侘助ノ白 の商品レビュー
土佐に父と同行したでぶ軍鶏が直面したのは、かつての関前藩と同じような藩の貧困と一部の幕閣と商人の癒着問題。師匠の磐音には及ばないものの、利次郎も父の期待を遥かに上回る活躍をしました。 一方、江戸では小田平助という新キャラが登場して早々にレギュラーの座を射止めそうな活躍ぶり。まさか...
土佐に父と同行したでぶ軍鶏が直面したのは、かつての関前藩と同じような藩の貧困と一部の幕閣と商人の癒着問題。師匠の磐音には及ばないものの、利次郎も父の期待を遥かに上回る活躍をしました。 一方、江戸では小田平助という新キャラが登場して早々にレギュラーの座を射止めそうな活躍ぶり。まさか田沼派の手先ではないことを祈りたい。 もう1人注目すべきは霧子。若手の住み込み門弟と女衆、さらには隠密働きと一人三役の奮闘に加えて、よく気がつくし女性としての可愛らしい一面も覗かせるなど、将来性抜群でおこんさんに続くヒロイン候補です。
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奇しくもこちらも年明けの物語。ナイスタイミング。 利次郎の訪れた高知を舞台にした物語が並行でかたられ、新鮮なところがありました。 2020.1.2 2
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土佐(国許)へ父親と向かった利次郎の成長譚。 タイトルの雰囲気と良く合っていると思う。 江戸にいてはわからない地方色に出会い、利次郎は、一回りも二回りも大きくなったよう。 住み込み門弟たちの驚く顔が今から楽しみです。 土佐は上士と下士の身分の差がとても濃厚だということや、はり...
土佐(国許)へ父親と向かった利次郎の成長譚。 タイトルの雰囲気と良く合っていると思う。 江戸にいてはわからない地方色に出会い、利次郎は、一回りも二回りも大きくなったよう。 住み込み門弟たちの驚く顔が今から楽しみです。 土佐は上士と下士の身分の差がとても濃厚だということや、はりまや橋があんなに小さいとも(もちろんわたしが見たのは戦後などで再検されたものだろうけれど)知っていたものの、やはり知っていることを本の中で出会うと嬉しくなりますね。 利次郎は、ミニ磐音みたいだなぁ。
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重富利二郎親子が主役の外伝的な話かと思えば、新レギュラーをまた増やすし。(^^; すっかり「磐音サーガ」って感じですね。 槍とか珍しかったかも。 しかし、弟子まで強くなってくとねぇ。(^^; そろそろ店じまいの方向に持っていった方が良いのかも。
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佐伯泰英さん、居眠り磐音シリーズ30巻「侘助ノ白」読了。この巻は年末、年始の出来事が書かれ、餅つき、新たな槍折れの小田平助の参加など動きがあった。一番の読みごたえは、土佐藩に戻った重富百太郎と利次郎の活躍。霧子もだんだんと女性らしくなり、今後の展開も気になるところ。利次郎の成長が...
佐伯泰英さん、居眠り磐音シリーズ30巻「侘助ノ白」読了。この巻は年末、年始の出来事が書かれ、餅つき、新たな槍折れの小田平助の参加など動きがあった。一番の読みごたえは、土佐藩に戻った重富百太郎と利次郎の活躍。霧子もだんだんと女性らしくなり、今後の展開も気になるところ。利次郎の成長が嬉しい。いつもながら読みやすく、サクッと読めました♪
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利次郎さんがここまで取り上げられるとは意外でした。マンネリ対策もあるのでしょう。目先が変わって新鮮に読めました。真剣勝負のことで最後、麻田先生のおっしゃった「終生刀を抜かず生涯をまっとうできれば一番の幸せ」という言葉、利次郎と一緒に私も目から鱗でした。このような剣豪小説読んでいてなんですが、本当にそうだなと思います。
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高知へ。全部が高知篇で、磐音が出てこないような章もあった。そのほうが登場人物がいっぱいで、いろんな話も読めて面白いかな。江戸・関前(北九州)・山形・高知の中では、私にとって高知が一番なじみがあり、土地勘があるので読みやすかった。
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12月-3。3.5点。 居眠り磐音第30弾。 高知を父親と旅する、でぶ軍鶏こと利二郎の話が中心。 父はご用で帰国、反対派の動きが非常に気になる。 江戸では、九州出身の槍使いが居候。 次作も期待。
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2015/3/20 磐音少なめでいい感じ。ってちょっと悲しいけど。 完璧超人の活躍より未熟な人が悩みながら頑張ってるほうが当然おもしろいので。 鰻裂きの頃は大好きだったのに…
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旅のお供はいつもこれ。今回は土佐藩近習目付である父に同行して高知に赴いた重富利次郎が藩の改革に端を発した騒動に巻き込まれ活躍をする話。尚武館道場の頼もしい住み込み門弟として小田平助が加わる。
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