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荒木経惟トーキョー・アルキ の商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2024/07/23

荒木経惟が東京を散歩しつつ撮影した写真にエッセイが並行して添えられている。思い切りおじさん構文な書き振りとその発想がいまじゃ受け入れられないぐらいマッチョな男尊女卑という感じで最初はめちゃめちゃキモかったんだけど、写真に対する考え方はかっこいいと思った。 モノクロに写るブレの多...

荒木経惟が東京を散歩しつつ撮影した写真にエッセイが並行して添えられている。思い切りおじさん構文な書き振りとその発想がいまじゃ受け入れられないぐらいマッチョな男尊女卑という感じで最初はめちゃめちゃキモかったんだけど、写真に対する考え方はかっこいいと思った。 モノクロに写るブレの多い人と街並み、年月を感じさせる色褪せたモノや建物たち。 「ブレッソンは決定的瞬間だけど、トーキョーアルキは一点一点の完成度がないところがいい。」「時代を撮るんじゃなくて、時代に撮らされているんだよ。」「嘘じゃないよ。というより、嘘こそ真実なんだよ。わかる?」 エッセイを読むうちに、荒木の一見した佇まい、個性の強さと、その厭世観を感じさせる写真観にギャプがあることに気づく、気づいたあとに、ああそうかとまた気付かされる。自分の不誠実さ、人間が作るものに本当のものなんて何も無い。嘘しかないこと、それしか本当のことがないことに自覚的だからこそ、荒木の写真は「生」っぽい。

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2022/12/06

撮った写真の説明をこれだけ言えるのはすごい。 信号待ちの2,3分にその人の人生が凝縮されている。 六本木ヒルズは墓標。 向こうから被写体が来てくれる。 少女から女になるところの娘。 モノクロは見る人が色をつける。

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2017/01/25

何かを探しているのか探してもらっているのか。 撮影するアラーキーさんは完全に脇役でした。 街や人自体にそもそも魅力があるから、撮る側がそれに対して演出すると被写体の魅力に蓋をしてしまうのかもしれません。 クールな写真だと感じるのはなぜだろう。街や人のコントラスト、視覚の山谷。...

何かを探しているのか探してもらっているのか。 撮影するアラーキーさんは完全に脇役でした。 街や人自体にそもそも魅力があるから、撮る側がそれに対して演出すると被写体の魅力に蓋をしてしまうのかもしれません。 クールな写真だと感じるのはなぜだろう。街や人のコントラスト、視覚の山谷。 スナップは、スルメのような写真だなとふと思いました。

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2014/07/16

逗子図書館で読む。この写真家の名前は知っています。写真集も何冊か眺めました。残念ながら、その価値は分かりません。悪いとは思いません。しかし、よいとも思えません。そこがいいのでしょうか。興味深い写真集でした。品川を街と捉える感覚が理解不能です。あそこは街ではないです。

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2013/09/14

散歩好き♪写真好き♪には堪らない一冊‼「女と一緒に歩くと、どんどん関係が近くなっていくんだよ。一時間くらいの距離感がいいね。二時間歩くと気持ちがぶつかるから。ー深いね、さすが荒木経惟!

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2012/10/22

西荻やら日比谷公園やら知っているところがモノクロ写真でおしゃれな感じ。 東京、かなりクールな感じ。

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2012/07/21

荒木経惟氏の街角スナップ作品集。 下町や住宅街に住む人々を中心に、人々の温かさや東京独特の”照れ”を良く表現しているように感じられる作品集です。 荒木氏の女性好きがよくわかるコメント付きです(^^;。

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2011/12/04

ヒリヒリくるような刹那なテンションで東京を撮り歩くアラーキー。街や人への愛ある眼差しに惹きこまれる。

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2009/11/13

荒木さんの写真集を見る時は常にノンストップ。栞を挟む間もなく目から脳へ、そして心へとドンドン写真と文を通していきます。読み返すたびに違う印象を得る読書法ですが、今回は「クラクラッ」としました。なんでめまい?

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2009/10/09

アラーキーの最新写真集。白黒で撮られた東京の街々。まるで違ってみえるのは、彼のめまぐるしく変わる着眼点のせいなのか、街のせいなのか。「時代を撮ってるんじゃない。時代に撮られてるんだ」という言葉にとおり、今のトーキョーの姿がこうさせたんでしょうね。

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