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ミケランジェロの創造 の商品レビュー

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2023/10/27

ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂の壁画を描いた天才彫刻家ミケランジェロの傑作について解説。天才の作品の素晴らしさは凡人である自分には残念ながらよくわからず。こんな解説書を読んで始めてその才能に圧倒される。学生時代、社会の資料集が大好きだった自分には嬉しい1冊。読書としていいか...

ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂の壁画を描いた天才彫刻家ミケランジェロの傑作について解説。天才の作品の素晴らしさは凡人である自分には残念ながらよくわからず。こんな解説書を読んで始めてその才能に圧倒される。学生時代、社会の資料集が大好きだった自分には嬉しい1冊。読書としていいかどうかはさておき。

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2023/04/08

美術解説書「イメージの森のなかへ」シリーズ八巻目ですね。 本書はミケランジェロ、ローマのヴァチカン宮にあるシスティナ礼拝堂の天井画の解説です。 天井画の経緯や、ミケランジェロと依頼主の教皇ユリウスとの確執等も含めて、天井画の物語を語っています。 ミケランジェロは彫刻家なのに、描い...

美術解説書「イメージの森のなかへ」シリーズ八巻目ですね。 本書はミケランジェロ、ローマのヴァチカン宮にあるシスティナ礼拝堂の天井画の解説です。 天井画の経緯や、ミケランジェロと依頼主の教皇ユリウスとの確執等も含めて、天井画の物語を語っています。 ミケランジェロは彫刻家なのに、描いたことが無いフラスコ画への挑戦の謎。 依頼された絵とは違う壮大な聖書の世界を、それこそ美とグロテスク、神と人間、老人と若者、祝福と罰、救いと滅び、生と死など対照的に描いています。 解説の利倉隆さんは  「それはミケランジェロの内面にある、   つねに激しくぶつかり合うものを映し出しているかの   ようです。」 と語られています。 同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチとラファエロとの事も興味深く触れられています。 有名なこの作品の入門の解説書としては、解りやすく物語風に取り組める好書ですね。

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2016/06/06

帯文:”みつけた!わたしの感性” ”人間の業と力の限界に挑む巨人……「ミケランジェロの創造」壁面にくりひろげられる神と人の壮大な物語を見上げたとき、もう美の扉は、あなたの感性に開かれています。” もくじ:触れ合う手、空飛ぶ神のマント、人間の誕生、天井画の構想、楽園・イヴ・蛇、大...

帯文:”みつけた!わたしの感性” ”人間の業と力の限界に挑む巨人……「ミケランジェロの創造」壁面にくりひろげられる神と人の壮大な物語を見上げたとき、もう美の扉は、あなたの感性に開かれています。” もくじ:触れ合う手、空飛ぶ神のマント、人間の誕生、天井画の構想、楽園・イヴ・蛇、大洪水が世界を、預言者の悩み、奇妙な自画像、女性像のモデルは男性?、修復前・修復後、不気味な頭部、ヨナとクジラ、最後の審判、人間美の頂点、ラファエロとミケランジェロ

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2013/09/28

今回のオープニングは、システィナ礼拝堂の天井画の、ほんの一部―神とアダムの手から。そこから次第に全貌が明らかになっていくのだが…とはいうものの、なにしろ巨大だ。いったい全体では何人の天使や人間が描きこまれているのか。実際には、システィナ礼拝堂で見上げるしかそのほんとうのスケール感...

今回のオープニングは、システィナ礼拝堂の天井画の、ほんの一部―神とアダムの手から。そこから次第に全貌が明らかになっていくのだが…とはいうものの、なにしろ巨大だ。いったい全体では何人の天使や人間が描きこまれているのか。実際には、システィナ礼拝堂で見上げるしかそのほんとうのスケール感は伝えようがないのだが。ただし、逆に言うと、システィナにいては、あんなに細部にまで目が届かないのだが。だから、こうした画集にも十分に意義があるのだ。それにしても、ミケランジェロの描く天使のいずれもが筋骨隆々なのは何だか可笑しい。

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2012/02/22

このシリーズで唯一、残念な出来。この程度の記述や切り口ならば、類書でも見られた。 本書でも触れられたとおり、ミケランジェロの本分は、彫刻にある。それこそ絵画では表現し切れていない苦悩、そして、何よりも魂を宿したかのような存在感が彫刻ではいかんなく発揮されている。 また、キ...

このシリーズで唯一、残念な出来。この程度の記述や切り口ならば、類書でも見られた。 本書でも触れられたとおり、ミケランジェロの本分は、彫刻にある。それこそ絵画では表現し切れていない苦悩、そして、何よりも魂を宿したかのような存在感が彫刻ではいかんなく発揮されている。 また、キリスト教の世界観にも、記述上、さらに肉薄する必要があったのではないか。 以上、批判的に書いてしまったが、システィナ礼拝堂壁画の入門書としては、よくできているので、付記しておく。

Posted byブクログ