僕がワイナリーをつくった理由 の商品レビュー
新潟にある、日本で本物のワインを作って提供してくれているカーブドッチのお話。創業者の落さんは、今は、北海道の地でワイナリーづくりに取り組んでいるようだが、その落さんが作り上げたワイナリー、非常に興味ある。食用ぶどうの残りもので作られたワインでない、本物のワインを飲んでみたい。日本...
新潟にある、日本で本物のワインを作って提供してくれているカーブドッチのお話。創業者の落さんは、今は、北海道の地でワイナリーづくりに取り組んでいるようだが、その落さんが作り上げたワイナリー、非常に興味ある。食用ぶどうの残りもので作られたワインでない、本物のワインを飲んでみたい。日本でシャルドネとかピノノワールを使ったワインがないのは、気候のせいだと思っていたが、全くの思い込みだった。日本でも、欧州のワイン専用品種の栽培はできるじゃないか。思い込みというのは、改めて恐ろしいものだと思った。 ベンチャーの起業プロセスの参考ともなる話満載で、出資、投資的な観点での経営面の話も興味深かった。
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新潟県巻町のワイナリー、ぜひ訪れてみたいと思った。素晴らしいのは、『こういうワイナリーを実現させる』と明快に定め、妥協せずにひとつひとつ作り上げてきたこと。本当に感動を生む仕事とは、理想を現実にするだけの確信なのだと、伝わった。
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2016.01.23読了 カーブドッチが出来るまでの歩み、落さんの考え、主義が語られている。 個人的には非常に共感できる部分が多く、この本を読んで早速カーブドッチヴィネスパに予約を入れた。訪問は約4ヶ月先だが、今から非常に楽しみ。 新潟の角田浜一帯がフランスのボルドーの地形と似て...
2016.01.23読了 カーブドッチが出来るまでの歩み、落さんの考え、主義が語られている。 個人的には非常に共感できる部分が多く、この本を読んで早速カーブドッチヴィネスパに予約を入れた。訪問は約4ヶ月先だが、今から非常に楽しみ。 新潟の角田浜一帯がフランスのボルドーの地形と似ていることには驚いた。
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若くしてドイツの醸造学校に留学した著者ならではのワイン造りの哲学が素敵。 ワイナリーにも訪れてみたい。
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ずいぶん以前に気になって買った本が本棚の片隅にあった。夏休みのゆったりとした午後に読むのに最適、と読み始めた。 著者はワイン不毛の地と思われた新潟にワイナリーだけでなく、食に関する大人のレジャーともいれる場を作った。 ドイツに留学して学んだ事はワイン専用のぶどうでつくらなければ本...
ずいぶん以前に気になって買った本が本棚の片隅にあった。夏休みのゆったりとした午後に読むのに最適、と読み始めた。 著者はワイン不毛の地と思われた新潟にワイナリーだけでなく、食に関する大人のレジャーともいれる場を作った。 ドイツに留学して学んだ事はワイン専用のぶどうでつくらなければ本物のワインではない、ということ。ワイン用に品種改良されたぶどうは甘みが強く果実が小さく実が少ない(ジュースが多い)。 そして多くを作らない事。自分が見られる範囲だけで、限られた品種でワインを作る。 ワイナリーを立ち上げた当初の資金は200万円。「ワイン作りは農業だ」と言い切る著者。少ない資金で畑を開墾し、ワイン用のぶどうを植えたがこれが売り上げを生むのは2年以上先のこと。 人柄と熱意で地道にプロモーションして資金を集め、ブドウの木のオーナーとなる小さな出資者をたくさん集めた。 そしてレストランや宿泊施設を開き、大人がゆったりとくつろげる場を作って広げた。収益が増えても年間7万本以上は作らないポリシー。 ベンチャーの成功物語そのものだ。 こんなストーリーを読むとサラリーマンで良いのか自問自答しながら元気が湧いて来る。
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出張帰りの新幹線で読了(15/100) 相当な苦労があったんだろうなあ。「やりたい事」を追い求め続けるって素敵だ。 新潟のワイナリーいつかいってみたい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新潟在住です。 たまたま、テレビで「カーブドッチ」の番組を見ました。 ネットで検索して、経営者の落さんが本を出していることを知りました。 「カーブドッチ」は名前を聞いたことがあり、目の前を通ったこともあるのですが、ワインを飲まないのであまり興味がありませんでした。 テレビで見て、その景観の美しさに驚きました。 新潟にこんな素敵な場所があったなんて! この本には、日本の国産ワインの現状や新潟の地でワイナリーをつくることになった理由などが書かれています。 また、写真も多く、眺めているだけで楽しいです。 いつか、行ってみたい!
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そのワイナリーで購入。立地、ポリシーに深く賛同。マニュアルのような挨拶は要りません。やるべきことをやるためにそこにいる。
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ワイナリーを経営するということを立ち上げから書いた本。だが、ビジネス書にくくるほど経営のノウハウに特化しているわけでもなく、ワイン本というほどワインのウンチクにこだわっているわけでもない。筆者(ワイナリー経営者)の持つ「地元密着」や「ファンづくり」という思想が語られている本という...
ワイナリーを経営するということを立ち上げから書いた本。だが、ビジネス書にくくるほど経営のノウハウに特化しているわけでもなく、ワイン本というほどワインのウンチクにこだわっているわけでもない。筆者(ワイナリー経営者)の持つ「地元密着」や「ファンづくり」という思想が語られている本というと最も近い。 若者がワイナリーづくりを夢見て、留学し、帰国してまた修行し、経営パートナーと出会い、ワイナリーをつくる。ワイナリーはいくつかの課題を抱えながらも拡大していく。後半、軌道に乗ってからはパン工房、チーズ工房、コンサートホールができていくのが「シムワイナリー」のようだ。 おおらかで楽しげだが、強いワイナリーのヴィジョンを持つしなやかな経営者の著書である。実際に日本でワイナリーを立ち上げたいと考える者にとっては非常に勉強になる1冊だろう。
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「ワイン界のpatagonia」ー 読み終わってそんなイメージを持ちました。 本当に良いと思ったものを 自分の目が届く範囲でじっくりと作り上げる。 大量生産時代に相反する理念が素晴らしい。 ワインにかける情熱と夢。 ワイン作りの現実。 筆者の昔も今も変わらず一貫したワイン作...
「ワイン界のpatagonia」ー 読み終わってそんなイメージを持ちました。 本当に良いと思ったものを 自分の目が届く範囲でじっくりと作り上げる。 大量生産時代に相反する理念が素晴らしい。 ワインにかける情熱と夢。 ワイン作りの現実。 筆者の昔も今も変わらず一貫したワイン作りの哲学と 現状と未来をしっかり見つめ計画立ててきたことが この本で十分に語られています。 自身の夢を実現させながら 地域や次の世代を大切に育てるという意識。 ここまで深く本気で考えてくれる先輩はそういません。 「大量生産の虚実」「地域活性」「人生計画」。 ただのワイナリーの本じゃない。 10代でこの本に出会いたかった。
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