いつか空のうえで の商品レビュー
少女が10歳の時に、一度に父と母を亡くしました。 彼女はとても悲しくて、寂しくて、この思いを誰にも伝えられずいました。 せめて夢やお話の中で、お人形や、鳥や、動物や、花でもいいから、仲良くなってお話しをしたいと思っていました。 大人になった彼女は、美術学校を出て、結婚して、女の子...
少女が10歳の時に、一度に父と母を亡くしました。 彼女はとても悲しくて、寂しくて、この思いを誰にも伝えられずいました。 せめて夢やお話の中で、お人形や、鳥や、動物や、花でもいいから、仲良くなってお話しをしたいと思っていました。 大人になった彼女は、美術学校を出て、結婚して、女の子と男の子の母親になりました。 そんな彼女が、寂しい思いをしている世界中の子どもたちのために、この絵本が生まれました。
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表紙の色のイメージから爽やかな感じの絵本だと思っていましたが、青★の持つもうひとつの重いイメージ(冷たさ、静けさ、寂しさ)の絵本でした。 10才で母を亡くし、寂しい思いを誰にも受け止められず、いつしか心を閉ざしてしまった女の子が青い空と白い雲を眺めることで、そこに見えるかたつ...
表紙の色のイメージから爽やかな感じの絵本だと思っていましたが、青★の持つもうひとつの重いイメージ(冷たさ、静けさ、寂しさ)の絵本でした。 10才で母を亡くし、寂しい思いを誰にも受け止められず、いつしか心を閉ざしてしまった女の子が青い空と白い雲を眺めることで、そこに見えるかたつむり、ねずみ、ぞう達から母との記憶を思い出していくお話しです。 また、この絵本は、作者のアンドレア・ペトルリック・フライマヴィッチさんが経験した気持ちからできたものだそうです。作者の寂しかった気持ちがズ〜ンと伝わってきて、ちょっと哀しくなった絵本でした。
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