「戦略PR」の仕掛け方 の商品レビュー

玉木剛【著】

2013/09/18

戦略的にPRするにはどうすればいいか?を書いている本です。
会社で広報活動をしている人はもちろんですが、自営業等でPRの方法について検討をする必要がある人などはとても参考になると思います。
ただ、出版年が2009年と若干古いので、その当たりをどう見るか?はこの本の選び手次第だと思います。

2012/12/28

戦略PRとは？

→現代はプッシュからプルの時代にかわり、消費者の購買行動が変わったことにより広告が効きにくくなっている
バランスのよいコミュニケーション、つまり認知×信頼×集客が重要
戦略PRのキモは、
1.商品、サービスをトレンドに乗せて広める
2.商品、サービスの情緒価値を広める
3.商品、サービスが解決できる問題を広める、イシューブランディング
4.見えないサービスを見える化する

2011/08/17

具体的にPR方法を紹介しているので、参考になった。
心に残った一文は「広告は『バイ･ミー(私を買って)』」であり、PRは『ラブ･ミー(私を愛して)』だということ。」

2010/07/04

【書評100620】『「戦略PR」の仕掛け方』玉木剛

●フレーズ

広告が効かなくなったのは、要するにプッシュではなくプルの時代に入りつつあったからなのに、さらにプッシュを三倍にも、五倍にも、一〇倍にもしろということですから←90年代半ばからクライアントからの広告表現に対する要望が増えたことを受けてp.21

多くの人たちが暗黙のうちに共有している情報や集合意識を、さまざまなメディア露出などを通して戦略的につくり出していく。その世論の流れに乗って、商品やサービスの売り上げにつなげる――こうした一連の戦略シナリオを設計し、さまざまなチャネルで実行するのが「戦略PR」だ。p.56

やがて成熟期を迎えると、もはや市場は満杯になっており、商品・サービスの機能価値を訴求するPRで話題性を喚起するのは難しくなってくる。そこで商品の情緒価値を中心に据えた新たなPRコンセプトや話題性の高いイベントを企画するなどで、新たなニーズを喚起するのだ。p.61

こうしたなかで、言ってみれば老舗である自社の商品に戻ってきてもらうためには、大声をあげてもダメなのである。そこで、今流れている再春館製薬所のテレビCMでは、過去の失敗やクレームなどを隠さず見せるという手法をとり、企業の理念や姿勢を語ることに終始している。大声で宣伝する広告から、消費者の共感や信頼感に訴える広告へとシフトしているのがよくわかる。戦略PRの効果をより高いものにするために、あなたも、自社の商品のライフサイクルに敏感になってほしい。p.62

今必要なのは、ある情報を流したときに、まず消費者が注目して興味を持ってくれる「土台となる関心」のようなものをつくり出すこと。p.66

●書評
宣伝会議の6/15号で宣伝部長が語る広告戦略という特集が組まれていて、その中で少なくない人数の人が注目する広告として「戦略PR」をあげていたので購入

要はいわゆる「マス広告の崩壊」の文脈の中で、そもそも消費者が注目してくれん！→じゃあ注目してくれるような土台作りからしようぜ！それもテレビCMみたいな旧来型の4マスだけでなく、SMやPRなんかも含めてね！
というもの。
本書ではその流れが事例やインタビューを交えてしっかり語られており説得力あり。
一方で成功事例や実際の戦略がなかなか見えてこないのは、まだまだ発展途上な分野だからなのだろう

今後に期待……つーか自分で考えなきゃいけない問題か、これは

2010/05/06

チャネル別の話、自社メディア展開の話がためになった。

徹底・一貫性・相手の立場

21冊目。

2010/05/04

なぜマス広告は効かなくなったのか。
では、これからの広告はどうしたらいいのか。
ＰＲ戦略のノウハウが書かれています。

2010/03/29

2010年03月　03/17

マス広告への興味が減ったいま、web、マスコミを効果的に結びつける手法が必要である。WEBによる口コミ、それをさらに促すマスコミ、その流れの元となるきっかけ作りのの手法としてPRは大変有効である。
マスコミで働く人間の環境を考慮し、適切なパッケージ化を行って、手元に届ける、この考え方はPR以外の様々な場面でも応用が効くであろう。

2009/10/14

■目次

第1章 なぜ、マス広告は効かなくなったのか?(「CMの帝王」に聞く、広告業界の激震
動かない消費者、効かない広告―その原因は?
マス広告一辺倒の終焉が「あなた」の問題である理由)
第2章 「戦略PR」の時代(広告中心からPR中心へ、マーケティング戦略をシフトせよ
PRと広告、SPをトータルにデザインする
世の中を動かすメッセージを生み出すには?
ターゲットを動かし、世論を動かす四つの戦略PR法)
第3章 チャネル別・PR手法成功の秘訣(対マスコミPR・アプローチの極意
新聞、雑誌、テレビ…媒体別アプローチの秘訣
ますます重要性が高まる対ウェブPRのアプローチ)
第4章 「書籍」を用いたPR手法(成長企業は本でつくる時代に
知っておくべき出版マーケットの仕組み
通る企画、売れる企画はこう立てる)
第5章 PRの発想で自社メディアを展開する(「戦略PR×自社メディア」で売上につなげる
ネット環境を見直して「売上」と「SEO効果」を手に入れる
PRの発想で、自社メディアを大メディアに変身させる)

■レビュー

・

2009/10/04

　広告から戦略PRという世界に私を導いてくれた本。
　実務的な内容が結構含まれていて今でも実際に自分がPRに挑戦してみたくなる本だった。
　著者はコミュニケーション・デザインという会社の社長さん。

　手軽に戦略PRの世界を知りたい、どうやれば良いか分からないと思っている方にお勧め。