シーカヤック教書 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここ最近、シーカヤックにまつわる本を色々探してきましたが、雑誌かムックみたいなものばかりで、中々ここまでコアに開設している本は見つけられませんでした。 まだ1回しかシーカヤックに乗っていませんが、覚えるべきことが山ほどあるので、逆にやりがいを感じました。 リスク管理が自分でこなせるようになるには、とにかく実践! カヤックを早く手に入れよう。
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シーカヤックのことを知ろうとする際に教科書のようなものがないことで、書かれたというこの本。 確かにアウトドア雑誌のカヌー特集などにはかかれない、海・シーカヤックを取り巻く背景や現状に触れて書かれた充実した内容になっています。 著者である海洋ジャーナリストの内田正洋氏は、日本のシー...
シーカヤックのことを知ろうとする際に教科書のようなものがないことで、書かれたというこの本。 確かにアウトドア雑誌のカヌー特集などにはかかれない、海・シーカヤックを取り巻く背景や現状に触れて書かれた充実した内容になっています。 著者である海洋ジャーナリストの内田正洋氏は、日本のシーカヤック界のプロモーターとでもいうべき人。私も何度かお話を聞く機会がありましたし、2002 年のジョン・ダウド氏来日の際のツーリングでは一緒に漕いだこともあります。氏がいつも強調して語るように海の文化やレジャーにおいてシーカヤックが必ずしも中心であるとは思いませんが、確かに様々な日本・世界の現状がこの乗り物のことを通じて見えてくる側面は大いにあると私も思います。 シーカヤックを初めて体験して、その楽しさや奥深さを感じたら読んでみることをオススメします。 内田氏が講師を勤める東京海洋大学は2003年に東京商船大学と東京水産大学が合併して誕生した国立大学ですが、ここの授業の2008年からシーカヤックが導入されたと言うことです。氏はそれに講師として参画しているということです。確かに教科書のような本がないと体系的な授業とそこからの学習の積み重ねが難しいのだと思います。 東京海洋大学の学生たちが、羽田で行われた体験カヌーの手伝いに来てくれたことがありました。聞くところによれば、海辺の町の研究フィールドワークが大田区であり、授業でシーカヤックをやっていたこともあり、それがきっかけだったそうです。彼らのような若い人たちが、海と人間との関わりの文化を開拓していってくれるように大きな期待を感じます。
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