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星守る犬 の商品レビュー

3.9

293件のお客様レビュー

  1. 5つ

    85

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

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  5. 1つ

    7

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2023/10/13

心をざわざわさせてくれる、あなたの大事なものってなんですか?ってことを思い出させてくれるような漫画です。

Posted byブクログ

2023/08/07

星守る犬:犬が星を物欲しげに見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを表す。 ー冒頭より みくちゃんに拾われておとうさんとおかあさんとみくちゃんの一家の一員になったハッピー。 いつも散歩に連れて行ってくれるのはおとうさん。 月日は経ち経ち、いろいろなものが変わってい...

星守る犬:犬が星を物欲しげに見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを表す。 ー冒頭より みくちゃんに拾われておとうさんとおかあさんとみくちゃんの一家の一員になったハッピー。 いつも散歩に連れて行ってくれるのはおとうさん。 月日は経ち経ち、いろいろなものが変わっていくのでした。おとうさんは病気になり、離婚。ハッピーはおとうさんと楽しい楽しいドライブをすることになったのでした。その行く先はー… もうね、泣きました。泣いたしか感想がない。語彙力がないので。 おとうさんも愛しいし、おとうさんのことが大好きで、無邪気に家族の移ろいゆく様子、そしておとうさんとのドライブを楽しむハッピーも愛しい。 結末は悲しいけど愛おしい。 幸せってなんだろうと思わされる。胸にじんわりじんわりしみわたってくる。何度でも読みたい名作だ。 ハッピーとおとうさん。作者曰くそんな二人の葬儀の章であるとする「日輪草」という短編も良かった。 彼らに関わった人たちのその後もちらりと垣間見え、彼らを弔う奥津さんもまた犬とのかけがえのない思い出と後悔があり。 あとがきまで何もかも良かったです。ぜひ読んで!

Posted byブクログ

2023/05/23

先に原田マハさんの小説の方を読んでから、原作のこっちを読みました。 さらっと読めば、10分もかからず読み終わるんだけど、だけどだけど。2回目、3回目と読むと、ジワリジワリと染み込んでくるものがある。何て悲しい、切ない結末。また、そこに至るまでの人物の心情の移り変わり。 村上たかし...

先に原田マハさんの小説の方を読んでから、原作のこっちを読みました。 さらっと読めば、10分もかからず読み終わるんだけど、だけどだけど。2回目、3回目と読むと、ジワリジワリと染み込んでくるものがある。何て悲しい、切ない結末。また、そこに至るまでの人物の心情の移り変わり。 村上たかしさんが初めて描いたストーリーものだそうだけど、なかなかどうして、叙情に溢れる作品です。

Posted byブクログ

2023/03/10

人間の生きる力強さと優しさを感じる作品でした。 “「守る」というのは「じっと見続ける」という意味” ー作品よりー 犬の表情の描き方が素晴らしく、文字がなくても感情がとても伝わってきました。 そっと寄り添ってくれる一冊だと思います。

Posted byブクログ

2022/08/13

手に入らないものを求める人。 あったかい。 人を恨むこともなく、ずっといい人であり続けるって ああ、そう生きたいなあと思わせてくれる。

Posted byブクログ

2022/07/03

不器用なお父さんが、その不器用さから、人生を終わらせた時にもそばには犬がいた。 人がいい、だけでは生きていけないし、家族は生きるためのお金が必要だし、愛情をきちんとしめさないことでも、ボタンの掛け違いでもすぐに壊れてしまう。 そんな人生、家族と、何も関係がなかったはずの犬と人間...

不器用なお父さんが、その不器用さから、人生を終わらせた時にもそばには犬がいた。 人がいい、だけでは生きていけないし、家族は生きるためのお金が必要だし、愛情をきちんとしめさないことでも、ボタンの掛け違いでもすぐに壊れてしまう。 そんな人生、家族と、何も関係がなかったはずの犬と人間の絆の対照が、静かな感動を起こします。

Posted byブクログ

2022/06/23

不器用なお父さんとお父さんこの事が大好きな犬 捨てられたもの同士の旅 切なくあり幸せな物語だった それを事情の知らない他人が不幸に思うって悲しい 星守る犬 奥津城

Posted byブクログ

2022/05/12

家にあった本をたまたま手に取り、一気に読んだ。 可愛い犬の表紙で漫画だとは知らなかった。 先月、母が亡くなったばかりなのと、犬を飼った事があるので、興味がある内容だった。 人生って何だろう、生きるって何だろうと考えさせられる本。

Posted byブクログ

2022/05/11

号泣…何度読み返しても泣ける。あとがきにあるように、この主人公はどこにでもいる、悪人でもないおじさんだ。奥さんや娘さんがここまであっさりしてるもんか、とも思うが、ゆるやかに転落するのが切ない。最後の死んで再会のシーンは、震えるほど泣けた…。

Posted byブクログ

2022/04/29

十数年ぶりの再読。再度、号泣。 亡くなり方がどうであろうと、その人の生き方、人柄は刻まれている。そうであってほしい。 身元不明の遺体も、その人にはその人の生き方があった。幸せな時間や、残してきた人やものがあった。 ネットニュースの片隅の小さな文字の羅列だとしても、その人の姿を想...

十数年ぶりの再読。再度、号泣。 亡くなり方がどうであろうと、その人の生き方、人柄は刻まれている。そうであってほしい。 身元不明の遺体も、その人にはその人の生き方があった。幸せな時間や、残してきた人やものがあった。 ネットニュースの片隅の小さな文字の羅列だとしても、その人の姿を想像することをを忘れたくないな、と思う。 そして、人の幸不幸を他人が決めてはいけないな、とも。 初読では、記憶に残っていなかったが、今は後編の「日輪草」が胸に残る。奥津さんのお仕事は尊いよ。彼らはちゃんと弔われていた。彼らの生き方は奥津さんに繋がっていた。 ただの悲しく美しい話ではない。その後の現実にも目を向けた地に足のついた作品。

Posted byブクログ