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燃えつきた反宇宙 の商品レビュー

4.6

5件のお客様レビュー

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2023/10/14

 タイトルには反宇宙とあるが実際には量子論のしかもCP対称性の話。ただ、タイトル詐欺というわけではなく、反宇宙を説明するには量子論、そしてCP対称性を説明する必要があるため、それにほぼすべてのページを割いているという状態。実のところ量子論自体がある意味で反宇宙の説明でもあり、反宇...

 タイトルには反宇宙とあるが実際には量子論のしかもCP対称性の話。ただ、タイトル詐欺というわけではなく、反宇宙を説明するには量子論、そしてCP対称性を説明する必要があるため、それにほぼすべてのページを割いているという状態。実のところ量子論自体がある意味で反宇宙の説明でもあり、反宇宙が存在しない理由も現状ではCP対称性の破れであると理解されているため、反宇宙の説明=量子論の説明となってしまう。  左ページが説明、右ページが図解という図解雑学のフォーマットに則っているが、扱っている内容が量子力学であり、CP対称性へとたどり着くためクォーツなどの説明も省略できず非常に難解である。それでもかなり易しく書いてあることは見て取れるので、量子論がいかに難しいのかということもわかる。

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2019/09/14

反物質や小林-益川理論などが明快に解説されていてよかった。後ろの方はじっくり読まないとわからないが、図が豊富で良い。

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2019/02/05

量子力学の語る世界はマクロでの常識が全く通用せず、現象のイメージが難しいため難解であるが、図解でうまく説明してくれている。 謎のアルファベット羅列と数式、ファイマン図など、難しい内容は逆に笑えてしまった これまで自分の中でモヤモヤしていた、真空の相転移やCP対称性の記述は秀逸で、...

量子力学の語る世界はマクロでの常識が全く通用せず、現象のイメージが難しいため難解であるが、図解でうまく説明してくれている。 謎のアルファベット羅列と数式、ファイマン図など、難しい内容は逆に笑えてしまった これまで自分の中でモヤモヤしていた、真空の相転移やCP対称性の記述は秀逸で、すごく良くイメージできた インフレーション理論では宇宙誕生後の小数点極小ケタの時間で重大な現象がおきてるが、数分後にまずヘリウム原子核ができ、数十万年後に水素原子ができた・・という時間軸になるのは意外に感じた

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2011/04/12

「天使と悪魔/ダン・ブラウン著」の中でキーワードとして登場する「反物質」。この「反物質」というものに少なからず興味が湧いたので、本書を手にした。目に見えないミクロな世界の研究が、宇宙の創生という壮大な話につながるのだから面白い。一般の人が素粒子についての概念を知る上では、良い本じ...

「天使と悪魔/ダン・ブラウン著」の中でキーワードとして登場する「反物質」。この「反物質」というものに少なからず興味が湧いたので、本書を手にした。目に見えないミクロな世界の研究が、宇宙の創生という壮大な話につながるのだから面白い。一般の人が素粒子についての概念を知る上では、良い本じゃないかな。

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2009/10/07

南部、小林、益川の3氏のノーベル賞受賞に引っ掛けた素粒子ネタ。 歴史的な経緯や加速器の話等が興味を引く。 対象性の自発的破れによる大統一理論や、 CP対称崩れも、何だかわかったような気にさせてくれる。 惜しむらくは、宇宙創成時のクオークと反クオークの反応の大シナリオが、淡々とし...

南部、小林、益川の3氏のノーベル賞受賞に引っ掛けた素粒子ネタ。 歴史的な経緯や加速器の話等が興味を引く。 対象性の自発的破れによる大統一理論や、 CP対称崩れも、何だかわかったような気にさせてくれる。 惜しむらくは、宇宙創成時のクオークと反クオークの反応の大シナリオが、淡々としていて、サラッと終わってしまうこと。

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