完訳Oの物語 の商品レビュー
文学的なエロ本とはどういうものかという好奇心から借りて読んでみた。読んだと言っても、Oが館に連れてこられた最初の夜の途中で読む気を無くした。 この著者の女性はろくでもない男と付き合ってたんだな。
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こっそり本棚にしまいます。 読んだのは中学生のときでした。目が離せなかった。人の目を憚りながら読み進めました。 澁澤訳も読んでみたいなあ。
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[要旨] 奴隷状態の快楽。あの「O嬢の物語」を全面新訳。最終テキストによる正篇+続篇に、マンディアルグの跋文を附した完全版。 1954年に匿名で発表された衝撃のポルノグラフィー。本書は、作者の実体験とも受けとれる「奴隷状態の快楽」を描いて、ドゥ・マゴ文学賞を受賞した問題作。初版で...
[要旨] 奴隷状態の快楽。あの「O嬢の物語」を全面新訳。最終テキストによる正篇+続篇に、マンディアルグの跋文を附した完全版。 1954年に匿名で発表された衝撃のポルノグラフィー。本書は、作者の実体験とも受けとれる「奴隷状態の快楽」を描いて、ドゥ・マゴ文学賞を受賞した問題作。初版では削除されていた続篇「ふたたびロワシーへ」をふくめた完全版を新訳にてお届けする!
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「O嬢」歴ン十年を誇る(誇ることじゃない)私としては、澁澤訳でじゅうぶんだとわかっていても、「第二部」やマンディアルグの跋文等などが訳出され「これこそ完訳」ということになると、手に取ってみるしかないな、と。タイトルが「O嬢」でなくて端的に「O」である意味も意義もよくわかる、けれど...
「O嬢」歴ン十年を誇る(誇ることじゃない)私としては、澁澤訳でじゅうぶんだとわかっていても、「第二部」やマンディアルグの跋文等などが訳出され「これこそ完訳」ということになると、手に取ってみるしかないな、と。タイトルが「O嬢」でなくて端的に「O」である意味も意義もよくわかる、けれども、澁澤訳も本文中では「O」だし、この文字が何かを暗示しているということは、もしかしたら言わずもがな、かもしれぬ。さて、つまり「完訳」である所以であるところの諸説明は貴重で、そこは真面目に読んだけれど……、ということです。もちろん私に限っての感想・反応ですが。澁澤訳の本文は、ほとんど頭の中に入ってるので(どういう頭なんだか自分でもちと空恐ろしいです)、こちらの版を読みながら比較できます、してしまいます。そして敢えて。「訳者あとがき」にある、ジャン・ポーランの供述調書からの引用を。「その原稿を読んだ私はすぐに、その文学的美質と、こういってよければ、テーマとしては淫らというほかないのに、慎みと控えめな筆致に心打たれました。私は形式からしても文体の面でもきわめて重要な作品を目の前にしているという感情を抱いたのです。」…これを読んで、その同じような感懐を、私は何も知らぬはずの少女時代に澁澤訳のものから感じたことを鮮烈に思い出したのでした。申し訳ないことながら、実のところこの高遠完訳版からは、それが感じられませんでした。貴重なものではあるので大事にします。ですが…、です。ごめんなさい、これが今の私の偽らざる正直感想、です。
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性的な描写は強烈で、なじめる嗜癖ではない。 でも、心の隷属はあるし、過去をふり返って、 枷のイメージも浮かぶ。何か暗示があるのかも。 読み返してみたけれど、うまく整理できない。
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先日読んだ佐藤亜紀『激しく、速やかな死』の「弁明」から、サド侯爵のことを史実として知らない事に気付いて調べた流れて、ボーリーヌ・レアージュの「Oの物語」の紹介を目にしていた翌日にこの本を見付けて即買い(爆笑)。 サド侯爵にしても「O嬢の物語」(当初の翻訳のタイトルはこれでした)に...
先日読んだ佐藤亜紀『激しく、速やかな死』の「弁明」から、サド侯爵のことを史実として知らない事に気付いて調べた流れて、ボーリーヌ・レアージュの「Oの物語」の紹介を目にしていた翌日にこの本を見付けて即買い(爆笑)。 サド侯爵にしても「O嬢の物語」(当初の翻訳のタイトルはこれでした)にしても、醜聞めいた話しか知らないので、ここでちゃんと読んでみたいな。。。 なんて思ったりもして。 この本は入手してパラパラめくってみただけでも、どんどん惹き込まれてしまったので(書かれている内容じゃなくて、語り口?文章?が魅力的じゃなかろうか)楽しみ。
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