな妹に比べてビジュアルもパッとしない。けれど、靴屋のアルバイトとしての誇りと売り上げはピカイチだ。 そんなジェナが、バイト先の靴チェーン店の経営危機を知り、夏休みの間社長のお抱え運転手としてシカゴからテキサスまで各支店を回ることになった。 大人の世界を通して物を売ることと、その信念を学んでいく。 高校生になったらバイトをしようと思っている中学生、もちろん高校生にも読んでほしいと思う。

Posted byブクログ

2016/10/03

勢いがあって楽しく読めた。それにしても高校生が靴屋で働いて、車を運転して、という設定がすごいなあ。大学生かと思ったら高校生で、アルバイトなんだけどバイトって感じでもない。日本とは違うなあ。。。 そして図書館住みとしては最高の文章が。 P224 「図書館の閲覧室の机の前に座った。...

勢いがあって楽しく読めた。それにしても高校生が靴屋で働いて、車を運転して、という設定がすごいなあ。大学生かと思ったら高校生で、アルバイトなんだけどバイトって感じでもない。日本とは違うなあ。。。 そして図書館住みとしては最高の文章が。 P224 「図書館の閲覧室の机の前に座った。おばあちゃんがよく言ってたな。神様が図書館をお作りになったのは、人間に「だって知らなかったんです」といういいわけを使わせないようにだよ。人間が知らなくちゃいけないことは、ほぼぜんぶ、図書館に詰まってるんだからね、って。」 肝に銘じます。

Posted byブクログ

2016/01/20

靴屋でアルバイトをするジェナはその働きぶりを気に入られ、社長の運転手としてテキサスまで6週間とドライブを社長と過ごすことになった。 シンデレラストーリーと言うと、思いがけず幸運がもたらされるサクセスストーリーですが、その意味ではジェナはシンデレラではありません。彼女は自分で考え、...

靴屋でアルバイトをするジェナはその働きぶりを気に入られ、社長の運転手としてテキサスまで6週間とドライブを社長と過ごすことになった。 シンデレラストーリーと言うと、思いがけず幸運がもたらされるサクセスストーリーですが、その意味ではジェナはシンデレラではありません。彼女は自分で考え、自分で動きます。 合理主義儲け主義の社長の息子より会社を守ろうとするストーリーを主軸に、ジェナの悩みが挿入されます。アルコール中毒の父親、アルツハイマーとなった祖母などの困難に立ち向かおうとするのです。そこにジェナを支えて力を添えてくれる人がいることは幸運なのかも知れませんが、それも彼女自身の魅力によって引き寄せたもの。ジェナの真っ直ぐな行動が素敵です。

Posted byブクログ

2014/02/18

これぞアメリカのYA小説!って感じです。 自己啓発的でちょっとシャレの効いた一人称で進む成長物語。半日くらいで読めるかな? かなり読みやすいし、主人公を子ども扱いしていないところが良いですね。一人の大人として扱っている。でも中身はやっぱり子どもな部分もあり、それを利用もする。 ...

これぞアメリカのYA小説!って感じです。 自己啓発的でちょっとシャレの効いた一人称で進む成長物語。半日くらいで読めるかな? かなり読みやすいし、主人公を子ども扱いしていないところが良いですね。一人の大人として扱っている。でも中身はやっぱり子どもな部分もあり、それを利用もする。 ティーンエイジャー代表としては良い人材ですよね。若者が皆主人公の様な子だったら世の中立て直せそう。 どん底な中での希望は大切。最強の武器。 そして靴への愛が伝わってきます。本当に仕事が楽しそう。日本人は特に見習った方がいいかも。こう思えたら素敵だろうなあ。 社長さん、小柄な設定だけど、口調からどうしてもgleeのスー先生イメージしちゃって勝手に愛着。実際だったらアレだけど、キャラクターとして厳しい感じのお年寄りキャラ好きなんだよね。 あとは…シスターが“アル中”と言うのに違和感はあった。“アルコール中毒”って言って欲しかった。でも敢えてかも?テキサス感? 結論、事実重要なのは物事をどう捉えてどう行動するか。 ポジティブに生きましょう!ってとこかな?!

Posted byブクログ

2013/07/29

高校生向け位。 ちょっとトントン拍子の、サクセスストーリーな気もするけれど、読んでいて気持ちがいい。読みやすい一冊。

Posted byブクログ