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辞世の言葉で知る日本史人物事典 の商品レビュー

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2021/05/30

どちらかというと幕末メインで読みたかったが、句というものは平安の世がよく出てくる。そして、よく知らない人物が多かったので、その人の人生がかんたんに取り上げられてい事は読みやすい一点だった。 怨みを残しながら、極楽浄土へ行く事を願いながら、様々な辞世の句がある事は、当時の歴史人物に...

どちらかというと幕末メインで読みたかったが、句というものは平安の世がよく出てくる。そして、よく知らない人物が多かったので、その人の人生がかんたんに取り上げられてい事は読みやすい一点だった。 怨みを残しながら、極楽浄土へ行く事を願いながら、様々な辞世の句がある事は、当時の歴史人物に思いを馳せる事ができたと思う。

Posted byブクログ

2010/07/15

何かの本で、この本に掲載された伊達政宗の辞世の句が紹介されていたので、読んでみました。 有名な辞世の句はいろいろとありますが、全く知らない句や、人物自体知らなかった人も、紹介されています。 ある人物の辞世の句とその現代語訳のほかに、当時の状況や人物像が解説されており、コンパクト...

何かの本で、この本に掲載された伊達政宗の辞世の句が紹介されていたので、読んでみました。 有名な辞世の句はいろいろとありますが、全く知らない句や、人物自体知らなかった人も、紹介されています。 ある人物の辞世の句とその現代語訳のほかに、当時の状況や人物像が解説されており、コンパクトに歴史上の人物を学べるようになっています。 柿本人麻呂が、島根に流刑されたとは知りませんでした。 また、『古今集』の阿倍仲麻呂「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」は、日本の奈良以外の場所から読んだ句かと思いきや、中国で読んだものでした。 仲麻呂は長安で客死したそうです。国際的だったんですね。 また川柳とは、柄井川柳という人の名前を取ったものだと知りました。 八橋みたいなネーミング法だったんですね。 死を前にした最後の言葉なので、しみじみとした切ない空気が本全体を覆っていますが、中には「七生までただ同じ人間に生まれて、朝敵を滅さばや」楠正成など、死よりも強い情熱(妄執)を歌ったものもありました。 著名な人々が、どのような言葉で自分の人生を締めくくったのかという興味に応えてくれる本です。 「いたづらに月日を送り、病にをかされ、床の上にて死なん命の口惜しや」 伊達政宗

Posted byブクログ