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ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2022/04/03

世界で最も有名な画家レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画から手稿まで全てをバランスよく教えてくれる解説本。 現存作品が少ない事から既知の内容も多いが、改めて全作品と彼の生涯を包括的に復習してみると圧倒的な天才で努力の人ということがよく分かる。

Posted byブクログ

2021/02/21

全編カラー、習作や未完の作品や手稿も載せられてこの値段は安いくらいに感じました。美術関係はかなり疎く、レオナルド・ダ・ヴィンチくらいは、ある程度わかっていた方がいいのではと思い購読。 年代的にも画家や芸術家というのが職業として確立していたというよりかは、工房に来る依頼を受けて...

全編カラー、習作や未完の作品や手稿も載せられてこの値段は安いくらいに感じました。美術関係はかなり疎く、レオナルド・ダ・ヴィンチくらいは、ある程度わかっていた方がいいのではと思い購読。 年代的にも画家や芸術家というのが職業として確立していたというよりかは、工房に来る依頼を受けて、技術を高めて信頼や名声を得ていくような時代だったのかもしれません。パトロンの愛人をモデルにしているのも自分にはわりと衝撃でした。 完成された作品が少なく、手記からあれこれ判断するのも楽しそうです。 作品以外にもレオナルドの足跡や人柄を感じさせるようなエピソードなど、母性に対する憧憬や中性的なモデルの表れを作者の視点から観るのも今まであまりしたことがありませんでした。 『東方三博士の礼拝』の偶像的な絵画がお気に入りです。修道院側が制作の続行に首を縦に振らなかった可能性の示唆。他の絵でも大胆な構図の変更を試みている、確立されていない手法の考察、またその変遷が解説によって部分的に紐解かれていきます。 既存の概念、定型をいかに破壊して新たなものを生み出すか。創造と破壊が同時に成されてこその芸術だと思います。 もともと本の購入はルーブルやレオナルドを特集にした映画を見逃したことを機にしていたので、なおさら後悔が増しました。他のレオナルド本や画集など機会があれば読んでみたいと思いました。

Posted byブクログ

2017/08/04

借りたもの。 レオナルドの作品を簡潔にまとめた、レオナルド入門書。 完璧主義すぎて、生涯で単独で完成させた作品はわずかしかなく、弟子や他の画家との共同制作のもの(真筆ではない)ものも多い。しかし、レオナルドの描写は抜きんでている。 主要な手稿の写真も掲載され、彼の“万能人”ぶりが...

借りたもの。 レオナルドの作品を簡潔にまとめた、レオナルド入門書。 完璧主義すぎて、生涯で単独で完成させた作品はわずかしかなく、弟子や他の画家との共同制作のもの(真筆ではない)ものも多い。しかし、レオナルドの描写は抜きんでている。 主要な手稿の写真も掲載され、彼の“万能人”ぶりが伺える。 タイトルでは“ダ・ヴィンチ(「ヴィンチ村の」の意。名前ではない)”となっているが、本文では一貫してレオナルドと、名前で表記されている。そこからもちゃんと美術史学者が監修していることが読み取れたので、安心。 当時の感覚を現代の価値に置き換えて語るコラムとそのイラストには、レオナルドの特異性がわかりやすいと思った。 持ち運びに楽なサイズがうれしい。

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2014/10/24

ダ・ヴィンチは遅筆だったようですし、作品の数も多くないですし、それで生きているうちから認められてスターみたいなっていたのだから、その質の高さの卓越したところっていうのは、もう群を抜いて、素人目でもはっきり分かるくらいなんでしょうね。たしかに、本書でも、同時代人の絵なんかがでてきま...

ダ・ヴィンチは遅筆だったようですし、作品の数も多くないですし、それで生きているうちから認められてスターみたいなっていたのだから、その質の高さの卓越したところっていうのは、もう群を抜いて、素人目でもはっきり分かるくらいなんでしょうね。たしかに、本書でも、同時代人の絵なんかがでてきますけれど、人物の顔にしても姿勢にしても堅くて、漫画の延長みたいにみえるところってあります。逆に、ダ・ヴィンチの書いた素描が、たとえば猫のとっくみあいだとかあるんですが、そういうのは現代の日本の漫画の作画力に通ずる柔らかさがあります。 時を越えた技術と作風なんだと思います。技術もそうだし、表現しようっていう気持ちをどんどん突き詰めていったら、何百年後までかかる洗練さってものを彼は手に入れていた、というようなことのように思えました。

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2012/05/24

解りやすいレイアウト、絵画だけでない解説等、さすがPenBook!薄いのに内容が充実している。 私程度にならこれぐらいでよい。

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2012/05/15

ダビンチの完成作品って13作しかないのね… そのすべてに詳細な解説と分析がついて綺麗な写真まで載っていて、ダビンチファンなら持っていたい一冊。 永久保存版!

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2012/01/11

油絵と素描だけで13500点ある(他に版画、挿絵など膨大)ピカソの全作品を捉えきるのは不可能でも、生涯にわずか13作品しか残さなかったダ・ヴィンチなら信者としてそのすべてを知っておきたかったのです。 この本は111p、A5版とコンパクトで、内容も絵画の拡大縮尺図に元となったデッ...

油絵と素描だけで13500点ある(他に版画、挿絵など膨大)ピカソの全作品を捉えきるのは不可能でも、生涯にわずか13作品しか残さなかったダ・ヴィンチなら信者としてそのすべてを知っておきたかったのです。 この本は111p、A5版とコンパクトで、内容も絵画の拡大縮尺図に元となったデッサン図などが付いて解説も分かりやすく親切です。 ダ・ヴィンチの全作品を一目で閲覧出来る本が欲しい、というファンにはピッタリでしょう。 未完となった「東方三博士の礼拝」とか「聖ヒエロニスム」の解説もちゃんとあります。 要するにダ・ヴィンチは、超有名作「最後の晩餐」「モナ・リザ」「受胎告知」 聖母子3人像が「聖アンナ・・」と「岩窟」の二作 聖母子像が「カーネーション」と「ブノワ」の二作品 女性肖像が「ジネベラ」「白貂」「ラ・ベル」(ラ・ジョコンダを入れると四作) ラストが「洗礼者ヨハネ」 と覚えておきましょう。 それにしても自らを「無学の人」と言い切ったダ・ヴィンチの知的好奇心は当時のタブーなどおかまいなしで、悪魔さながら。 そんな彼の描く人物像は、どこか得体の知れない不気味さを醸し出します。 「岩窟の聖母像」における大天使ウリエルの長い指など、見ているうちに伸びだしそうで、 さすが墓から遺体を掘り出しては詳細な解剖図を作っていた人間の描く絵画です。 自らに禁忌を課さなかった超人画家は、観る者に禁断の木の実を差し出す蛇の化身とも思えます。 ps 私にとっての至高の絵画は、彼の処女作「受胎告知」なんですが、後は「モナ・リザ」をはじめとして「岩窟の聖母」「ラ・ベル・フェロニエール」「聖アンナと聖母子」「洗礼者ヨハネ」とルーブルに多い。 パリはずいぶん前に行ったんですが、あまり時間が取れなくてルーブルも駆け足観光になってしまったのが悔やまれます。 また行きたいものですね。 来年の海外は他の場所と決まっているんで、再来年ですかね。

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2011/09/16

ダビンチ大好き、とてもわかりやすく絵もたくさん入っていて歴史と鑑賞共に楽しめます。この本のシリーズはデザイン的に優れている物が多いです。他にも大判の画集も昔のものですが、持っています。

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2011/07/07

コンパクトにまとめられたダ・ヴィンチ作品の解説書。 サイズもコンパクトなので持ち歩きも楽で、どこでも読める気軽さがある。 図解による絵画解説が豊富で、判りやすいのが良い。 雑誌『pen』で同様の特集記事を目にしたことがあるが、恐らくその特集記事をベースにした単行本だと思われる...

コンパクトにまとめられたダ・ヴィンチ作品の解説書。 サイズもコンパクトなので持ち歩きも楽で、どこでも読める気軽さがある。 図解による絵画解説が豊富で、判りやすいのが良い。 雑誌『pen』で同様の特集記事を目にしたことがあるが、恐らくその特集記事をベースにした単行本だと思われる。 雑誌記事をベースにしているだけあって文章が軽く、さらりと読めてしまえる内容だが、押さえるべき所はしっかりと押さえてあると評価する。 ダ・ヴィンチの入門書的位置づけの本としておすすめできる。

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2010/10/12

2010.10 ダ・ヴィンチについては、藤本ひとみの「逆光のメディチ」で最初に興味を持った。一番好きなのは「受胎告知」

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