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愛する人に。 の商品レビュー

4.8

9件のお客様レビュー

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2023/01/14

ゆかりさんの文章が、少し若い。愛について、熱くまた静かに語られている。愛は、自分の強さや弱さを引き受け、他の人にも引き受けてもらうこと、なのか? ゆかりさんのようになりたくなって、いろんな本を読み見返してみたくなった。 道に迷いそうになったとき、読み返してみたくなる本だった。

Posted byブクログ

2015/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者の占いが、やさしく背中を押してくれるようで好きなので、購入。 恋愛はもちろん、生きていく上での考え方、捉え方、という点で、凝り固まっていたものがほどけていくような言葉に満ちている。 恋は、どんな恋でも、自分の心を外界から隔てる皮が破れて、相手のほうに心が手を伸ばすようなできごとです。恋を失うことは、伸ばした手を切断される、ということです、とか、 自分からアプローチする片思いは、待っていても相手が好きになってくれることなどあり得ない、というある種の絶望、とか、 恋は、「今は足りないけれども、そもそも自分の中にあるべきもの」という不思議な何かを、相手が刺激したときに発生するもの、とか、 複数の異性と付き合う人は、恋をしているようで、実際のところ、「お気に入り」を選んでいるだけ、とか、 それでも、相手のことがどうしても気になったりするなら、そこには、あなたと相手をつないでいる「何か」がある、とか、 独身者は子供っぽく見える、という人はたいてい、その「子供っぽい相手」の中に自分の弱さを見ている、つまり子供を引き受けることができないほど、自分もまた幼い、とか。 人と人との関係性について、考えさせられた。

Posted byブクログ

2014/05/31

人は恋をすると、罠にかかったかのように、もがき苦しみます。なぜ、罠にかかってしまうのか?なぜもがき苦しむのか?その辺りがストンと腑におちる本だと思います。

Posted byブクログ

2014/03/04

恋が生まれるには「横顔」が必要。 愛とは相手の「無力」に手をさしのべること。 ゆかりさんらしい名言がたくさん。

Posted byブクログ

2011/08/10

人を好きになると、すぐに不安に苛まれてしまう私。 自分に自信がないからだって、理解っている。 占いに頼ってしまうのは、そんな自信のなさの表れで、 私は不安を消したかったのだ。 だけどこの本に出逢って、 私に本当に必要だったのは、占いの結果という気休めなどではなく、 その不安を受け...

人を好きになると、すぐに不安に苛まれてしまう私。 自分に自信がないからだって、理解っている。 占いに頼ってしまうのは、そんな自信のなさの表れで、 私は不安を消したかったのだ。 だけどこの本に出逢って、 私に本当に必要だったのは、占いの結果という気休めなどではなく、 その不安を受け入れるだけの、タフなハート。それを手に入れる方法。 不安は”悪”ではない。 ひとまず、その不安を受け入れてみれば見えるものがあるということを この本は、教えてくれた。 視点が変わると、すっと心が軽くなる。 そうすると、道はいとも簡単に開いてしまうのだ。

Posted byブクログ

2011/05/31

占い師としてのゆかりさんの元に届く、たくさんの恋愛の悩みや相談。それらに一人の人間としての想いや考え、メッセージを綴った本。 恋愛すれば誰もがぶち当たりそうな悩みが揃っているから、その悩みの当事者になってしまって周囲が見えなくなってしまったようなときにも、冷静さを取り戻すための...

占い師としてのゆかりさんの元に届く、たくさんの恋愛の悩みや相談。それらに一人の人間としての想いや考え、メッセージを綴った本。 恋愛すれば誰もがぶち当たりそうな悩みが揃っているから、その悩みの当事者になってしまって周囲が見えなくなってしまったようなときにも、冷静さを取り戻すための良い薬になってくれる。

Posted byブクログ

2010/11/27

これは手元に置いておきたい。 言葉にならなかったところをカチッとはまりこむ言葉で表現していることがすごいと思う。 やっぱり恋愛はテクニックじゃないよなぁ…。

Posted byブクログ

2010/11/01

大切な人とうまくいかないとき、泣きたいとき、つらいとき、そんなときに読むと、少しだけ勇気をくれます。そう「少し」だけ。「がんばりなさい!」なんて、強い押し方は絶対にしないのが、石井ゆかりさんのステキなところ。そうだよね、わかる、そうだよね…と気持ちを誰よりもわかってくれたうえで、...

大切な人とうまくいかないとき、泣きたいとき、つらいとき、そんなときに読むと、少しだけ勇気をくれます。そう「少し」だけ。「がんばりなさい!」なんて、強い押し方は絶対にしないのが、石井ゆかりさんのステキなところ。そうだよね、わかる、そうだよね…と気持ちを誰よりもわかってくれたうえで、一緒に考えてくれる、悩んでくれる、悲しみを共感してくれる。そして、最後にほんのちょっとだけ、前へ進む一歩を踏み出そうよ、と、ぎゅっと手を握り締めてくれるような、そんな、慈愛に満ちた本です。 恋愛で、相手との関係について悩んでいる女性へおすすめです。(男性も女性心を勉強するという意味ではよいのかも?)

Posted byブクログ

2010/10/02

星座占いの本の文章が好きだったので 占いとは別のも読んでみたいと思って、これを。 恋愛系のエッセイは普段読まないので比較とかはできないですが。 とても良かったです。 横書きで、文章も短めなので、簡単にさくっと読めてしまいます。 ただ、文章は短いけれど、濃い。 そして心地良い柔...

星座占いの本の文章が好きだったので 占いとは別のも読んでみたいと思って、これを。 恋愛系のエッセイは普段読まないので比較とかはできないですが。 とても良かったです。 横書きで、文章も短めなので、簡単にさくっと読めてしまいます。 ただ、文章は短いけれど、濃い。 そして心地良い柔らかな重さを携えています。 石井さんの言葉は 優しさに満ちているのだけど それで、相談者の悩みをごまかしたり 勝手に結論付けたりはしない。 目線はあくまで対等で、かつ慈愛に満ちている。 対話と、思索。 丁寧に、一つ一つ、掬い上げるようにして きつく絡まって投げだしてしまいそうな感情の糸を 共感しながら、まっすぐに向き合い、解していく感じ。 その骨子は冷静で論理的だし なにより誠実だ。 恋愛についての話だから 詩情に満ちた表現が多いのも素敵です。 恋とか愛に悩んでいても、悩んでいなくても 人間として、相手と向き合うことについて、 真剣に考えたい人にはオススメだと思う。 あと、恋愛に苦手意識を持っている人とか 自分には関係ないとか思っている人には、とくに。

Posted byブクログ