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食品偽装の歴史 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/12/31

タイトルのとおり食品偽装の歴史が例ともとに書かれている。記録として貴重だとは思うが読書としては長く読みづらい。

Posted byブクログ

2021/09/05

こんなに古くから食品偽装が存在していたなんて。 そして、昔の食品偽装は命をおびやかすようなものだったのか…と思って読み進めたら、わりと最近の話も出てきて空恐ろしくなった。 知らずに摂取している危険なものが多々ひそんでいるのでは…。せめてアンテナをはって、入手可能な情報は入手して食...

こんなに古くから食品偽装が存在していたなんて。 そして、昔の食品偽装は命をおびやかすようなものだったのか…と思って読み進めたら、わりと最近の話も出てきて空恐ろしくなった。 知らずに摂取している危険なものが多々ひそんでいるのでは…。せめてアンテナをはって、入手可能な情報は入手して食べ物を選ぶときにチェックできるようになりたい。

Posted byブクログ

2018/11/23

ワイン、パン、コーヒー、紅茶など、古代から現代まで混ぜものをされてこなかった食物はほとんどない。パンにミョウバンや白亜、コーヒーにチコリの根やクルミの殻、紅茶にリンボクの葉、ピクルスに銅、キャンディに水銀、牛乳に水。重量や量をごまかす。健康被害をこうむるのは昔も今も貧困層だが、富...

ワイン、パン、コーヒー、紅茶など、古代から現代まで混ぜものをされてこなかった食物はほとんどない。パンにミョウバンや白亜、コーヒーにチコリの根やクルミの殻、紅茶にリンボクの葉、ピクルスに銅、キャンディに水銀、牛乳に水。重量や量をごまかす。健康被害をこうむるのは昔も今も貧困層だが、富裕層が欺瞞から逃れられるわけではない。食品偽装や欺瞞は教育、知識の更新、政府による監督でかろうじて対抗することができるが、完全に逃れるのは無理。

Posted byブクログ

2014/02/23

食べ物のドキュメンタリー番組によれば昔のアメリカも肉にはチョーク、ケチャップにはペンキが使われていたという話も紹介していた。 やる夫で学ぶ系のスレでは昔のイギリスは紅茶、じゃがいも、バターなどが偽装されており、中には口にするのも危険な物があるという話が書かれていたので食品偽装の歴...

食べ物のドキュメンタリー番組によれば昔のアメリカも肉にはチョーク、ケチャップにはペンキが使われていたという話も紹介していた。 やる夫で学ぶ系のスレでは昔のイギリスは紅茶、じゃがいも、バターなどが偽装されており、中には口にするのも危険な物があるという話が書かれていたので食品偽装の歴史がとても気になってた。

Posted byブクログ

2014/01/17

通読できていないが、今までにどういう食品偽装が行われて来たかがわかって興味深い。 特に、英国で工業化が進んで流通が発展し、生産者が消費者から見えなくなって偽装が起きる素地が整ったこと、偽装が明らかになってもそれが自由経済の必然的な副産物と考えられたことには、考えさせられた。

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2013/11/11

ホテルなどでの食品偽装問題、少し前だが給食のパンにハエがついていた問題がちょっとした騒動になった。 これらは決して新しいことではなく、食品というものが作られ産業になったころからあったことだ。 その歴史をイギリスの研究者がつまびらかにしていく。 企業のコンプライアンスや職人の倫理...

ホテルなどでの食品偽装問題、少し前だが給食のパンにハエがついていた問題がちょっとした騒動になった。 これらは決して新しいことではなく、食品というものが作られ産業になったころからあったことだ。 その歴史をイギリスの研究者がつまびらかにしていく。 企業のコンプライアンスや職人の倫理観、といった浅薄なことではない、ということがよく分かる。 その業者を提供者を糾弾したところでは、また同じ問題は繰り返されるだろう。 この歴史書では、イギリス、ヨーロッパ、アメリカの食品偽装の問題から、近年の中国やバングラディッシュの問題まで取り上げている。 著者は、結局のところ、管理、チェックの制度ができたら消費者は安心できるわけじゃない、ということを示している。 「騙されたくなければ・・・それは十分ではないだろうが出発点にはなるだろう。新鮮な、無添加の食べ物を買うのだ。信用できる者から買うのだ。もしその者が近くに住んでいれば、いっそうよい。そして自分で料理し、ちゃんとした食べ物の成分に精通するのだ。・・・自分の感覚を信じるのだ。人は、自分で考える以上に者を知っているのだ。」

Posted byブクログ

2011/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1800年頃、パンは白いほうが高価とみなされ、明礬で漂白されていた。嫌な成分は乳化剤・固形油脂。 産業革命以前は純正のパンが流通していた。なぜなら取締が厳しかったから。1757ねんころには人骨を混ぜていると風評があった。 人工甘味料は不気味。

Posted byブクログ

2011/02/09

単なる「食品偽装の歴史」としてではなく、ヨーロッパ中世から近代にかけての市民の歴史を知ることができる好著です。 ノンフィクションライターが書いているということですが調査も史料の引用もしっかりしている印象でした。 ただし、和訳があまり良くありません。某所のレビューにもある通り使用し...

単なる「食品偽装の歴史」としてではなく、ヨーロッパ中世から近代にかけての市民の歴史を知ることができる好著です。 ノンフィクションライターが書いているということですが調査も史料の引用もしっかりしている印象でした。 ただし、和訳があまり良くありません。某所のレビューにもある通り使用している漢字がやたらと難しくしかもルビ無しがざらです。なんだこれ?というのもちょくちょく。和訳が良くないので☆減点です。

Posted byブクログ