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授業の開始に爆弾予告 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/03/26

ティンカーズコーヴの主婦シリーズ第四弾。 新聞社でアルバイトを始めたルーシー。 大学の夜間講座も通い始める。 子ども達も大きくなりはじめて、自分の道を探しているのか。 事件の方は学校で爆発事件が起き、そこで活躍した副校長が殺される。 なぜ彼女は殺されたのか。 副校長の過去が...

ティンカーズコーヴの主婦シリーズ第四弾。 新聞社でアルバイトを始めたルーシー。 大学の夜間講座も通い始める。 子ども達も大きくなりはじめて、自分の道を探しているのか。 事件の方は学校で爆発事件が起き、そこで活躍した副校長が殺される。 なぜ彼女は殺されたのか。 副校長の過去が面白かった。 謎をほっておけないルーシーには、新聞社勤務は向いていると思う。

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2011/12/28

主婦探偵ルーシーの4作目。子供達から手が離れ始めたルーシーは、地元の新聞社で臨時職員として働き始め、大学の夜間講座で勉強も始めた。そんな中、娘が通う小学校に爆弾が仕掛けられる事件が発生する。犯人は逮捕されたものの、それに納得がいかないルーシーは独自に調査を始める。 母親から自分に...

主婦探偵ルーシーの4作目。子供達から手が離れ始めたルーシーは、地元の新聞社で臨時職員として働き始め、大学の夜間講座で勉強も始めた。そんな中、娘が通う小学校に爆弾が仕掛けられる事件が発生する。犯人は逮捕されたものの、それに納得がいかないルーシーは独自に調査を始める。 母親から自分に戻ろうとする葛藤、それを良しとしない夫、思春期の子供達、学校の教育問題などテーマが盛りだくさんだが、それらがバランスよく配置され決してばらばらな内容にはなっていない。 ミステリーとしては犯人がちょっとルール違反気味。

Posted byブクログ

2011/06/29

好調のルーシー・ストーンのシリーズ。 主婦で4人の子持ち。 末っ子の赤ちゃんも早くも2歳に。 上の二人は思春期に突入して、難しい年頃だが。 7歳のセアラは可愛い盛り。 地元の週間新聞社で、臨時の仕事に就く。 子供達の長い夏休みが終わった所というタイミング。 仕事場がすっかり気に...

好調のルーシー・ストーンのシリーズ。 主婦で4人の子持ち。 末っ子の赤ちゃんも早くも2歳に。 上の二人は思春期に突入して、難しい年頃だが。 7歳のセアラは可愛い盛り。 地元の週間新聞社で、臨時の仕事に就く。 子供達の長い夏休みが終わった所というタイミング。 仕事場がすっかり気に入り、楽しく働くが、家事はやや混乱しがちのスタートで夫ビルには不評。それが不満にもなるルーシー。 愛し合っている夫婦なんだけど、結婚は生活なのよね。 小学校で爆破予告があり、子供達は校庭に退避。 逃げ遅れた子一人を新任の副校長キャロルが助け、英雄扱いに。 まだ若い美人がピンクのスーツを着て子供を助ける姿を写真に撮られ、スクープされたのだ。出来すぎな様子に、どこか、うさんくさいものを感じるルーシー。 しかも、用務員にきつく当たっている所を目撃。どうも同僚には評判が余りよくなさそう。 その副校長が殺され、容疑は子供達が信頼しているコーチに?! 新聞社のインタビューをかねつつ、捜査を試みるルーシー。 子供の教育にも何かと口を出す聖書会衆派教会が、キャロルを強力に支援していたこともわかってくる。 校長のミズ・アップルバウムは変革の勢いに困惑している様子。 教師の資格を取る可能性なども考えて、大学の夜間講座で好きな文学を聴講したり。 ちょっとカッコイイ講師に愛想良く褒められて、ぽーっとなる。 女として扱われるのが久しぶりだったのだ。 しかし‥? 主婦の生きる道を元気よく、リアルに、楽しく。

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2011/10/11

NYでもないけれど、ちょっと好きなタイプのミステリーだから、「バーネガット古書店」に配架。たなぞうの感想文を見て面白そうだと思い、手にしました。4冊目とのことなので、前3冊も読もうと思います。「空の巣症候群」や主婦の自立に興味のない家族、何かと学校に責任を押し付ける社会、アメリカ...

NYでもないけれど、ちょっと好きなタイプのミステリーだから、「バーネガット古書店」に配架。たなぞうの感想文を見て面白そうだと思い、手にしました。4冊目とのことなので、前3冊も読もうと思います。「空の巣症候群」や主婦の自立に興味のない家族、何かと学校に責任を押し付ける社会、アメリカも日本と変わらないのね。耳の痛い事やら、いろいろと‘ふうん、そうなの’満載でした。

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2011/07/19

お気に入りの主婦探偵シリーズ4作目。修復専門大工の夫と4人の子を持つルーシーは、主婦をメインの仕事としながら、その折々の職場で出合った事件を解決。今回は臨時で新聞社に勤め始め今までで一番楽しそう。(#^.^#)(小説の中の登場人物たちが文章を書く仕事を始めると生き生きして見えるの...

お気に入りの主婦探偵シリーズ4作目。修復専門大工の夫と4人の子を持つルーシーは、主婦をメインの仕事としながら、その折々の職場で出合った事件を解決。今回は臨時で新聞社に勤め始め今までで一番楽しそう。(#^.^#)(小説の中の登場人物たちが文章を書く仕事を始めると生き生きして見えるのは、当たり前のことだけど、その小説を書いている作家がその仕事を好きだから、なんでしょうね)ただ、母・妻であるだけの自分では満足できない気持ちと夫や子どもを愛する気持ちとのジレンマ、また、今までよき主婦だったルーシーを当たり前とみなしていた家族が状況の変化に非協力的である導入など、チリッと痛い話も大事な要素となっていました。舞台となっている町は、ニューイングランドのちょっと古風な価値観を持つ地域のようで、学校・宗教などの描写が、他の主婦探偵もの(ジル・チャーチルの専業主婦ジェーンシリーズ、ジョアン・フルークのクッキー屋さんシリーズ。こちらもとっても好き!)とはちょっと違い、そこがまた面白いです。今回は、学校関連で思っていたことがピンポイントで突っつかれ、あぁ、アメリカも日本も同じだなぁ、と。日ごろ何も学校から情報を得たり、労力を提供したりしない人たちに限って、トンチンカンな文句を言う・・・。私も学校に不満はありましたし、かと言って、PTA活動に熱心だったわけでもなかったけど、少なくとも、学校=敵とは思っていなかった。親と学校とで協力しあって子どもたちのためにいい方向に持っていければという気持ちはあったので、保護者としてのルーシーのイライラ感がよくわかりました。大きな謎(誰が犯人か、とか、かなり胡散臭い被害者や聖職者の素性、とか)や、小さな謎(転校生の男の子はイイ子なの?)が最後まで引っ張られ、とても楽しめました。これからルーシーはどんな方向に行くのか。思春期や幼い子どもたちや、ちょっと保守的な夫との家庭生活のバタバタ、細々したエピソードも興味深く、新作の訳が早くも望まれます。

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2011/09/18

主婦探偵のシリーズ4作目。今回、四人の子どもたちも親の手を離れはじめ、ちょっと「空の巣症候群」ぎみの主婦ルーシーは、地元の小さな新聞社で働くことになって。仕事で帰りが遅くなってあわてて保育園にお迎えに行ったり、大いそぎでスーパーでまにあわせのお惣菜を買ったり、で、だんなの機嫌が悪...

主婦探偵のシリーズ4作目。今回、四人の子どもたちも親の手を離れはじめ、ちょっと「空の巣症候群」ぎみの主婦ルーシーは、地元の小さな新聞社で働くことになって。仕事で帰りが遅くなってあわてて保育園にお迎えに行ったり、大いそぎでスーパーでまにあわせのお惣菜を買ったり、で、だんなの機嫌が悪くなったり、なんて、どこでも同じなんだなあ、と。子どもたちとのちょっとしたやりとりとか、ルーシーが子ども四人ともにそれぞれ、「あなたがいちばん好き」って言ってるところとか、謎解きとは関係ないんだけれど、そういう部分がすごくおもしろく思える。このシリーズ、いつも今のアメリカの問題がちらりと見えるようなところがあるのだけれど、今回は、学校問題かな。コミュニティカレッジに行ったり、教師の資格をとりたいと思っているルーシーが今後どうなっていくのかが楽しみ。

Posted byブクログ

2011/08/09

子供たちの手も離れ、地元の新聞社で働き始めたルーシーは、小学校で起こった爆弾事件に疑問を持ち独自に捜査を始める。 主婦探偵シリーズ4作目。 このシリーズはコージーと見せかけて、中身は重くてシリアスなテーマを取り上げている。 今回は家庭の主婦・母親の自立だ。新聞社で働き始めたルー...

子供たちの手も離れ、地元の新聞社で働き始めたルーシーは、小学校で起こった爆弾事件に疑問を持ち独自に捜査を始める。 主婦探偵シリーズ4作目。 このシリーズはコージーと見せかけて、中身は重くてシリアスなテーマを取り上げている。 今回は家庭の主婦・母親の自立だ。新聞社で働き始めたルーシーに家族は必ずしも好意的ではない。特に夫のビルは働いていてもなお、完璧な主婦をルーシーに求め、家事が疎かになるくらいなら外で働くことをやめろという態度を取る。 ルーシーは家計を考え、さらに自分の可能性を考え、仕事の他に大学の夜間講座に参加する。 家族はギクシャクし、ルーシーの悩みは深まる。 コミカルに描かれているけれど、端々に出てくるルーシーの言葉に重みに、押しつぶされそうになるのは自分が同じく「働く主婦」だからだろうか? 「まるで家具になったみたいな気がするわ」「結局、母親が感謝されるのは母の日だけだ。だから母の日が作られたのだ。そうすれば、一年の残りの日は家事をする機械のようにあつかえる・・・。」 おかげでミステリ部分にはあまり注意がいかなかったなぁ。 犯人が唐突過ぎる気がしないでもなかった。うん。

Posted byブクログ