耐震設計ってなんだろう の商品レビュー
職場の図書館でなにげなく発見。 文系の自分としては、ブラックボックスの耐震設計だが、姉歯事件などで、振り回されて、随分、耐震設計はあぶなっかしいものという印象がある。 この本は、素人、文系の人間にもわかるようにやさしく、耐震設計の考え方を書いている。 今は、なんか、...
職場の図書館でなにげなく発見。 文系の自分としては、ブラックボックスの耐震設計だが、姉歯事件などで、振り回されて、随分、耐震設計はあぶなっかしいものという印象がある。 この本は、素人、文系の人間にもわかるようにやさしく、耐震設計の考え方を書いている。 今は、なんか、構造計算とかみんなコンピュータがやってくれるような感じがしていたが、結構、美観との調整をしつつ、知恵を働かせて設計する、という創造性のあふれる仕事だということがわかってきた。 あと、コンクリートが引っ張る力に弱いことが、鉄筋との組み合わせとか様々な技術の前提となっていたが、繊維状のものとまぜて、引っ張る力にも強いコンクリートも開発中のこと。(p192)。それができると、鉄筋工いらなくなるね。 なんとなく、建築の構造設計って、進歩しているのかどうか、最近はなんか停滞いているのかと思っていたが、着実に進歩していることがわかった、安心した。 前著の『「いい建築」をつくる構造設計のエッセンス』もおもしろそう。
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動的な構造のお話になると、 急に難しくなる。 そんな難しいお話をやさしく書かれている。 数式などは一切出てこないので、 サクッと読めて良い。 しかし、その分、得られる情報が少ないというのも感じる。 初めて学ぶには最適の1冊!
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