迷い鳥 の商品レビュー
美しく、崇高。 とはいえ、谷川俊太郎にも見られる「出癖」のようなものも感じられたが・・・ 「いのちはわたしたちにあたえられる、わたしたちはいのちをあたえることによっていのちをものにする。」 ー 「いのちは夏の花のように、死は秋のもみじのように、うつくしいものでありますように。」 ...
美しく、崇高。 とはいえ、谷川俊太郎にも見られる「出癖」のようなものも感じられたが・・・ 「いのちはわたしたちにあたえられる、わたしたちはいのちをあたえることによっていのちをものにする。」 ー 「いのちは夏の花のように、死は秋のもみじのように、うつくしいものでありますように。」 ー 「消耗して終わることが死である、だが、完璧な終わりは永遠のなかにある。」 ー 「草の葉は大いなる世界に値するから生えている。」 ー 「臆病な思想よ、怖がることはない。/わたしは詩人だ。」
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創造の神秘は夜の闇に似ている、それは大いなるものだ。 知識のまやかしは朝の霧に似ている。 神は答えを待っている私たちに届ける花のために、太陽と地球のためにではなく。 神は創造によって能力を自覚する。 心の働きは頭が切れてもおおらかでないと、細かいところにこだわるばかりではか...
創造の神秘は夜の闇に似ている、それは大いなるものだ。 知識のまやかしは朝の霧に似ている。 神は答えを待っている私たちに届ける花のために、太陽と地球のためにではなく。 神は創造によって能力を自覚する。 心の働きは頭が切れてもおおらかでないと、細かいところにこだわるばかりではかどらない。 神は大いなる王国に飽きても、愛らしい花に飽きることはない。 闇の中で、ただひとつであるものはひとつに見える。光の中でただ一つであるものが様々に見える。 土は辱められたおかえしに花を咲かせてあげる。 神は人間のランプの明かりを紙の支配する大いなる星よりも愛している。 夜の闇は、あかつきの黄金ではちきれそうな袋。 神は待っている、人間がかつて子供だった頃を分別の中に取り戻すことを。 私は苦しんだ、絶望した、死を知った、そして私は嬉しい。この大いなる世界に生きていることが。
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