前世療法とインナーチャイルド の商品レビュー

トリシアカエタノ【著】,大野百合子【訳】

2024/01/04

タイトルから流行りモノ（前世療法、インナーチャイルド）の単純抱き合わせセラピーのような印象を持って読んだが、そうではなかった。

あくまで現世の問題を解決することが目的であり、そのプロセスとして「子ども時代」に戻ったり、それでも足りなければ「過去世」にまで遡るという感じ。要はクライアントに気づきをもたらせるのであれば、何でもアリということだろう。

本書はとてもロジカルに書かれている。著者は心理療法家としてのバックグラウンドがあるため、「前世療法」といっても、それほどスピリチュアル色を強く感じない。

「救済者、迫害者、被害者」の三角関係などは、ナルホドと思った。心理療法家にも大いに参考になると思う。

ワンネスの観点からソウルメイトを考えると？…など考察もスルドイと思った。地に足のついたセラピーの本としておすすめする。

2022/06/09

【動機】前世療法とインナーチャイルドのヒーリングの関連が予想されるタイトルに興味を持ったから

セラピストが読めば、きっともっと実施に関わる部分を理解できたでしょう。

興味深かったのは後半の章「難しいセラピーの事例」の冒頭「コントロールしたがる人たち」の描写でした。その部分自体は短いものの、密かに期待しているシナリオをもっていたり、自分のコントロール力を証明しようと試すような言動をするひとたちの部分は、どういう状況、態度のことを指すかすぐ理解でき、それが本書から得られた大きな収穫・ヒントと感じた。

2015/05/14

ヒプノセラピストにおすすめの本です。セッションの進め方が丁寧に教えてくれていて、すぐにセッションで試せるほどの内容で参考にさせてもらいました。何度も読み返しています。

2015/03/26

ヒプノセラピーを受けてからの劇的な変化を受け、もっと知りたくなってこの本を購入しました。セラピーの手順など、かなり詳しく書かれているので、専門的に勉強したい人にぴったりです。

2012/06/06

ヒプノセラピーというものがどういうものかこの一冊でよくわかる。ヒプノセラピーというと『前世療法』などワイス博士の書籍が有名だが、ワイス博士の書籍のほとんどが体験談を基に書かれているのに対し、この本はどういう手順で何が行われ、それがどういう結果をもたらすのかということが書かれている。

ヒプノセラピー、前世療法に興味がある方、また現在にも影響を与える様な過去のトラウマをお持ちの方にはおすすめしたい一冊。セラピーに対し、疑問や不安を持つ方は、受ける前に読むのもいいと思う。

2009/11/30

前世療法、インナーチャイルドの意義、具体的な誘導テクニックやメッソドが丁寧に分かりやすい言葉で述べられている。