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鬼灰買いの佐平治 の商品レビュー

2.8

5件のお客様レビュー

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2011/10/02

とても面白かったです。 ただ、ちょいグロい… 「断章のグリム1」が好きな人にはおすすめですね。 続きがよみたい本です。 装丁もいいですし、ぜひ2巻を待ってます。

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2010/10/30

イラストがかわいいのだけれど、お話読んでいくと、キャラクターは薄っぺらいかなー。 出だしの部分、鬼が灰になった現場でやりとりする、若い男と年かさの男との会話が時代がかっててミスリードを誘うあたりもちょっとあざとい感じ。 シリーズ化するみたいなことを作者さんもおっしゃっていたけ...

イラストがかわいいのだけれど、お話読んでいくと、キャラクターは薄っぺらいかなー。 出だしの部分、鬼が灰になった現場でやりとりする、若い男と年かさの男との会話が時代がかっててミスリードを誘うあたりもちょっとあざとい感じ。 シリーズ化するみたいなことを作者さんもおっしゃっていたけれど、全体的に、今回は一冊丸ごと関係者の顔見世的なお話になってましたね。 (だから中身があんまりなかったのか??) あ、でも〈誰でも知ってる、あのお話の真相は・・・〉って、某むかしばなしを連想させる設定は面白かったです。 ただ悪鬼改方の長谷川さまの「日がな一日、火鉢の灰を掻いているわけにもゆくまいて」ってセリフなんですが・・・、「灰を掻く」って意味知ってんのかなーと思っちゃいました。 もうちょっと言葉の使い方に気をつけるとよいかも~。

Posted byブクログ

2010/01/22

内容的には面白いとは思ったんだけど、タイトルの佐平治だけが主役というわけでもなく鉄虎も小箱も主人公、みたいな感じが読んでいてストーリーにのめりこみづらいかもしれない。

Posted byブクログ

2010/01/17

この本でデビューのいうのを感じないほどまとまって落ち着いたストーリーでした。キャラクターの設定が新しくてとてもいい。主人公側のストーリー、長谷川側のストーリーと二重に楽しめました。所々カラーイラストがあったりして、目にも楽しかったです。

Posted byブクログ

2009/10/07

▼脳が「平野啓一郎文体」に慣れているせいで、どうも一文一文が短いと思ってしまう。そう考えると、平野啓一郎の修飾語過剰ぷりがハンパないことに気づかされる。でもそれだけじゃなく……やっぱり、短い蕎麦だなあと思った。まず、それが第一印象。 ▼この本を作った人はこの小説がマジで好きだった...

▼脳が「平野啓一郎文体」に慣れているせいで、どうも一文一文が短いと思ってしまう。そう考えると、平野啓一郎の修飾語過剰ぷりがハンパないことに気づかされる。でもそれだけじゃなく……やっぱり、短い蕎麦だなあと思った。まず、それが第一印象。 ▼この本を作った人はこの小説がマジで好きだったんだろう、と思わせる装丁の力のいれっぷりに度肝を抜かれる。中のイラストがカラーで、フォントがこんなで・・・まあ、幸せな本だ。中身が伴えば、だけども。 ▼30ページ読んで、作り手がなぜにこの小説を愛したのかわかった。なんと表現していいのか……書き手の、「人がいい」。穏やかで聡明な雰囲気がある。人柄っていうのかな……退屈ではあるのかもしれないけど、風情が心地がいい。何でだかわからないけど、文章全体から、それが湯気みたいに立ち昇っている。目立つ筆力は感じられず、さっきの平野啓一郎に比べたら技術的には遥かに見劣りがする。だけど、好感の持てる人が書いている。こういう力は絶対に後から利く。この人は、多分、ゆっくりとその手を伸ばす。 ▼サクッと読了。ミニマムだけどいい話だった。胎児のキャラがなんとなく、いい。ストーリー展開上、小箱ちゃんがただのモブキャラだったのが気になったけど、それ以外は悪くなかった。 ▼ただ……うーん、好感度はすごく高いし、レベルは水準以上で、雰囲気もいいんだけど、格別目立つところがないといえば、ないかも。……驚きがないかな。やっぱり、冬の日のお蕎麦やさんだった。ちくわ天はおいしいけど、目立つところはないから、薬味がもっといっぱいほしい、って感じだな。 ▼でもそれでも、BOXの新人の中だと二番目に好き。一位は(作品によって出来不出来が激しいけど)泉さん、三位は至道さんです。(09/9/28 読了)

Posted byブクログ