門出の陽射し の商品レビュー
「鈴木英治」の長篇時代小説『父子十手捕物日記 門出の陽射し』を読みました。 時代小説は3ヵ月振りかな… 久しぶりですね。 -----story------------- 祝言を挙げた「文之介」と「お春」。 人捜しや探索を生業に一軒家を借り、「お知佳」と「お勢」とともに暮らしはじ...
「鈴木英治」の長篇時代小説『父子十手捕物日記 門出の陽射し』を読みました。 時代小説は3ヵ月振りかな… 久しぶりですね。 -----story------------- 祝言を挙げた「文之介」と「お春」。 人捜しや探索を生業に一軒家を借り、「お知佳」と「お勢」とともに暮らしはじめた「丈右衛門」。 幸せに浸るのも束の間、長屋の家持ち「宮助」が殺された。 うらみを買うような人柄ではなかったが、つきまとっていた男がいたらしい。 調べるうち、「宮助」が三つの長屋を持てるほどの金がどこから出てきたのか、気になってきた「文之介」は……。 書下し長篇時代活劇。 ----------------------- 名同心との誉れ高かったが隠居した「御牧丈右衛門」と、十手を受け継いだ息子「文之介」が騒動を解決へと導く「父子十手捕物日記」シリーズの第14作で、2009年(平成21年)に刊行された作品です。 ■第一章 猫に蒲鉾 ■第二章 生姜うどん ■第三章 床下の馬鹿 ■第四章 駿州の用心棒 「文之介」が同心として捜査する殺人事件と、「丈右衛門」が扱うお悩み事、お困り事相談の私立探偵業?の事案の関係者が微妙に交錯しつつ、お互いの捜査・調査が進むという展開が愉しめる作品でした、、、 刺身等の食べ残しを蒲鉾の素材にしていた事件が、地所の売買や殺人に繋がるという展開は、まさにミステリですよね… 登場人物が多くなく、事件はひねりがありつつも比較的シンプルで、「丈右衛門」の扱うよろず相談も微笑ましく、肩の力を抜いて気楽に読めました。
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よろずお悩み承る、、の商売を始めたのは、竹右衛門。 なかなか依頼者が現れない。 初めて受けた仕事は「迷い猫」を探す。 そして今回はおばあさんの預かり。 朝早く商売が始まる近所のおいしい豆腐屋の夫婦。 おいしいかまぼこが食べたいと、遠くまで出歩く老婆に悩み、昼間の間預かることに。...
よろずお悩み承る、、の商売を始めたのは、竹右衛門。 なかなか依頼者が現れない。 初めて受けた仕事は「迷い猫」を探す。 そして今回はおばあさんの預かり。 朝早く商売が始まる近所のおいしい豆腐屋の夫婦。 おいしいかまぼこが食べたいと、遠くまで出歩く老婆に悩み、昼間の間預かることに。 そこから、事件に繋がり、なんと!文ノ介も他のところから、同じ事件につながる。 奇妙な出来事から事件がつながる面白さ。 ストーリーテラーの作者。
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読んでみたらもう既に新婚状態でした。いや、まあ、いいけど。 父の丈右衛門は市井にくだってなにやら違う商売を始めました。 今回は目新しいものはないけれど、父子二人にとっての新たな始まりってことで。
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