英語力がぐんぐん伸びる!コミュニケーション・タイム の商品レビュー
中学校1~3年の間に、ある特定の文法事項に縛られずに英語を使わせるための帯活動例。活動のポイントや留意事項、実際に使われたワークシート例が13紹介されている。 まず中1~中3のどの時期にどのような活動を仕組むかという筆者の実践例が紹介してあり、おそらく中学校の先生にとってはこ...
中学校1~3年の間に、ある特定の文法事項に縛られずに英語を使わせるための帯活動例。活動のポイントや留意事項、実際に使われたワークシート例が13紹介されている。 まず中1~中3のどの時期にどのような活動を仕組むかという筆者の実践例が紹介してあり、おそらく中学校の先生にとってはこれだけでも役に立つと思う。特に、What am I?という活動の説明のところ(p.84)で、この活動に至るまでに、どのような段階を踏んでここまでの活動を組み立てていくかということが載っており、ここも参考になると思う。 実は、おれは高校の英語表現Ⅰの中でこれらの活動をするのを考えている。Lesson 1,2あたりは「教師から生徒へのQ&A」、「自己紹介スピーチ」、「生徒動詞のQ&A」で仕組んでいこうかな、と。関係詞のところでExplanation GameをALTとやるのが面白そうかな、とか。年間を通してOne Minute Chatをやるのがいいかな、とか。ただ生徒が中学生っぽい、と思ってしまいそうでちょっといやだけど、生徒の英語力や教科書のレベルを考えると…、と思ってしまう。こういう本を読むといつも高校用のこういう活動例を色々紹介した本も、もっと出てほしいと思う。(この本の感想ではないけど) 「年に1回、3分間のスピーチをさせるより、年に3回、1分間のスピーチをさせる方がはるかに有効」(p.40)という部分は納得。(14/03/30)
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