手話の世界を訪ねよう の商品レビュー
言語学ラジオで紹介されていた本、同じ回で他にも色々と紹介されていたが、その中でも一番初心者向けであろうと判断して最初に読み始めた。 平易で読みやすく、また著者が文化人類学者ということもあり、フィールドワークの原則も交えて近くというよりは重なって存在しながらも、健聴者とは違うろう者...
言語学ラジオで紹介されていた本、同じ回で他にも色々と紹介されていたが、その中でも一番初心者向けであろうと判断して最初に読み始めた。 平易で読みやすく、また著者が文化人類学者ということもあり、フィールドワークの原則も交えて近くというよりは重なって存在しながらも、健聴者とは違うろう者の持つ独自の文化を丁寧に解説している。 以前オーディブルで聞いた『デフ・ヴォイス』https://booklog.jp/item/1/B014J2PO4Q に重なる部分もあったが、小説の体裁のこの作品よりも、こちらの方がかなりアカデミックでわかりやすい。 手話とは手話という別の大きな異言語と異文化であるというよりは、手話自体も細やかな多様性があり、それぞれに背景を持つというのをわかりやすく解説している。とても良い入門書だろうと感じた。
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ほとんどの人(健聴者)は、手話がたんなるジェスチャーだと思っていたり、あるいは万国共通だと思っていたり、そうでなくともアメリカの手話とイギリスの手話が(英語の国だから)同じだと思っているのではあるまいか。さにあらず! 本書は、平易な語り口で、手話、そしてろう者の世界を紹介する。 ...
ほとんどの人(健聴者)は、手話がたんなるジェスチャーだと思っていたり、あるいは万国共通だと思っていたり、そうでなくともアメリカの手話とイギリスの手話が(英語の国だから)同じだと思っているのではあるまいか。さにあらず! 本書は、平易な語り口で、手話、そしてろう者の世界を紹介する。 著者の専門は文化人類学。アフリカでフィールドワークをしていた。それが、どのような経緯で手話とろう者の世界にのめり込んでいったのかに始まり、手話の歴史、ろう学校での手話教育vs.口話教育のせめぎ合い、ろう者の文化、そして世界の手話とろう者のことが平易な語り口で紹介されている。 岩波ジュニア新書にふさわしい、よく練られた一冊。
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これは読んで良かった。映画の「CODA」を観て手話というかろう者の世界に興味を持って読んでみた。手話は自然言語である事、ろう者の中に一人だけ聴者の自分がいたら自分がハンデを持つ側になる事などを理解して、自分が浅はかな理解を持ってたのが良くわかった。なんならろう者はハンデのある人た...
これは読んで良かった。映画の「CODA」を観て手話というかろう者の世界に興味を持って読んでみた。手話は自然言語である事、ろう者の中に一人だけ聴者の自分がいたら自分がハンデを持つ側になる事などを理解して、自分が浅はかな理解を持ってたのが良くわかった。なんならろう者はハンデのある人たちだから助けてあげないと、くらいに思ってて思い上がってた。恥ずかしい。とまあ色々教えてくれた、手話を異文化として捉えたとても面白くて素晴らしい本。多言語としてとても興味あるな、手話。
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手話は音声言語を翻訳したものでも、ジェスチャーでもなく、一つの言語体系をもっている、ということがわかりました。だから、それを学ぶためには謙虚でなくてはならないことも。 そのことはよくわかったのだけど、どうにも、どーーーにも、しつこい。というか、上から目線な感じがする。ろう者が、...
手話は音声言語を翻訳したものでも、ジェスチャーでもなく、一つの言語体系をもっている、ということがわかりました。だから、それを学ぶためには謙虚でなくてはならないことも。 そのことはよくわかったのだけど、どうにも、どーーーにも、しつこい。というか、上から目線な感じがする。ろう者が、じゃなくて、筆者が。なんででしょう。構成や文章の問題? それさえ肌に合えば、「訪ねよう」とあるように、入門編としてはいいと思います。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA90365703
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手話サークルの仲間(手話歴的には大先輩!)が「読むべき!」と貸してくれました。 著者の亀井さんは、Twitterではビシビシと厳しい(激しい?)印象ですが、こちらの本は岩波ジュニア新書なので、中高校生あたりを対象にした優しい雰囲気が全般的にただよっています。怖くないですよ〜。 ...
手話サークルの仲間(手話歴的には大先輩!)が「読むべき!」と貸してくれました。 著者の亀井さんは、Twitterではビシビシと厳しい(激しい?)印象ですが、こちらの本は岩波ジュニア新書なので、中高校生あたりを対象にした優しい雰囲気が全般的にただよっています。怖くないですよ〜。 もちろん、優しい口調の背後には、豊富な知識と経験とデータ、厳しさと覚悟が感じられます。 手話ついて、ろう者について漠然と興味を持った中高生や、地域の手話講座を受講し始めた人、民生委員さんなどなど、あらゆる人にお薦めできる本です。 「テレパシーの国」の例から、新井素子の「あの懐かしい蝉の声は」を思い出しました(『イン・ザ・ヘブン』収録)。ほとんどの人が第六感を持っている世界で、それがない人は“障害者”とされ、第六感を持つために手術をされる……というような内容の短編です。素子さんも聴覚障害を意識して書いたとあとがきにありました。ちなみに「あの懐かしい……」の初出は『SF JACK』(2013年)らしいです。偶然だとしたらすごいですね。もっと長編で読んでみたいなぁ。
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手話についての考え方や歴史、ろう者への理解が深まる1冊。手話へ偏見なんて持ってないと思っていたけど、そうでもないことに気付かされる。
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アメーバブログに関連記事を書いています http://ameblo.jp/happysmile2you/entry-10717177900.html
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「手話の世界」の全体像が捕らえられる。世界では、日本では、歴史的には、文化としての手話、言語としての手話などなど。筆者は文化人類学者。奥様はろう者。
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「手話について本当に学ぶということは、ろう者という人びと、つまり手話を自分たちの言語として暮らす人たちのことを、その広さと奥ゆきもあわせた全体像として受けとめ、ろう者たちの音を使わない文化を丸ごと理解しようとすることなのです。」 手話についての本。 児童向けなので、非常にわかり...
「手話について本当に学ぶということは、ろう者という人びと、つまり手話を自分たちの言語として暮らす人たちのことを、その広さと奥ゆきもあわせた全体像として受けとめ、ろう者たちの音を使わない文化を丸ごと理解しようとすることなのです。」 手話についての本。 児童向けなので、非常にわかりやすくなおかつ大切なことが書いてある。 価値基準を作成中の大人になりつつある私としては、盲目的に書いてあることを全部信じるのではなく、何が大切なのかを選び抜きたいとも思う。 それでも、今までもっていた勝手な固定観念をバシバシと崩された。 今までもってた所謂健聴者側の身勝手な誤解や、思い込みがサラサラと崩されていったのでした。 勉強不足だ。 もっと世界を知らないと、いや知りたくなる!! 【10/27読了・初読・市立図書館】
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